2013 年 5 月 26 日

雑記130526_Tweetボタンを付けました。


「Tweetボタンが欲しいです」というご要望を頂いたので時流に乗って、


こんな感じのボタンを付けてみました。
montaです、こんばんは。

・Twitter
・Google+(通称ぐぐたす)
・はてなブックマーク
・LINEに送る

の4種に対応しています。
montaはTwitterしか使っていないのですが、Google+はAKB関連で活用されている方も多いようですし、はてなブックマークはPC系の記事で引用されることがあるのでボタンを設けておきました。
LINEはよくワカラナイのですがイベンターは若い方が多いようなのできっと活用されているはずです。
ちなみにFacebookのボタンも一時的に付けたのですが、どの記事も大して言及されていなかったので取り外しました。
当blogを好む方々の間ではFacebookの人気はイマイチのようです。

当初はゴチャゴチャしたページレイアウトに反対でしたが、ツイート数のカウントが出るので個人的に励みになりますね。


……ちょっと自分でもビックリしました。

●最近買ったもの
「最近買ったもの」の記事は人気がないのですが、これはmontaが外出先で「あの時に買ったパーツの型番って何だったかなぁ?」と思い出すための外部記憶として残してあるのでアクセス数はどうでも良いのです。

BUFFALO : WZR-900DHP 11,700円(amazon)


バッファローの無線LANルーターです。アンテナレスになっています。
今まで使っていた↓の


WZR-AGL300NHが故障したようでルーターとして動作しなくなってしまったので代わりに購入しました。
WZR-900DHPは話題の11acには非対応ですが、端末も普及していない現状では時期尚早なので安い900DHPにしておきました。


外部ストレージ(簡易NAS機能)がUSB3.0に対応しているのが良いですね。(実際はCPUが賢くないのでUSB2.0と誤差程度の違いしかないようですが……)
ちなみにNEC製のルーターも検討したのですが、外部ストレージがFAT32にしか対応していなかったので選考落ちとなりました。バッファロー製のルーターはFAT32に加えてXFSにも対応しているので4GB制限を超えられるのです。(ただ、XFSだとWindowsから読めないのがネックですが)


■CRESYN C515H 1,380円(eイヤホン)


2年ぐらい前から一部で話題になっていた格安ヘッドホンです。
eイヤホンのリアル店舗にて取扱いが始まったので買ってみました。
ヘッドホンはオープンエアー派のmontaとしては抜けの良い高音に満足しています。

それにしてもeイヤホンの盛況ぶりには恐れ入りますね。フロアに人人人…で、通路の通り抜けが難しいほどです。下のドスパラとフロアを入れ替えて欲しいぐらいですよw
ほんの10数年前はコスパに優れる低価格イヤホンと言えばヤマギワでゼンハイザーのMX500を買うか、アイワのHP-X121にティッシュを詰めて使うぐらいしかなかったのですが、今は選り取り見取りで色々目移りしますね。恵まれた時代です。

このサイトはトイレまで無線LANの電波が届くようになったmontaがお送りしております。
Filed under: 日記 — monta @ 23:56

2013 年 5 月 24 日

[NEWS]ラブライブ3rd公式ペンライトにキンブレX10が採用


今後は「ペンライトニュース」カテゴリにて、新製品のお知らせや各種イベントにおける公式ペンライトの情報を扱っていきます。
こんばんは、montaです。
主にTwitterのタイムラインを情報源に書いていきますが、取りこぼしもあると思いますのでその際はぜひともタレコミしていただけると非常に助かります。

6/16にパシフィコ横浜にて開催される「ラブライブ!μ‘s 3rd Anniversary Lovelive!」の公式ペンライトが発表されました。



■ラブライブレード!■
「ラブライブ!」がキングブレードとコラボレーション!
9人のメンバーカラーを鮮やかに再現しました。本体や台紙にも「ラブライブ!」の文字や「μ‘s」のマークがプリントされたこだわりの特別仕様です。
ライブで大活躍間違いなし!
高坂穂乃果:オレンジ
絢瀬絵里:水色
南ことり:白
園田海未:青
星空凛:ターコイズ
西木野真姫:赤
東條希:バイオレット
小泉花陽:緑
矢澤にこ:ピンク
フルカラーペンライトで確固たる地位を築いたキンブレX10とラブライブ!が夢のコラボです。
これまでもキンブレをベースとしたペンライトに、


