2011 年 2 月 26 日

聖剣が発動する理由




1ヶ月近くにわたって続けてきたiOS版「聖剣伝説2」プレイ日記も今日で最終回です。

こんにちは、montaです。



迷路のように入り組んだマナの要塞を攻略中。
……と言っても正解ルートは体が覚えているのですが。
ストーンセイバーを使うマスターニンジャにさえ気をつければ大丈夫です。



ボス1:バンパイアロード
変質者そのもの。



ボス2:ウィスポスライム
こいつはダメージを与えるとどんどん巨大化していき、最終的には画面全てがスライムの体内になり身動きが取れなくなります。




ボス3:ダークリッチ
宿敵タナトスの真の姿。BGMは「呪術師」
SFCの64KBしかないPCM音源で、インドネシアの民族音楽「ケチャ」を再現した衝撃的な曲です。ダークリッチの禍々しさと相まって昔はトラウマでした。
なお、ケチャについて詳しく知りたい方は、毎年7月下旬~8月上旬に新宿三井ビルにて芸能山城組が無料で公演しているので行ってみることをオススメします☆ (montaは2006年に行きました)



ダークリッチを倒したことで聖剣を発動させる魔法「マナ」の封印が解かれました。



……。
BGMは「そのひとつは希望」
動きまわるベースラインとサビで響く鐘の音が、主人公達の決意を強く感じさせます。



ラスボス:神獣
マナを使って聖剣を発動させればクリティカルで999ダメージ与えられるので、まず負けることはないでしょう。ほぼイベントバトルです。
BGMは人気の高い「子午線の祀り」(しごせんのまつり)
聖剣2の曲名には全て元ネタがあるのですが、この「子午線の祀り」の由来は以前ニコ生の「おとや」第3回で菊田氏本人が語っていました。
なんでも、子午線の祀りは木下順二氏の戯曲のタイトルで内容は平家と源氏の戦いを描いたもの。
天下を分ける合戦のイメージがラスボス戦に相応しかったので同名のタイトルを名付けたとか。
……普通そんなの思いつきませんて。
これを聞いていた他のゲーム音楽家の皆さんも、菊田氏のあまりの教養の高さに脱帽していましたよ。(実際、菊田氏は様々な分野に造詣が深い。それこそ仕事で作曲以外のことを手がけるぐらい)




エンディング。共に戦った友の姿はそこにはなく――。
スタッフロールの名前はこのiOS版に関わった方々に変更されています。



The End
聖剣シリーズのEDはいつも寂しい余韻が残ります。

なお、残念ながらオリジナル版と同様にクリア後のオマケ要素はありません。
最強の武器防具を手に入れても使い道がないのも同様。

クリアまでに要した時間は17時間26分。
ランディのレベルは75でした。
懐かしさのあまり色々と寄り道をしたり、グリフォンハンドを狩ったりしてこの時間。
普通にやればもっと短い時間でクリアできるはずなので、まだ聖剣2をプレイしたことがない方は(物語の結末を知っていても)この機会にぜひプレイしてみてください。




リンクスからアンテッ子ちゃんカレンダー届いたー(゚∀゚)!!
昨年末にEA-650を買ったので、『アンテッ子ちゃんアンテッ君ミニカレンダー配布キャンペーン』に応募しておいたのです。

キャンペーン開催期間中に、Antec製品のPCケース、もしくは電源ユニットを購入された方に、アンテッ子ちゃんとアンテッ君のイラストが入った限定ミニカレンダーを抽選で500名様にプレゼントします。
キャンペーン開催期間、及び応募受付期間は、2010年12月17日(金)~2011年1月31日(月)です。
まぁ500名じゃかなりの確率で当たるでしょうね。
この期間中にantec製品を買って、かつ、このキャンペーンを知っていたユーザーはそう多くないでしょうから。montaもたまたまたツクモの店頭でチラシが目に入らなければ知りませんでしたし。




これはアキバで200円で売っていたWiMAXのアダプタ。(WMX-U02)
ダイワボウが提供するWiMAXサービス専用端末らしいです。(インフラはUQ WiMAXそのもの)
もっとも、さいたまの片田舎ではそんな先端テクノロジとは全く無縁なのですがね……(‘A`)
じゃぁ何で買ったって? それは安いからに決まっておろう!
USBの穴を塞げれば何でもイインダヨ!!
Filed under: 日記 — monta @ 23:59

