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「VOICES music from FINAL FANTASY」 レポート




2006/02/18 [ Sat ]

ということで行ってきます。
FFコンサートもこれで3回目です。2002年、2004年、2006年と2年間隔でやるのが定番になる模様。
ちなみにチケットの一般販売は30分以内だか、15分以内だかで売り切れたそうです。俺はファンクラブ会員なので先行で優先的にゲット(゚∀゚)
2002年は有楽町の国際フォーラム、2004年は渋谷のオーチャードホール、そして今回はパシフィコ横浜が会場です。
俺にはこんなイベントでもないとまるで縁がない場所ですよ。いつかは行ってみたいと思ってた場所ばかりなんで行くキッカケができて嬉しかったり。

以下、自分用メモも兼用
パシフィコ横浜まではウチの最寄りの駅から片道1時間半ぐらいかかります。
で、コンサートは16時開場で18時開演なんで、2時半ぐらいに出発しましたよ。
2ch見てると、10時に着いた人によると(張り切りすぎw)、窓からPS2が見えてるとか、12のポップがあるそうです。
これはつまり「12の試遊台がある」と見て間違いないでしょう。この時期に販促しないなら企業として逆に心配になりますよ。どんだけ広報戦略がクソないんだよ?と。

で、まぁ無事に桜木町駅に着いてランドマークタワー周辺のなんたらプラザとクイーンなんたらを通り過ぎたら見えましたよ「パシフィコ横浜」
この時点でだいたい4時15分ぐらいだったのですが、入場口には既に行列が!

なんで俺含む、みなさんがこんなに早く来るかというと、物販目当てなわけです。
毎回パンフレットが一番人気で開演前には売り切れたりします。
今回売っていたのはパンフ、オリジナルTシャツ、今まで発売したサントラ及びアレンジ盤。
CDは2枚以上買うと、「SQUARE ENIX MUSIC SAMPLE CD」ってのが貰えるのですが、今さら何を買えと?ここに来るようなコアなファンならほぼ全てコンプしてるってのw
敢えて欲しいものと言えば、FF6の8cmシングル版「近づく予感」(旧スクのスタッフの歌声が入ってるw)だったり。もちろん絶版ですので売ってません。
でもまぁ、その「SQUARE ENIX MUSIC SAMPLE CD」に入ってる曲は過去の名盤から選りすぐったものなので、そのサントラですら持ってる俺には意味がなかったり。
ただ、ボーナストラックで収録されている、ウダツ田中さんの「ウダツあがらないブルース(植松さん作曲)」が聴きたかったり…
べ、別にに欲しいわけじゃないんだからね!勘違いしないでよ!そんなに簡単に財布を開けないんだからね!(壊)
とりあえずパンフレットを2冊かって(1冊2500円)、奥へ進んでみる。
なんかまた並んでるなぁと思ったら、来月発売のサントリー「ポーション」の試飲でした。

↑な感じにショーケースに全種類並んでいたり。
色は水色で(所謂ブルーハワイ色w)、風味は注意しないと気付かないぐらいのハーブの香り、後味はリポDに近い感じでした。
で、辺りを見回しますと12の「ジャッジマスター」の(たぶん)等身大の甲冑が鎮座されているではありませんか。

威圧感たっぷりなわけで、誰が言ったわけでもないのに少し遠巻きにみなさん見ていますw

一番奥には12の試遊台が10台?以上ありまして10分だか、20分で全て交代となっています。
俺がやったのはダルマスカ砂漠でウロウロするやつ。後から聞いた話によると昨年夏のスクエニパーティーと同じものだったそうです。
戦闘が難しいような気がします。周りの二人はゲームオーバーになってます('A`)
例えクソゲーでも松野作品信者の俺は予約買いですがね。監督じゃなくて監修?だから何?僕にその手を汚せと言うのか?(違)
12が終わって、開演までまだ一時間弱あるんで、とりあえずポーションを4回ほど試飲しときました。ハイポーション並の効果が期待できそうです。

少しウロウロしていると、偉い人っぽい方達が名刺交換してるじゃないですか。
チラッと横を通り過ぎたら、「橋本真司」の名前が。すぐに脳内googleにアクセスしてみたら確か旧スクのかなり偉い人だった気が。
一応、スタッフロールは全て見る、かつ、重要人物は覚えちゃうよ派なんでこんな豆知識クラスのことでさえ、とっさに出てくる自分が大好きです。