「AKB48オフィシャルスティックライトNEO」「SNH48公式ペンライト」がありましたが、これらは見た目も中身もキンブレなのに製造元は非公表という扱いでした。
今回のコラボは説明書きにありますようにキングブレードがベースなことを公表しています。
名前も「ラブライブレード!」とそのまんまです。
どういった契約なのかは分かりませんが、OEM元の名前を出すのは珍しいですね。

ラブライブレード!で注目なのは先端処理パーツです。


↑はAKB48のものです。先端のロゴが透過処理になっていてキレイに光るのです。……カッコイイ(小並感)

もう一つ気になる点としてはプリセット色です。


X10のプリセット12色(赤、青、白、オレンジ、緑、パープル、ライトピンク、イエロー、ライトグリーン、ライトブルー、ライトピンク、バイオレット)から、

Out:パープル、ライトピンク、イエロー、ライトグリーン
In:ターコイズ
となっています。
使用頻度がそこそこある「イエロー」がリストラされているため、他のイベントで使い回すのに難アリです。
気になるターコイズ色ですが、次のいずれかを予想しています。アクアブルーや浅葱色に近い色のはずです。

[ターコイズ R64 G224 B208]

[ターコイズ R0 G155 B159]

[ターコイズブルー R0 G174 B189]

[ターコイズブルー R0 G175 B204]

X10のライトグリーンをそのまま使ってくる可能性も無きにしも非ずですが……
あとは白色の調光バランスを変えてもらえると嬉しいですね。(X10は白色が紫がかるため)

当ブログとしては是非とも手に入れたいペンライトですが、屈強なラブライバーの方々に物販で勝てそうにありませんし、そもそもライブビューイングでの参加のため争奪戦からは一歩退かせて頂きます。現地で使ってもらうのが一番ですからね。

補足:キンブレシリーズは6月以降に新製品が順次発売されていきます。


・ボタン電池仕様のKING BLADE FIGHTER
・単色カラーLED採用のKING BLADE MAX II SuperColors
・発色を凝縮したSuperTubes
・フルカラーのKING BLADE X10 II(色の逆送りが可能)
が続々投入されていく予定となっています。
続報をお待ちください。
※ラブライブレードは旧X10だと思われます。

2013 年 5 月 16 日

[レビュー]トレードワークス スターセイバー極太


[最終更新:2013.05.17 AM00:50]



メーカー 株式会社トレードワークス
発売日 2013年04月27日
(ニコニコ超会議2)
定価 1,890円
購入日 2013年05月04日
購入店 ヨドバシ.com
購入価格 1,890円
カラーラインナップ レッド、グリーン、ブルー、ホワイト、オレンジ、パープル、ピンク、イエロー
光源 オレンジ:3W白色パワーLEDx1
ブルー:3W白色パワーLEDx1
電池 単四x3
光量切り替え 3段階
連続点灯時間 2.5~10時間(メーカー公表値)
全長 25cm
重量 128g(電池・ストラップ含む)
※オレンジ キラキラフィルムの場合
ストラップの有無 付属
衝撃だったキンブレ発売から早1年、市販ペンライトの高性能化は未だ留まるところを知りません。
新顔となる「(株)トレードワークス社」より「スター★セイバー極太」が発売されました。


購入したのはオレンジとブルーの2種です。これ以外にレッド、グリーン、ホワイト、パープル、ピンク、イエローの計8色がラインナップされています。
さらにバリエーションモデルとして実は、


SKE48の2013年公式ペンライトとしても実戦配備されています。
最大の特徴は名は体を表すごとく、その圧倒的な太さです。
直径41mmという太さはもはやペンでもブレードでもセイバーでもないだろうという突っ込みを入れたくなるほどです。

ただ、ペンライトは太ければ良いというものではないのは皆さんご存知だと思います。
特に現在の製品トレンドは単純な明るさ競争よりも「発色の追求」に移っている段階です。
例えばサンダー110の赤-緑-青はデフォルトでカラーLEDを採用していますし、キンブレもX10以降はSuperBlue、SuperGreen、SuperTubeという発色を重視したシリーズを展開しています。(開発中のキンブレIIでも「SuperColors」とカラーLED採用をPRしています)
結果から先に述べますと、スターセイバーの発色は大味です。
私としては太さよりも色の凝縮を優先した方が「ペンライトの用途」に適っていると思いました。

それでは順にチェックしていきましょう。


パッケージスキャン(2854×3491ピクセル)