2010 年 11 月 4 日

インクの価格 > プリンタの価格


いつまでも重苦しい日記をトップにしておくのもアレなので。



amazonで3699円だったPIXUS iP2700が届いたお!
プリンタなんて買ったの8年ぶりですよw



安いだけあって機能はインクジェット印刷しかないのですが、その分コンパクト。
どことなくNINTENDO64を彷彿とさせるボディです。


安さに釣られて買ってしまったももの、プリンタなんてなくても特に困りませんよね?
セブンイレブンが近くにあるならネットプリントを使いますし、
文字情報だけならケータイに転送すればいいですし、
学生時代のレポートはそれこそ学内のプリンタ(プロッタ)で湯水のように印刷すればいいですし、
ポスターサイズの出力はKinko’sを借りればいいわけです。

実際、「絶対に家庭内にプリンタがなくてはダメ」という局面って年賀状ぐらいじゃないでしょうか?
面倒くさがり屋なmontaは小学生以降年賀状を書かない人なので、その局面すら訪れなかったのですが、昨年会社の人から年賀状が届いてしまったのですよ……。それも複数人から。
「なんでウチの住所を知ってるの?」とギョッとしたら社内ページに全社員の住所が載ってました……(‘A`)
ちっ、余計なマネをしてくれましたね……!

で、昨年年賀状が来た人には元旦に届くようにするかどうかを思案してこの安プリンタを暫定的に導入したのです。
でも未だに、
「血液よりも高いインクを使ってまで年賀状のためだけにインクカートリッジを開封するのはエコに反するのではないか?」と自分に都合の良い言い訳を考えたりもしています。
※プリンタのインクは凄い勢いで劣化していく。
年賀状の季節だけプリンタ(インク付き)を1日500円でお手軽にレンタルできるサービスでもあればいいのですが。

そもそも純正インクよりも安い機種(※純正インクが付属)があるということ自体、健全な市場とは言えませんよね。
インクを買うより古いプリンタを捨てて新しいプリンタを買ったほうが安いって、さすが経団連会長を輩出した企業はスケールが違います。
プリンタは使い捨ての時代へ。

このサイトは手書きはカンベンなmontaがお送りしております。
Filed under: 日記 — monta @ 01:34

2010 年 11 月 1 日

404 infoseek Not Found.


以下の文章には特定人物への一方的な糾弾や、筆者の感情表現の乱れが含まれております。

私の嫌いな数字は404です。
ネット上で検索してやっと目当ての情報を扱っているサイトに辿り着いたと思ったら「404」。
辛うじて残っているgoogleキャッシュを頼りに、ページに記された情報をサルベージしていくとその内容の濃さから管理人の姿を知りたくなるものです。
しかしそのキャッシュ内には管理人の素性を知る手がかりがない――これほど哀しくなることはありません。
「もっと早くこのサイトを知っておけば良かった!!」そう思ったことは数知れず。皆さんもこんな経験ありませんか?



本日2010年11月01日AM2:00をもって、ネット上から数10万~100万の個人ホームページ(Webサイト)が消滅しました。(以降、区別の意味で個人Webサイトを「ホームページ」と呼びます)

その名は『infoseek(iswebライト)』
8月に「さよならisweb」という日記を書きましたが、とうとうX-dayがやってきたのです。
数々のホームページが消えていく光景に午前2時だというのに号泣しました。

私がインターネットを始めたのが1999年の夏です。
Celeron366MHz、メモリ64MB、HDD6GBのバリュースターNXにISDNのTAをシリアルポートで接続していました。
あれからもう10年以上が経ちます。
今よりも遙かに多感な時期をinfoseek、Yahoo!ジオシティーズその他と共に過ごして来たため、若干バイアスがかかっていることを予めご了承ください。


infoseekのiswebとは無料ホームページサービスでして、個人に50MBの領域が提供され、かつ、CGIが使えたとあって一時代を築きました。
現在の運営会社は『楽天』ですが、そもそもインフォシークはTripod、Lycos、freeweb、HOOPS!を吸収して成長していったサービスで、最古参のユーザはネット黎明期にまで遡ります。
総会員数は約200万人。(サイト更新を始めたものの3日坊主で終了というアカウントも含む)

かつては特定の企業や研究機関、一部のマニアだけのものであった「ホームページ」が、90年代後半のWindowsブーム、アナログモデムの普及、ブラウザの進化により個人で作れるノウハウが整い、2000年代初頭には爆発的に普及しました。
それはさながら江戸時代に花開いた町人文化のようでした。


