■強烈なインパクト
まず外見を見ていただくとわかるように、「耳の外側にもスピーカーが付いている…」という「音漏れ?HaHaHaHa!そんなの気にしないYO♪」なアメリカンらしいヘッドフォンだ。KSC50の前機種KSC35は、かの有名な「PortaPro」と同じドライバーを使っていたことから音質は折り紙付きであった。しかしKSC50はオリジナルのドライバーを用いているという。
音の傾向としては、低音から高音までパワフルにならしてくれる。
音の解像度も高いので、ただのドンシャリサウンドになっていない。
しかし…
■最悪な装着感
これだけの大きさのヘッドフォンを耳だけで支えるのには無理がある。イヤーフックが耳の上部を強く締め付けてくることによって、人によっては30分で耳が痛くなってします。
KOSSもこの問題を把握しているらしく、後継機種のKSC75ではフックが改善されている。(音質については不明。一部では改悪との話も)
いくら良い音がしても快適に聴けないのなら意味がない。残念ではあるが、実用には堪えない。
■改造用としての活路を見出すか…?
音自体は良いのでKSC50のユニットを他のヘッドフォンに移植し、装着感の悪さを改善するという手もある。私も機会があれば改造をしてみようと思っている。その際には当ページに改造手順・結果を公開するつもりだ。
いずれにせよ、タフな耳を持っている方以外にはオススメできない。