キンブレのパッケージより一回りも大きいです。

■外観■

全長は意外にもキンブレと同じ25cmです。(※厳密には25.3cmぐらいあります。メーカーが25cmと表記しているのでそれに倣います)
発光部は14cmでキンブレより1cm短い代わりに、筒の直径が41mmと大迫力なボディです。



キンブレと並べるとスターセイバーの異質さが際立ちますね。




筒はトレードワークス社が「ダイヤカット」と呼ぶ独特な形状をしています。
このダイヤカットが光を乱反射することで色ムラは少なくなっています(後述)
ちなみに筒だけで33.3gあります。重いです。



先端処理はキンブレ、ルミエース同様に完全密閉式。
キンブレの先端はいぶし銀のような鈍い黒光りをしていますが、スターセイバーの先端はおもちゃのような安っぽい銀メッキ処理です。



電池は他と同様に単四x3本です。


電池フタはキンブレ同様にコインで回すタイプです。
キンブレと左右対称なほど似ています。
(電池交換やテスターを繋ぐために頻繁に開閉する当方としては)そこまで優れた方式とは思えないのでこれを真似する必要はなかったのではないでしょうか。
なお、★★★マークは冷却用の通気口としてほとんど機能していません。(隙間が非常に小さい)



光源のLEDはレンズなしで剥き出しになっています。
これだけリフレクターが大きければ必要ないのかも知れません。



フィルムはキラキラ仕様の他にマットフィルムが標準で同梱されています。


店頭で「キラキラにしようかな、マットにしようかな?」と悩む必要がなくなったのは非常に良いことなのですが、スターセイバーのフィルムは丸まりやすいため一概に喜べる仕様でもありません。



ブルーのキラキラフィルムはパッケージを開ける前から丸まっていましたし、


オレンジのマットフィルムは自重に耐えられなくグニャグニャです。
フィルムが丸まりやすいため隙間から光が盛大に漏れます。


このように斜めから見ると目が痛いです。そもそもフィルム自体の長さが足りていません。



オレンジのキラキラフィルムはキンブレよりも明るいオレンジです。
ラメ感はスターセイバーの方が細かくなっています。


厚みもキンブレのシャイニングオレンジより2倍以上に分厚いです。(ただし、キンブレシャイニングオレンジはフィルムを2枚重ねで使います)



フィルムの重ね目が幅広いので気になるならギリギリまでカットしてください。

■操作性■

電源のON-OFFと光量の切り替えは底面のボタンのみで行います。
ボタンを押す度に「LV3(電源ON)→LV2→LV1→消灯→LV3(電源ON)…」の順で切り替わります。
他ペンライトのように長押し&リリースの必要はなく、押した瞬間に反応します。最速の動作ですが誤動作を防止する仕組みはありません。

なお、どの光量であってもフリッカーは発生しません。

■発色■
まずは色ムラをチェックします。


上からサンダー110オレンジ、スターセイバー極太オレンジ(キラキラ)、キンブレオレンジ(シャイニング)です。
スターセイバーの中間部分はやや暗くなりますが、先端と根元はダイヤカットの乱反射の恩恵で幅広く発光できています。初期キンブレより優秀と言えます。
ただ、斜めから見ると、


先端の裏側が非常に眩しいんですね。左のマットフィルムなんてEVAのEDみたいになっています。

他ペンライトとの比較をしていきます。
■オレンジ■


発色の傾向は以下のとおりです。
黄色に近い←サンダー、SuperTube、スターセイバー、ルミエース、キンブレ→赤に近い
オレンジの定義も色々ありますが、目指す発色がUOや大閃光オレンジであるならば黄色に近い方のペンライトを使った方がいいですね。

■ブルー■


スターセイバーのブルーは白色LEDに厚いフィルタを通して色を再現しているため、青色LEDを使ったペンライトと比べて照度が圧倒的に不利です。
青をメインに使うなら素直にキンブレSuperBlueかサンダー110青を買うことをオススメします。

■照度・消費電流■ 例によって照度は「コンサート用ペンライトの照度比較」ページにまとめていますのでそちらをご覧ください。
LV3ではキンブレLV4より明るくなります。

安定化電源で定電圧動作させた場合の消費電流値をテスターで測っておきました。
光量レベル 4.5V時 3.6V時
LV1 50mA 30mA
LV2 120mA 80mA
LV3 490mA 340mA
LV2→LV3の上昇率が異常です。実際の照度でもLV3が飛び抜けます。
見た目でスグにLV3だとわかるので、意外と使いやすいかも知れません。(そもそも電源ON時はLV3スタートですが)