また物販コーナーに戻ると、植松さん本人がTシャツを売ってるではありませんか!
人だかりが凄くて遠巻きにしか見られなかったのが残念でしたが。あ、後方はガラ空きだったので後ろ姿は良く見られましたよ(゚∀゚)

17:30分なので、そろそろホールに入りましょう。
俺の席は1階の中央より、やや右の位置でして音響を考えると、どうなんだろ?な席でしたがね。
ちなみに今回は2002年の国際フォーラムと同じようにデカイホールなので純粋に生音ではなく、その生音をマイクで拾ってスピーカーで流すスタイルです。
マイクで拾ってスピーカーで流す以上、どうしても劣化は避けられませんが、まぁこれはホールの規模を考えれば仕方のないことです。

18時までトイレに行ったり、パンフを見たりして暇つぶし。
左隣が、中年の女性の方でして、「ここまでFFは間口が広いんだなぁ」と改めて思ったり。
左後ろ後方に話している内容から腐女子のグループが居たり。あ、俺は腐女子だって歓迎しますよ。若干投機の対象が違うだけで、基本的には同じ生き物ですからw FF音楽を愛する気持ちに違いはありませんしね。

そんなこんなで18時です。
開演です。
さて、誰が出てくるかなぁと思ったら出ました('A`) 「ウダツ田中」さんです。後は初見の女性の方(マジで知らん)
この2人が前座の司会なわけです。
どうやら前座は12のプロモーションのようです。時期が時期だけにね。ここで宣伝しなかったら企業としてバカですよ。
メインキャラの声優さんのお出ましです。
この時、俺の脳裏には「俺の平田広明さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」とよぎったんですが、ステージを見ても姿がありません。

(゚∀゚) → (´・ω・`)

ちなみに平田さんはバルフレア役でして、主な代表作はERのジョン・カーター、ワンピースのサンジ、ゼノサーガのアレン君、WXIII 機動警察パトレイバーの主人公の人など。最遊記?沙悟浄?俺は見てないですよ。

平田さんは置いておくとして主演陣のお出ましです。
ヴァン役の武田航平さん。
パンネロ役の三国由菜さん。
アーシェ役の園崎未恵さん。
フラン役の深見梨加さん。
バッシュ役の小山力也さん。
の5人がステージに。
すみません、この中で知ってるのは小山力也さん(ex:攻殻2ndのクゼ、ノエインのクイナ)と深見梨加(ex:主に洋画吹き替え。トゥームレイダーのアンジェリーナ・ジョリーなど)だけです('A`)
あぁヴァン役の人は10におけるティーダ@森田成一さんと一緒で、今まではモーションアクターで、これが声優初挑戦なのでしたね。
聞いた感じ、はっきり言ってまだまだヘタですよ彼は。今20歳なんでこれからに期待ってことで。ティーダも今ではブリーチの主人公やってたりしますからね。

各々に一言ずつコメントを言って貰う感じで進行していきました。
小山力也さんのコメントが「(2003年から始まって)、この収録は一体いつになったら終わるのだろう?自分達は何かの陰謀に巻き込まれているのではないだろうか?」って感じでして会場の笑いを誘っていました。
「途中、何回か延期したんですよね?」 そのコメントに慌てる司会のウダツ田中さんw
12延期しすぎだよ12

最後の収録が終わったのが去年の8月だったそうです。…一体いつまでシナリオ書いてたんだよ('A`)
ゲームの音声というのはまず先にシナリオを全て完成させて、一気に録るってのが普通です。その方が金がかからないので。もちろん例外はありますがね。MGSとか。アレは予告トレーラーのためだけに明夫さんを呼ぶんですか?