プログラマでも何でもない全くの一般人が、
ソーテックの10万円PCを買ってしまったお父さんが、
ドリームキャストに夢を託した子供達が、
わざわざHTMLの文法を覚えてまで、
拙いフレーム&テーブルレイアウトを駆使してまで、
ホームページビルダーの吐き出すHTMLの汚さに我慢してまで、
ネスケとIEで表示を確認してまで、
色気のために点滅するGIF画像を貼り付けてまで、
マーキーでテキストをスクロールさせてまで、
マウスカーソルを変なアイコンが追ってきてまで、
GS音源もしくはXG音源なMIDIを鳴らしてまで、
工事中ページを作ってまで、
無駄に隠しページを作ってまで、
ゲストブックや100の質問を用意してまで、
キリ番報告を義務づけてまで
Sorry,Japanese Onlyしてまで、
フォントサイズや色、行間に凝ってまで、
少しでも笑ってもらえるよう道化を演じてまで、
ReadMe!のランキングに一喜一憂してまで、
メールボックスをパンクさせてまで、
リンクバナーを複数サイズ用意してまで、
相互リンクを強調してまで、
「無断リンク禁止です!」と宣言してまで、
WebRingに登録してまで、
偽春菜をしゃべらせてまで、
IRCをアッオー!アッオー!させてまで、
Flashのローディング画面を飽きさせないよう工夫してまで、
更新履歴を几帳面に書いてまで、
寝る間を惜しんでテレホタイムで更新してまで、

「みんなに伝えたかったこと」
が、インフォシークをはじめ、個人ほめぱげにはあったわけです。
(wordpressで書いている私が言っても説得力がないですが)、今のお手軽blogが悪いとは言いませんが、明らかに昔の方が「1ページ単位の情報量」があったのは確かです。
monta@siteを見ている方の年齢層は不明ですが、例えば、
「攻略 site:hp.infoseek.co.jp」 – Google 検索 でヒットした28,600件のサイトの情報価値が判りますか?

「気が遠くなるほどの時間を費やし、データベースを構築する」
ゲーム分野に限らず個人研究レベルを超えたサイトが多すぎました。
他にもアスキーアートや双葉関連の保管庫だって当時の流行・風潮を象徴するものです。
自作関連では「VideoChips」さんにはビデオカードが「ウインドウアクセラレータ」と呼ばれていた時代からの品評が載っており、私が自作を始めるまでの歴史(VGA戦国時代)を垣間見ることができました。
「GMCL Game Music Composer List」さんにはスタッフロールに出ない作曲者の情報、サントラのトラックリストまで網羅されていました。

これらのホームページ達はもはや無形文化財と言っても差し支えなく、一企業の損得で削除して良いものではないのです。
中には新サーバーに移転していただけたサイト様もありますが、その多くは更新停止のまま三木谷氏の一存により「なかったこと」にされました。
もしかしたら既に管理人は故人になられている場合もあるわけです。そんな管理人の「生きた証」であったホームページも「なかったこと」にされました。

奇しくも先日、米Geocitiesを保存するプロジェクトが発表されています。

Geocitiesの全Webサイトを収めた900ギガバイトのトレントができる


“Webサイトやホスティングサービスは、一時的な流行で終わってよいものではない。
それは、都市や森が一時的な流行ではないのと同じである。それらは、数え切れないほど長時間の、執筆や編集、思考、そして創造を表している。
それらはその時代を表現し、今ではずっと年老いている人たちや、すでに逝ってしまった方々の思想と夢を表している。
歴史が、そこにある。そこには、本物の、嘘偽りのない、真の歴史がある”。
これを読んで米Archive Teamの思想の崇高さと、方や、弱小小売りには高額な所場代を要求し、下品なレイアウトの商品紹介ページを陳列し、使いにくい商品検索システムを構築し、イーバンクの手数料は改悪し、ユーザーには大量のスパムメールを送りつける株式会社三木谷商店とのギャップに泣きそうになりました。

仮にも現代日本のネット企業の雄(※実態は英語を喋るただの小売り業ですが)、球団を持つような会社が損得勘定のみでやって良いことではないです。
これは町人文化の破壊そのものであり現代の焚書行為です。
CSR(企業の社会的責任)という概念がありますが、楽天が真に果たすべき責務はペットボトルキャップを集めることではなく、これら集合知の無形文化財を未来に語り継ぐことではなかったのでしょうか?

infoseek上のホームページをアーカイブする作業が有志によって草の根レベルで行われていますが、有名どころのホームページはアーカイブされても、皆に忘れられた小さな個人サイトはもう二度と見ることができません。(そんな小さな個人サイトにも誰かにとって有益な情報が必ずある)

また、アーカイブされたと言っても圧縮ファイルとして残るだけで検索エンジン上から消えることに代わりありません。
個人サイトは例え管理人が亡くなっても死ぬことはありません。しかし、検索エンジンに引っかからないことは死を意味します。

願わくは、今からでもiswebライトサービスの継続を望みます。
末筆ながらこれが私が今思っていることの全てです。以上。
Filed under: 日記 — monta @ 23:59