あとは温度ですが、


室温28℃の部屋にてLV3で30分放置したところ、一番熱い部分で40.8℃にまで達しました。
表面温度でコレだと内部はどうなっているか恐いですね……。

■まとめ■
■良い点
・【極太】という唯一無二の存在感
・フィルムが標準でキラキラとマット両方付属
・色ムラがそこそこ少ない
・フリッカーなし
・オレンジの明るさは実用レベル

■悪い点
・デザイン
・ブルーが白色LEDで再現しているため暗い
・誤作動防止がない
・重い
・フィルムが丸まりやすい
・光漏れする
・排熱が心配(特に夏場)
使い勝手の良いサンダーシリーズ、キンブレシリーズが揃った今、あえてこのスターセイバーを買うかと言われれば微妙なところでしょう。
実用性よりも【極太】という存在感に価値を見出せればアリですが、それは既存のペンライトに飽きた人向けの話であって初心者には勧められません。
去年の夏に発売されていたならば、また話は変わっていたことでしょう。

2013 年 5 月 9 日

[レビュー]無線制御式ペンライト FreFlow(フリフラ)


[最終更新:2013.05.10 AM00:05]



販売元 株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ
製造元 ソニーエンジニアリング株式会社
発売日 一般発売未定
定価 イベント価格2,500円
購入日 2013年03月17日
購入店 「堀江由衣をめぐる冒険IV~パイレーツ・オブ・ユイ 3013~」物販
購入価格 2,500円
ペンライト色 スタンダード構成:青、赤、緑、白、オレンジ、紫、ピンク、黄色
光源 砲弾型フルカラーRGB LEDx1
電池 単四x2(昇圧回路有り)
光量切り替え なし
連続点灯時間 青10~12時間、白4時間
全長 29cm
重量 69.6g(電池含む)
ストラップの有無 なし


これまでにない特徴を持ったペンライトが登場しました。
まずはMusicman-NETに掲載された以下のインタビュー記事を御覧ください。

新ペンライトシステム 「FreFlow(フリフラ)」開発秘話


【フリフラの特徴】
無線制御により主催者側が自由にペンライトの色と点消灯を制御可能なペンライト


■無線制御■
・通信プロトコルは舞台照明制御の汎用規格であるDMX512を採用
 (無線部の変調方式は不明)
・切り替えに要する時間はほぼ一瞬(遅延が極めて少ない)
・到達距離は遮蔽物がない場合半径400m、実用では半径200m
・電波の範囲内であれば無制限のフリフラを同時に制御可能
・無線制御がない場合は通常のペンライトと使用可能
・送信機は会場設置タイプの他に、ペンライト型もある


ペンライト型の送信機を出演者に持たせることでライブ演出の幅が広がります。

■色の切替■
・フリフラにIDを割り振ることで、特定のIDを持つフリフラのみの色を変更することも可能
 (座席ブロックごとにIDを固定したフリフラを配布することでウェーブのような効果をだせる)
・色はスタンダード構成で青、赤、緑、白、オレンジ、紫、ピンク、黄色の8色をプリセット、
 最大で15色までプリセット可能(要:マイコン書き換え)
・明るさの明暗も制御できるためフェード効果、点滅効果も自由自在

■電池■
・単四x2本を昇圧しているため、一定の明るさを長時間維持しやすい

■開発製造元■
・ソニーエンジニアリング株式会社(MADE IN JAPAN)
アニソン現場におけるペンライトの色とは、キャリアが長い歌手であってもなかなか統一できないものです。
極端な例ですが新曲のお披露目で、

A「これは静かなバラード調だから青でいこう」(曲調カラー派)
B「曲名、歌詞、タイアップ作品を考慮すれば白のはずだ」(曲イメージ色派)
C「実は直前のラジオで黄色を振ってほしいって言っていたよ」(公式指定色派)
D「迷ったら基本色のピンクで対応するべきだ」(基本色派≒公式ペンライト派)

という状況になった場合、会場には青、白、黄、ピンクの4色+αが混在することになります。
どれもが間違いではないのですが、全体の光景は斑模様でキレイではありません。
初出しの新曲なら仕方ないにせよ、ある程度こなれた曲であるならファン達の自主性で1色に揃えられるのが理想的です。
しかし、色を選択する優先順位が人によって異なるためそう上手くは行かないのが実情です。
それこそ歌手自身が普段から○○色が大好きと公言していたり、古参を含めた周りのファンが○○色しか認めない雰囲気でもない限り1色に揃えるのは無理な話なのです。
※余談ですがmontaが色を選択する優先順位は「公式指定色>曲イメージ色>基本色>曲調カラー」の順です。判断に自信がないと右にズレていきます。