ちなみに平田広明さんはスケジュールの都合で来られなかったそうです。
一通りインタビューが終わったら、司会のウダツ田中さんが「12と言えばこの人を忘れちゃいけません」

またしても、俺の脳裏では「俺の大塚明夫様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」とよぎったんですが、現れたのはサッキーこと、Ymo.H.Sこと「崎元 仁」さんでした。
いや、個人的には崎元さんの音楽もオウガ、FFT、シルバーガン等大好きなので非常に嬉しいのですが、ここは会場の空気を読んでジャッジマスター役の大塚明夫さんや、メインテーマ提供の葉加瀬さんを呼ぶべきですよ。
いや、ホントに個人的には崎元さんでも大変満足してるんですが、会場にいる人間で果たして何割が崎元さんを知っているかと言うとアレですかね。
ざっと見た感じ、女性ユーザーの方が男性より多いような気もしますし。
ちなみに崎元さんは一時期スクウェアの社員だった時期があります。

18:30に12の販促終了。

さてメインイベントの開始ですよ。
とりあえず曲目を並べて解説しますね。

ー第1部ー
・プレリュード
所謂、クリスタルの曲です。FF1、2、3、4、7で電源入れると始めにながれてくるアルペジオな曲ですね。序盤でハープの人がミスってました。しかもよりによってカメラにアップで映ってる時に。
FF4から追加された後半部分(説明しにくいね)がコーラスパートになってました。

・Liberi Fatali(VIII)
これはFF8をやったことがある人なら誰でも絶対に聴いてるはずです。
OPムービーの曲です。砂浜からリノアの居る花畑へ進んでいくやつです。「ふぃーとす、るーせっく、うぃーこす、う゛ぃのせっく」なコーラスのやつです。
ちなみにスペルは「FITHOS LUSEC WECOS VINOSEC」ここから「魔女の継承」を取り除くと「愛」が残るのは知ってる人は知ってる小ネタ。
元々がオケなのでアレンジも特になしにそのまま演奏です。
2002年の時も思いましたが、この曲は非常にオケ映えしますね。

・フィッシャーマンズ・ホライズン(VIII)
これもFF8から。タイトル通り、フィッシャーマンズ・ホライズンの曲です。
これのオケアレンジ版は「FINAL FANTASY VIII FITHOS LUSEC WECOS VINOSEC」に収録されてます。
俺はこのアレンジ版が大好きでして、今回初めて生で聴けるのが嬉しかったですね。

・祈りの歌(X)
FF10の「祈れよエボンジュ、夢見よ祈り子」な曲です。
荘厳な雰囲気なコーラスですね。

・素敵だね(X)
こちらもFF10より。これはエンディングで流れるオケverの方。
RIKKIさんが生で歌ってくれます。2002年の時は若干はずし気味でしたが今回は成功でしょう。

・ファイナルファンタジー・ドゥワップ・メドレー
モーグリーズというオッサン、オジサンのボイパグループが主にFF1、2、3からメドレーを。
初めは「なんか滑りそうな人達が出てきたなぁ。大丈夫かよ?」と思ってましたが、どうやら杞憂だったようです。
このおっさん達面白いww 言葉で説明するのは難しいですね。
「指印の選択カーソル」の音を表現してるところで会場大受けですよw
その後にポーション飲んで回復する演出でまた会場大受けw

・いつか帰るところ〜Melodies of Life(IX)
FF9から。20020220版と同じもの。
白鳥英美子さんの歌はやっぱり上手いです。

・ファイナルファンタジー
いつもは最後の最後で演奏するこの曲を第1部に持ってくるなんて意外ですね。


ー第2部ー
・プリマビスタ楽団(IX)
これも9から。今回のオーケストラの名前「プリマビスタ・フィルハーモニック・オーケストラ」の由来でもありますね。
確か9の序盤も序盤、アレクサンドリアでパレードだか劇だかをやる時にどっかでかかったような気がします。

・約束の地(VII アドベントチルドレン)
7ACから。瓦礫の神羅ビル周辺→朽ちた魔洸キャノンをぐるりと見渡すシーンで流れるコーラスです。ちなみにラテン語。

・オープニングテーマより石の記憶〜Distant Worlds(XI)
11のOPおよび、プロマシアの呪縛一応のEDです。
11はプレイしていませんが、サントラは持ってるのでOPは知ってます。
Distant Worldsは「まほろば」の増田いずみさんが歌っています。

・Eyes On Me(VIII)
今までのコンサートではフェイ・ウォンさんとのコンタクトが難しかったのか、Eyes On Meはボーカルなしでインストのみでした。
しかし!今回はアンジェラ・アキさんがピアノ弾き語りでカバーします。先月発売の心の戦士にも収録されてます。
「上手い!」の一言に尽きますね。今までのRIKKIさん、白鳥さん、増田さんの誰よりも上手いんじゃないでしょうか。
どうでもいいことですけど、ピアノがSTEINWAYでした。いや、手元がアップになった時に映ったので。

・Kiss me good-bye(XII)
これは12の主題歌ですよ。ボーカルはもちろんアンジェラ・アキさん。
フル(オケも含めて)で聴くのはこれが初めてじゃないでしょうか。
ただ、個人的には前のEyes On Meの方が良く聞こえました。
厳しい意見を言うと、少々冗長じゃないでしょうか?

