2012 年 5 月 31 日

CECH-ZKB1JPは何故回収されないのか




昨年6月30日に

BTキーボード:「CECH-ZKB1JP」(SONY) レビュー


というレビュー記事を書きました。
CECH-ZKB1JPはBluetooth接続のコンパクトキーボードで、スティックポインタもあり、さらにデザインもカッコ良いとあって期待値が高かった製品ですが実際に発売されたものは散々なデキでした。
特に『キーの取りこぼしが頻繁にあり、まともにタイピングができない』という大問題があったため、常用にとても耐えられる代物ではありません。montaも常用は諦めて押入れ行きにするほどです。

当然、他の購入者達の評価も最悪で、






kakaku.com、coneco、amazonもしょっぱい星の数となっております。
これだけ多くの人がキーの取りこぼしを指摘しているのなら、もう「個体差レベルの話」ではなく、「製品設計レベルの話」だということが半ば確定したようなものです。要は欠陥品ということですね。

このように発売当初は核地雷という印象しかないCECH-ZKB1JPでしたが、実は昨年8~9月ぐらいから「キーの取りこぼしが改善されたモデルが出回っている(交換してもらえる)」という情報が密かに流れ始めました。
しかし、SCEの公式サイトにもサポートセンターにも一切交換告知が出ていません。
普通に考えて全品回収(トータルリコール)が妥当な対応です。
monta的には「仮にキーの取りこぼしが直っても、キータッチが合わないので常用で使う気はない」状況でしたので、せっかくだからSCEから交換告知が出るまで待ってみることにしました。誠意ある対応ができる企業なら不良品の交換を告知するはずですしね^^

~月日は流れ2012年5月末~
発売から11ヶ月経過しましたが、未だにSCEのサイトには交換告知がありません。
これは結局「だんまりを決め込む」という姿勢ですね。
さすがにこのまま交換しないと保証期間が過ぎてしまうので、SCEのサポートセンターにメールをしました。
経過は次の通りです。
■2012-05-23:montaからメール

■2012-05-23:SCEからメール
 このたびは、ワイヤレスキーボードが正常にご利用いただけず、
 ご不便をおかけし申し訳ございません。

 お知らせいただいた症状につきまして、恐れ入りますが
 ペアリングの際、取扱説明書に記載の方法でおこなって
 いただいているか、念のためにご確認ください。

 ご確認いただいても改善しない場合、当社にて拝見
 させていただきたいと思います。お手数ですが、下記
 プレイステーションクリニックへご送付ください。
 *送料は着払いで結構です。
 *1週間から10日ほどでお返しできる予定です。

■2012-05-24:montaからクロネコ着払いで発送

■2012-05-25:PSクリニック(岩手県)に到着

■2012-05-26:PSクリニックから交換品を発送

■2012-05-27:monta宅に到着
同梱されていた紙には、


『お預かりした「ワイヤレスキーボード」を検証いたしました結果、当社で明確に不具合と判断できる症状は確認できませんでしたが、弊社にて動作確認済の製品を提供させていただきます。こちらでお試しください。』
と書かれておりました。
なるほど、これだけ交換の手際が良すぎるのに(検証をしたとは思えない速さ)、不具合ではないと言いますか。


返ってきた箱を見ると、バーコードの近くに白い●シールが貼られていました。事前情報通り、修正ロットの印ですね。
初期ロットのシリアルナンバーが送られてきたら、問答無用で修正ロットと交換しているようにしか見えませんね。
未だにSCEの姿勢には疑問符が付きますが、CECH-ZKB1JPの初期ロットをお持ちの方はお早めに交換されることをオススメします。

あ、


保証期間が伸びました。やったね!montan!

なお、小型で安価なBluetoothキーボードなら、


2000円以下で買えるNintendo Wireless Keyboardをオススメします。
当blogでも取り上げています。


PS Vitaで公式アニメなど「ニコニコチャンネル」視聴可能に -AV Watch




なんという神アプリ……。



これでVITAの有機ELを使って手軽にアニメが見られるわけですよ!
孤独飯も良いですが、BGV的にアニメが流れていてもステキだと思います。

このサイトは今期最高のOPはZETMANしか有り得ないと思っているmontaがお送りしております。
Filed under: 入力デバイスマニアックス,日記 — monta @ 23:51