2008 年 12 月 29 日

Express5800/110Geを試してみる


うちの会社で手頃な新PCが欲しいとかで、NTT-Xで12800円のNEC Express5800/110Geサーバーを導入することにしました。
こんにちは、montaです。




24日午後に注文して、翌日25日午前に到着という神速納期に脱帽w

Express5800/110Geは「サーバーとして安価に売り出されているけど中身は普通のx86PC」なのです。
詳しくは、『NEC Express5800/110Ge – wiki@nothing』をご覧ください。


最小構成ではCeleron430 1.8GHz、メモリ512MB、HDD80GB、DVD-RAMドライブ、OS無しとなっています。
CPUはFSB1333MHzのCore2Quadまで載せることができ、将来的なアップグレードも安心です。
似たような格安サーバーにHPのML115やDELLのSC440があります。




バックパネルはシンプル。



ケースは普通のATXケースです。
MBはGIGA-BYTE製。



HDDはSeagateの80GB(SATA接続)、DVD-RAMドライブはパナのSW-9590-CのOEM品らしいです。(ATA接続)




CPUクーラーは普通のリテールクーラー。



サウスブリッジはICH9R。




付属のマウスとキーボード。付属レベル。



排気ファンは2つ。吸気ファンも1つありますが、言われているほど五月蠅くはない気がします。



メモリは最小構成ではSamsungのDDR2-800 512MB(ECC付き)が1枚。
ECC無しの普通のメモリももちろん動きます。デュアルチャネルも可。
ただし、ECC有りと無しのメモリを混在させることはできません。



GPUはXGI TechnologyのVolari Z9s
超低速GPUです。
VistaのAeroどころの話ではなく、そもそもDirectXやOpenGLといったAPIをハードウェアでサポートしていませんw
wiki@nothingの記述によると、

オンボードグラフィックスはXGI Technology Volari Z9s(RAM 32MB / PCI接続)。
・ビデオメモリはオンボードで搭載されていて、メインメモリとは共用していない。
・ハード自体の最高解像度は、1600×1200 (32bit, 65Hz)。
・サーバー向けチップであり、HW Acceleratorは2Dのみの為、DirectXやOpenGLの3D性能は極めて低い。
・Matrox G550 などよりも低い性能で気にしなければ使えないこともないがデスクトップ用途には非力。
・Windows VistaのAeroは動作しない。
・DVDビデオを解像度 1280×1024 で再生する場合は、色数を32-bitから16-bitに落とさないと再生出来ない。
ゲームはしませんが、高解像度で色数の多い作業をするのでVRAM32MBは致命的です。
ノースブリッジをG965あたりにしてくれればよかったんですけどねw

というわけでビデオカードを増設します。



じゃんぱらで中古3000円で買ってきたRadeon HD2400XT。
SAPPHIRE(サッピール??)とかいう聞いたこともない三流メーカーですがきっと大丈夫でしょう( ´∀`)
※追記
もちろん冗談で言ってます。
SAPPHIRE(サファイア)は昔からATIと深い繋がりがあるトップブランドです。




DVI->HDMIに変換するアダプタも付いてます。



が、しかし!
Express5800/110GeにはPCI Express x8スロットしか無いのです。


このままではPCI Express x16なビデオカードは物理的に入りません!




というわけでwiki@nothingのVGAカード増設の記述にあるように38番ピンまで残して切除してしまいました☆

別に特別な工具は必要なく、ピンバイスで数カ所穴を開けて、あとはカッターで何回も切れ目を入れ、最後にニッパーやラジオペンチで無理矢理曲げればパキッと折れます。
もちろんこの方法で確実に成功する保証はしません。安いビデオカードで試すのがオススメ。
(たぶん高速なビデオカードではx16→x8化自体ができない)




これでスロットに入れることができました(゚∀゚)

ちなみにRadeon HD2400XTを選んだのはHD2400、2600系の動作報告が多かったからです。




ゆめりあベンチをしてみたら解像度:1024×768、画質:最高で11000と出ました。
ちょっと古いHD2400XTではこんなものでしょう。


検証終わり。
Filed under: PC,日記 — monta @ 14:52

2 Comments »

  1. 少し気になったので、失礼します。
    SAPPHIRE(サファイアって言います)は、ATI社の研究開発段階からも協力するVGAカードの一流メーカーで、メーカー製PC等や他の会社にもOEM供給をしており、ATIプロセッサーベースのVGAカード部門において一番大きな会社です。SAPPHIREはATI専門ですが(なぜかというとATIと100%パートナーになるため)、系列にZOTACというnVidia専門の会社もあったりします(こちらはさほど凄いメーカーでも無い)。ちなみにHDMI端子を初めてVGAカードに載せたのはサファイアです。
    ですから、三流ってことはないと思いますよ。それでは、失礼しました。

    Comment by 焼うどんA — 2008 年 12 月 29 日 @ 22:57

  2. 焼うどんAさん、こんにちは。

    コメントしていただきありがとうございます。
    ↑の記事中で「聞いたこともないよ三流メーカー」と自分は言っていますが、これはもちろんジョークのつもりでした。(サッピールとかいう突拍子もない読み方を敢えてしたのはこのため)
    サファイアについてはATI純正基板のRADEON ≒ SAPPHIRE製だったころから存じております。
    ジョークしては度が過ぎていたのも事実です。
    この度はSAPPHIREファンの方々に不愉快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。

    Comment by monta — 2008 年 12 月 30 日 @ 08:40

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