・オペラ「マリアとドラクゥ」(VI)
FF6の名場面のひとつ、オペラをホントにやってしまいましたってやつです。
2004年のTOUR de JAPONでも同じものをやりましたが、その時のはマイクがなかったので会場の場所によってはセリフがほとんど聞こえない状況でした。
今回は顔の横にマイクがあって、声を拾ってスピーカーで流しているのでその点では心配はありません。
人間の力だけでは5000人も入るホールいっぱいに響かせるのは無理なので仕方のないことです。

ここでプログラム上の曲目は全て完了です。
以下は恒例のアンコール。

・スウィング de チョコボ
この曲は先日発売の「more friends」にも収録されているものです。
ロスで初めて披露された曲で金管がメインです。
スクリーンには歴代シリーズのチョコボに乗ってる映像が!
FF5の映像は、ミラージュベストを取るための世界一周コースでしたw
FF6なんてSFCの拡大・縮小・回転をF-ZERO並に使って無理矢理3Dっぽくしてたなぁと感慨深く思ったり。
そして7から完全に3Dになって技術の進歩を感じたり。ちなみに海チョコボでした。

ここでステージ上から植松さんが姿を消します。
最後の曲は何だろうなと思ってると、突然オーケストラのステージが中央からサイドへ移動するではありませんか!
何やら奥から出てきます!
「ん、ドラムセットっぽいなぁ……、、、 ッ!!!
BLACK MAGESキタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!」
コーラス、オーケストラ、THE BLACK MAGESの3つが揃ったら演奏するのは1つしかありません!
・再臨:片翼の天使 〜Advent- One-Winged Angel〜
スクリーンにはACのセフィロスが!
会場全体から歓声が!黄色い声援も混じってますww
会場のテンションは最高潮です。
ちなみに植松さんの担当はKORGのシンセオルガン(THE BLACK MAGESのロゴ入り)

会場は熱狂的な雰囲気のままですが、惜しまれつつもここで終了です。
鳴り止まない拍手、歓声。
俺の席は若干右寄りだったのでステージ脇の待機スペースが少し見えるわけですね。
そこで植松さんとスタッフが何か話し合いをしているようです。
スタッフが時計を見てバツマークを出してましたが、何だがOKになったみたいです!
アンコールのアンコールキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
・再々臨:片翼の天使 (w)
さっきと同じものですが、今度は会場が総立ちです!
途中、ギターの岡宮さんが会場まで降りてくるパフォーマンスをしてくれたりとサービス満点のステージでした。


そんなわけでざっと感想を書いてみました。
不満を挙げると、
「第1部の音のバランスがおかしかった。低音を強調しすぎでは?」
「照明が頑張ってるのは分かるが、少々頑張りすぎではないか?観客席までキツイ照明を照らさないでもw ただ、曲の進行に合わせて照明効果を完璧に切り替えてるのは感心」
「3つもスクリーンがあるのに全て同じものを映さなくてもいいのでは?例えば、1つはゲーム画面、もう2つはオケと指揮者など」
「右後ろの中年のピザなオッサンの笑い声がデカかった。しかもどうでも良いところで一々笑うから余計浮いてる。痛いオッサンほど困るものはない」
「RIKKIさん、白鳥さん、増田さん、オペラの人の生コメントがなかった。」
「個人的にはアーニー・ロスさんより竹本泰蔵さんの方が好きです。竹本さんは本当に楽しそうに指揮をするので。本人もFF好きですしね。」
「そろそろ植松さん以外のFFの曲もお願いします。10の浜渦さん、仲野さんの曲や、タクティクスの崎元さん、岩田さんの曲など」
「12のムービーくらい見せてくれてもいいんじゃないですか?」
「FF:アンリミテッドの主題歌(Over the FANTASY)を歌った声優の植田佳奈さんも呼んで。これも植松さん作曲ですよ」

まぁ最後のはネタですけどね。

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