このような色が揃わないもどかしい状況を打破する一つの回答が、主催者側から無線制御が可能なフリフラです。
フリフラとはソニー・ミュージックエンタテインメント傘下でイベントの企画運営を行う「ソニー・ミュージックコミュニケーションズ」と、ソニーの民生機器、放送機器の開発設計を行う「ソニーエンジニアリング」が共同で開発した無線制御ペンライトです。
小型電子機器を作らせたら右に出る者は(ほぼ)いないソニーが初めて作ったペンライトということでクオリティにも期待が集まっています。
昨年から紅白歌合戦など一部のイベントで試験的に使用されてきましたが、3月に開催された堀江由衣さん(17歳)のコンサートで初めて一般販売されました。




型番はパッケージにFFS-R2(4)と書いてあります。



マニュアルスキャン(2825×1412)
日本製であることが明記されています。

■外観■

全長は29cmで、25cmレギュレーションを超えています。
発光部14.5cm、持ち手14.5cmで1:1になるのは珍しいですね。
持ち手が長いのは単四x2本を直列にしているのと、基板上に実装部品が多いためです。



発光部の直径は19mmしかなく、フルカラータイプでは現在もっとも細みです。



重量は69.6g(電池込み)、持ち手が57.5g、発光部の筒が12.1gとなっています。
電池が単四x2本なのが軽量化に貢献していますね。



電池フタはツメで留まっているだけなので簡単に開閉できます。



電池ボックスの下にはシリアルナンバーだと思われるバーコード1R10000905が貼ってありました。
ついにペンライトもエレクトロニクス機器のようにシリアルでロット管理されるようになったとは感慨深いです。
キンブレやサンダーにもシリアルが振ってあれば容易にロットが判別できるので当blogとしては便利なんですけどね^^;



通気口のようにも見える10個並んだ穴はマイコン書き込み端子です。本体を分解することなくマイコンプログラムの書き換えが可能なはずです。
例えばとあるイベントで特定の色のみをプリセットしたフリフラを配布する場合、運営側がこの端子を利用して事前に書き換えを行います。
ただ、ほっちゃんグッズのようにユーザー買い切りタイプのフリフラを後から回収して一々書き換えるなんて手間がかかることをするとは思えないため、この端子がユーザーの前で実際に利用されることはないと思います。(無線制御下ではプリセット色以外の色であっても自在に調光できるため、マイコンを書き換える必要はありません)



底面にあるクリアパーツ(FreFlowロゴあり)はクルクル回りますが回路上どこにも接続されていません。
ストラップホールのためだけにあるようです。



乳白色の筒は取り外し可能です。



なんか可愛いレンズ。



先端処理はありませんが、必要ない明るさなので問題ありません。

なお、フリフラにはピンク以外の持ち手や乳白色以外のクリア筒もあるようです。


上の写真では透明感のあるキレイな発色しているのでコチラを販売して欲しかったですね。

■操作性■


電源のON-OFFはスライドスイッチ、色切り替えはボタンスイッチで行います。
ONにしてから点灯するまで約2秒かかるのが難点です。この2秒の間にフリフラは電池電圧のチェックを行なっているようです(詳しくは後述)

使用できる色は、


青、赤、緑、白、オレンジ、紫、ピンク、黄色の8色です。(スタンダード構成)
キンブレX10、カラフルサンダーと同様に順送りしかできないが残念ですね。
さらに色記憶機能もありません。電源ON時は必ず青から始まります。
無線制御下以外で使用するには使い勝手が悪いと言えます。

■発色■
まずは色ムラをチェックします。


根元と先端が明るくなる典型的なタイプです。絶対的な光量が足りていません。
上記の写真よりもシャッタースピードをもう少し落とせば、


そこそこキレイに写ります。
なお、フリッカー(色分離)はありません。これが当然なのですが……(ルミエースカラーチェンジを横目で見ながら)

続いてフルカラーペンライトで鬼門とされる白色を比較。


七色棒FK301に次いで白に近い発色になっています。
白色LED採用ペンライトの変わりとして十分使用可能です。純白サンクチュアリィやFuture Streamが紫がかっていいわけがないのです。
他の色の比較をしていきます。。
比較対象は左からカラフルサンダー110(ホワイト)、フリフラ、キングブレードX10です。
■ブルー■