2010 年 10 月 24 日

iPod touch 64GB という選択 – Ver.2010 –




こんにちは、montaです。touchです。


今から丁度1年前に「iPod touch 64GB という選択」という日記を書いていましたが、どんな因果か今年もまた同じ内容の日記を書いています。

ここ数週間は格安で契約したIS01、IS02をしばらく使っていたのですが、やっぱりtouchの代わりは務まらなかったんですよ。
IS01は軽快で実に良い端末ですが、片手で扱えないのが不便でして。monta的に電車内で使いづらいのは致命的なのです。

IS02は片手で使えるものの、「遅い、タッチパネルの感度が悪い、WMのUIがダサイ、フォントが汚い、新しいソフトが出ない(過去の資産はとてつもなく豊富ですよ)」という5重苦に限界を感じまして。

結局やっぱり現状ではジョブズの箱庭に収まるのが便利なのかなぁと。
通話機能のない(キャリアと契約する必要のない)Galaxy Sのような端末が安く出れば冒険するのですが、出そうにないので新型iPod touchでお茶を濁すことにしました。

え?去年のtouchでガマンしていれば良いって?
その発想は先月ぐらいまであったのですが、高解像度な最近の端末を使ってしまった後では旧touchの480×320という解像度は今のボクにはあまりにも狭すぎる――。

というわけで旧touch64GBは値が付くウチに売却し、こんにちは新touchとなりました。


左が第4世代 touch(MC547J/A)、右が第3世代(Late2009) touch(MC011J/A)の箱。
世代が新しくなるたびにコンパクトになるパッケージ。5Gではもっと密着していそう。



相変わらずの鏡面仕様。背中の丸みはなくなりました。
裸のまま使う勇気はmontaにはないのでプロテクターを装着します。



今回選んだのはエレコムのAVA-T10PC
選んだ理由はハードタイプ(※ラバー製はイヤ)で安かったのと、ストラップホールがあったから。



付属の吸盤はスタンドとして使うためにあるようです。どうやら乳首に付けて遊ぶために備わっているわけではないようです。



ストラップホール。
iPhoneもそうですが、なんで大半のスマートフォンってストラップホールを付けないんでしょうね?
(IS01、IS02にもない)
これは命綱をなくすことで、過失で落下破損させ、買い換えを促進させようとしているとしか思えませんw



ストラップが付いたのでこれで安心です(´∀` )



スタイリッシュな新touchのボディがダサくなってしまったことは否めません。
AVA-T10には他にクリアピンクとブルーもあったのでそちらにしてみるべきだったか……。

スペック的には劣化iPhone4ですが、液晶(※TNだけど…)の解像度だけは960×640と立派なものです。


青空文庫のフォントだってこの繊細さ。このサイズで実用になるのですから素晴らしいです。(以前は潰れていた)


他に買ったもの。



バッファローの11n対応 無線LANルーター「WZR-AGL300NH」
じゃんぱらで中古3000円(本体+ACアダプタのみ)だったので買ってみました。
何気にLAN側はギガビット対応。



今までは1480円で買ったコレガのルータとギガビットスイッチングHUBの組み合わせでしたが、AGL300NHを導入したことで1つにまとまりました。



戦艦の砲台のように並んでいる3つのアンテナ(*´д`*)ハァハァ
これで家の隅々まで電波が届くようにになりました(田舎の家屋は横に広いのだ)



まばゆく高輝度LED(*´д)ハァ(*´д`;)ハァ(д`;)
ちょっと明るすぎるかも知れませんねw

そういえばiPhone4も新touchも無線は11nに対応しているらしいでのすが、どうすれば意図して11nで繋げることができるのか判らないです。
本体からは現在どの方式で繋がっているのか確認できないのも不便。(この辺りのシステムが隠匿された構造はiOSの不便なところ)




ソフマップで300円だったWebカメラ「BSW3K03H」



当然UVC(USBビデオクラス)対応です。
以前にもUVC対応の130万画素Webカメラを買っていましたが、やっぱりUVCは便利なんですよ。
XP(SP2)以降のOSなら32bit版だろうと64bit版だろうとサーバーだろうと関係なしにUSBで接続すれば即キャプチャできるようになるというのは快適です。

割と仕事で突発的に「著作権的に問題のない動画サンプル」が急遽必要になることがあるので、こういったWebカメラがあればすぐに動画ファイルが生成できて、結果、社内の評価も上がり、アクセス数も伸び、身長も伸び、彼女もでき、彼女の妹からはお兄ちゃんと呼ばれ、一躍リア充の仲間入りができるというサクセスストーリーの幕が開けるのです(゚∀゚)

ではでは。
Filed under: Audio & Visual,PC,日記 — monta @ 20:22