2007 年 9 月 11 日

◆ ←ラミエルたん


午前中は武道館で行われた某式典に参加してきました。

案内には、「式典に相応しい服装でご参加ください」とあったのでスーツで行ったら、ほとんどの人が私服でしかもジーンズとTシャツルックという『なんでオマエらはアキバの正装なんだよww』という格好でげんなり。


こんばんは、montaです。


スーツにしろとは言いませんが、私服でもあのように文科省副大臣をはじめ、お偉い様方の集まる場でジーンズやTシャツはどうかと思いますよ。

午後の学生イベントは地雷臭がしたのでQUOカード引換券だけもらって帰ってきちゃいましたよ^^;


で、夜に中学時代の友人2名と『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』をmovix三郷まで見に行きました。
レイトショーで1200円です。





地方だからか、公開から10日も経っているからか判りませんが客の入りはセンターブロックに全員収まるぐらいでした。
ちなみにmontaの席は真ん中も真ん中。中央です。


この劇場版は是非とも大画面で見たほうがいい出来ですね。

エヴァの放映当時小学生だったmontaの目には第6話『決戦、第3新東京市』におけるヤシマ作戦はそれはもうひたすら格好よく映っていました。
あの短時間で日本中の電力を一点に集めるために『人類の総力戦』とも言えるほどの人海戦術で変圧器やケーブルを設置したり、シャトル(SSTO)の船底を盾に利用したりというような急ごしらえ感にかなり興奮していましたね。

montaにとってのTV版エヴァのピークは5話と6話でして、それ以降は初号機の捕食シーンぐらいしか印象に残っていなかったりするのはココだけの話です。もちろん一番好きな使徒はラミエルたん(*´Д`)
(旧劇場版のネルフ本部が侵攻されるシーンはかなり好きです^^; FF7の魔晄キャノン発射シーンもお気に入り。)


しかし、また最近になってテレビ版を見返したところ『まぁ、記憶は美化するって言いますし……』な感じで今見るとそれほど凄いシーンでも無かったのですね。


ですが! この新劇場版はその「記憶の中の美化されたヤシマ作戦を超えたクオリティ」だったのです。


当時は贅沢にCGが使えなかったのでネルフによるラミエルたんのボーリング工事シミュレーション(w) は情報密度の薄い静止画でしたが、新劇場版はCGを駆使して見栄えが洗練されています。

というか特徴的な極太明朝体のキャプションや7セグメントの数字はより格好よくなっています。
パンフによると当時のイラストレーター3.xで作りプリントアウトしてアナログで重ねていたアウトラインファイルが現存していたので今ではデジタルのまま使えてしまっているそうです。(Adobeのファイルの互換性は凄いですw)

ビル群はCGと手描きの両方です。
例えばビルが「生えてくる」シーンはCGになってカメラワークを凝れるようになったのでよりスケール感がアップしているわけです。


ラミエルたんは全編に渡ってCGだったと思います。


東京電力に取材を申し込んだようで、変電装置等の描き込みが凄いことになっていました。
2発目を打つために損傷した巨大ケーブルを2、3人で抱えて接続し直すところに圧巻w 名もない作業員の皆さんが頑張ってます。
『深夜0時から明け方のかけて大規模な停電があります~』のアナウンスも日本全国都会から田舎までお知らせするのがより徹底していました。

戦自研で開発中だった陽電子砲を徴収するシーンはテレビ版は零号機が屋根を開けて持っていったのに対し、新劇場版ではヘリで分割して運んでいました。

零号機の盾ことSSTOの船底の部分は、新劇場版ではエヴァ専用の盾に改められていて、出番はありませんでした。


ラミエルたんと初回に対峙する時、初号機はラミエルの荷電粒子砲の直撃をくらうわけですが、テレビ版ではスグにカタパルトを下げて致命傷を避けましたが、新劇場版ではカタパルトそのものが融解しているので下げられず……
この間、シンジ君はずっと絶叫中です。緒方さんの演技力に脱帽(*´Д`)
仕方ないので区画ごとパージして(崩壊させて)、無理矢理避けることに。

余談ですが新劇場版のラミエルたんは荷電粒子砲の威力によって形態を変えますw
トランスフォーマーもびっくりなぐらい高速で変形するのはCGならではですね。こういう折り紙みたいにラミエルたんが『くぱぁ』と開いて極太レーザーを打ってきます(;´Д`)ハァハァ

ウイングゼロのローリングバスターライフルみたいに360度を攻撃する際には、真ん中のコアを上下にピラミッド型の5面体が挟み込むように変形しますし、一点集中型の最大出力の時はさらに凄いことになってますw


あと、テレビ版と違う点としては初号機が陽電子砲を打つ際に、こちらの動きを悟られないようにラミエルに対して全方向からミサイル等の陽動攻撃を仕掛けていましたね。理に適っています。


BGMは原曲のアレンジもあれば、そのままの曲もあります。もちろん作曲は鷺巣詩郎氏。

テレビ版では6話で流れる大して覚えていなかった『A Crystalline Night Sky』(街の灯りが消えていくシーン)が新劇場版では演出が一新されたことによってかなり印象に残りました。
『ANGEL ATTACK』が流れると、「あぁ、これだよコレ。この窮地感が堪らん」な気分になります。

そして、エヴァと言えばやはり『DECISIVE BATTLE』と『Spending Time in Preparation』(DECISIVE BATTLEのティンパニ部分だけを取り出した曲)ですよね( ´∀`)
踊る大捜査線でも使われていましたね。
新劇場版ではヤシマ作戦の作戦立案シーンと発動シーンでやっと流れてくれます。この腹に響くティンパニの低音がたまりませんw


スパロボ等で暴走時の曲として有名な『TEH BEAST II』『NORMAL BLOOD』はテレビ版では16話ぐらいから流れるので新劇場版:序では使用されていません。
個人的に大好きな『THANATOS』もまだですw


あ、10年経った今でもシンジ君はポータブルDAT(SDAT)プレーヤーを使っていましたよ。iPodには変わっていませんw
(皆さんDATって知っていますかね?デジタルで記録できるカセットテープです。MDよりも音質は遙かに良いのですが、如何せん頭出しが不便なのでコンシューマーには普及しませんでしたが。非圧縮でPCM録音が出来たので屋外での録音向けには重宝されていました。)


まぁそんなわけでエヴァ新劇場版:序はテレビ版と大して流れは変わりませんが、演出も作画も一新されたのでヤシマ作戦が大好きな人は是非見に行くなり、DVDを買うなりしてください。

2作目の「破」はテレビ版とは全く違ったものになっているのでこちらもやはり見に行きたいと思います。
つか、3作目の「急」と4作目(タイトル未定)は片方45分、セットで90分ってマジですか?w 分割する意味があるのでしょうか?w


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Filed under: 日記 — monta @ 23:59