2009 年 1 月 15 日

SENNHEISER : OMX90 VC Styleが2799円





たまたま、価格.comのSENNHEISER(ゼンハイザー)のイヤホン・ヘッドホン一覧を眺めていたら、


OMX90 VC Styleが2799円となっているじゃありませんか!

『あれ?SENNHEISERの○○90シリーズは1万円近い値付けがされてる高級モデルじゃなかったっけ?』と思い、確認すると、


やはり、あきばお~以外のショップは1万円近い価格です。

2ch AV機板の「低価格でナイスなイヤホン」スレによると、どうやら12月の半ばぐらいからあきばお~でこの価格で投げ売りさているとのことです。
その割にはあまり話題になっていないところを見ると、やはり市場の関心はカナル型にだけ向いているということなのでしょうね(´・ω・`)

まぁ、90シリーズが


キワモノしかないという問題もありますがねw

普通のイヤホンを用意してくださいよ。唯一まともに見えるLX90が実は最大にトリッキーなモデルで、なんと『コードを頭の上に這わしますw』
「廃人とは呼ばせん(仮)」さんに詳しい写真があるので見てみてください。


何はともあれ、過去SENNHEISERにはMX400、MX500とお世話になっていて、信頼度が段違いなので今回も躊躇無く購入しました。



あきばお~のリアル店舗でも2799円でした。(ちなみにLX90は2599円で売ってました)



もちろん保証書だって付いてます。
海外では後継のOMX 95 VC Style IIが既に発売されているので、旧製品の在庫処分なのですかね?



さすが高級モデルだけあってケースも凝っていて、ロジの高いマウスのパッケージのようにマグネットで閉まります。



見てもらえれば判りますように、OMX90は耳掛式です。
イヤーフックの長さは調節できます。



一際目を引く、この棒状の部分。

「ボリューム」です。
上下に動かすことで音量を調節できます。MX500のボリュームが細長くなったと思ってくれれば良いです。
ただ、『必要なし』と感じることこの上ないパーツです。
理由は後述。




LとRの刻印は彫ってあります。これで、「使っているうちに塗装が剥げちゃってLRの判別が困難!」なんてことにはなりませんが、そもそも耳掛け式なのでLR逆に装着すること自体無謀というもの。




金属メッシュ



プラグはL字です。延長コードは付属しません。コードの全長は1.2mです。




イヤーパッド(大)が付属します。




パンツ型にしか見えないケースです( ´∀`)




中々カッコよく収まります。



適当に詰めてしまいましたが、これで良いんですよね?


さて、外観はこれぐらいにして気になる音質のレビューです。


と、その前に。音質のレビュー以前に気になることが一点。

それは、、、


『ハウジングが大きすぎて耳に入らない』
ということです。

MX400、MX500の時も思いましたが、SENNHEISERのイヤホンはハウジングが日本人には大きめです。
ドイツ人の耳の穴って大きいんですかね? (※SENNHEISERはドイツ発祥の企業です)

なので耳穴には完全にフィットしません。軽く耳穴に当てる感じで装着します = 盛大に音漏れするということになります。

ということでこのOMX90はほぼ家専用です。電車内等で使用すると激しく音漏れすること確実なので止めましょう。止めてくださいお願いします。
前述のボリュームの件ですが家でしか使えないのに、ボリュームは必要ないでしょう。


montaはこのことで後悔はしていません。
元々、montaは『家ではオープンエアータイプのイヤホン派』なので^^;
カナルは電車内以外では付けませんし、ヘッドホンも側圧が気になったり、夏場は蒸れてイヤなので本気モード以外ではまず付けません。

で、現在montaの目下の悩みは『オープンエアータイプイヤホンの高品質モデルの新製品が発売されない』ということなんです。



既にSONYの最上級モデル「MDR-E888LP」と、オーテクの最上級一個手前モデル「ATH-CM700」は持っています。

両社ともカナル型はたくさん新製品を出していますが、オープンエアータイプは技術的限界を極めて進化が止まってしまったのか、単にカナルより売れないからなのか知りませんが3000円以下の普及価格帯モデル以外は新製品を投入してきません。
嘆かわしいことです(´・ω・`)



ちなみにATH-CM700が大のお気に入りです。
高音の響き、クリアさが他を圧倒しています。同社のヘッドホンATH-A900よりも高音の伸びは優れていると感じますね。
MX500やPHILIPSのお買い得モデルから乗り換えて初めてCM700を聴いたときは全く異次元のクリアさで、思わず笑ってしまったほどです。
※つまり、montaは低音より高音を重視する人ってことです。
CM700はケーブルが貧弱で断線しやすいので、扱いに気を使うのが難点ですが。


さて、CM700のプチレビューはこの辺にして、OMX90です。

OMX90はインピーダンスが64Ωもあり、普通のイヤホンに比べて能率が悪いです。
出力の弱いDAPでは音量が取りにくいと思います。(ちなみにiPodのイヤホン出力は強い部類に入るそうです。初代は30mW+30mWもあったとか)


視聴機器
■E-MU 0404PCI→アナログアウト→自作ヘッドホンアンプ(LM4562 + ダイヤモンドバッファ)


・音の傾向は高音より。(やったー)
・低音は並。耳にハウジングを押しつければ増強はする
・クリアさはCM700に劣るものの、迫力はOMX90の方が上。つまり低音、中音の厚みはCM700より上?
・耳に掛けるのが面倒
・ベストポジションを見つけるのが面倒
・重さは約20gで数時間の使用なら気にならないかと。(耳掛けの負担に個人差あり)
・音漏れが酷いので公共の場所での使用はダメです。ダメ、絶対。
・音漏れが酷いので家でえっちぃゲームをするときに使うのもダメです。除:独り暮らし

今3000円未満のイヤホン使っている人は迷わず買った方が良い。(カナル派除く)
・9000円ぐらい出せるカナル派はApple In-Ear Headphones with Remote and Micを買ってください^^;

さすが元値が1万円近いこともあって、ATH-CM700と張り合います。(張り合っていると思います)
OMX90を鳴らしきるには何かしらのHPアンプを用意した方が良いです。

MX500をカナル型に改造するという記事があったので、時間があればOMX90でも実験してみようと思います。
Filed under: Audio & Visual,日記 — monta @ 21:40