■レッド■



■グリーン■



■オレンジ■



■パープル■



■ピンク■


フリフラのピンクはカラサンのピーチ色に近い優しいピンク色です。


■イエロー■



乳白色の筒を使用したペンライトの場合、発色がマイルドになる傾向です。
特にフリフラの場合は光量が足りないため、発光部の上半分はLEDの色よりも筒の白色が勝っている状態です。
最近の高輝度でキラキラしたペンライトに慣れてしまうとフリフラの柔らかい発色が逆に新鮮かも知れません。比較対象に入っていませんがカラフルビームと似た印象です。

■照度・消費電流■


いつも照度は発光部の中間点から真下へ10cmの位置で計測するのですが、フリフラの場合は根元付近から真下へ10cmの値も計測しています。
安定化電源3.0V時の値になります。
中間(lx) 根元付近(lx)
ブルー 11 15
レッド 5 8
グリーン 10 13
ホワイト 24 33
オレンジ 6 9
パープル 13 18
ピンク 7 11
イエロー 12 17
現在主流のペンライトに比べて暗いのは否めません。
一昔前はこの程度の明るさで必要十分でしたが、今の現場は客席が明るすぎるため他のペンライトにフリフラが埋もれてしまうでしょう。
実際の運用ではフリフラのみだけを使用できるようにし(事前に配布する)、他の市販ペンライトは使用禁止にでもしないと際立ちません。

各色ごとの消費電流値も測りました。何かの参考にしてください。(電源電圧3.0V)
mA
ブルー 70
レッド 70
グリーン 70
ホワイト 120
オレンジ 70
パープル 80
ピンク 70
イエロー 80
フリフラには昇圧回路(DC-DCコンバータ)が搭載されているので電源電圧を下げた場合に電流値がどう変化するか検証しました。(青色で計測)
今は亡きオキシライド乾電池の初期電圧1.7Vx2を想定した3.4Vからスタートしています。
電源電圧[V] 消費電流[mA]
3.40 60
3.20 60
3.00 70
2.77 80
2.46 90
2.21 100
2.02 110
1.85 120
1.71 130
1.60 140
1.51 140
1.50 消灯
常に一定の出力になるよう電流値が反比例して要求されます。
この間、常に照度は一定でした。

なお、電源電圧の値によってフリフラ起動時の挙動が変化します。
電源電圧 ~1.50V 1.51V~1.80V 1.81V~2.20V 2.21V~
起動可否 起動不可 起動不可 赤色点滅 通常起動
ONの状態から
消耗した場合
消灯 点灯
電源電圧が1.81V~2.20Vの間で起動すると赤色に点滅します。


電池交換を促すためのサインですが、点滅中であっても色切替ボタンを押せば通常モードに復帰できます。
※これらの結果はあくまで安定化電源を使った場合です。
実際の電池では1.0Vまで消耗すると電流値がほとんど取り出せなくなります。この表では2本直列した2.0Vぐらいまでの結果を参考にしてもらえれば良いと思います。

■分解■
※分解及び改造行為を行ったペンライトは安全性が保証できないためライブ会場に持ち込まないでください。



電池蓋を開けてネジを3つ取り外し、レンズ付近のツメを内側に押し込むことで本体を開くことができます。



低背化を徹底した基板が美しいですね。この写真だけ見せられたらペンライトの中身だと分かりません。



マイコンはTiのMSP430F2272、RFレシーバーはSILICON LABSのSi4313です。
Si4313を使った光り物には Xylobandsがあり、コールドプレイのコンサートなどで使われたことがあるそうです。



LEDの足を斜めに整然と並べたのは、基板の空きスペースを有効利用するためでしょうか。

DC-DCコンバータが実装されているはずの基板の裏側も見たいところですが、基板と電池ボックスの端子がハンダ付けされているため分解は見送りました。
フリフラが店頭販売するようになれば非可逆な分解もできるのですが、現状ではレアなペンライトなのでここまでにしておきます。

■まとめ■
■良い点
・無線制御に未来を感じられる
・昇圧回路で明るさが一定
・白色の発色が良い
・機能の割に価格が良心的
・日本製
・無線制御下以外では普通のペンライトとして使える

■賛否両論
・色を勝手に制御される

■悪い点
・全長が29cmのためレギュレーションに引っかかりやすい。
・大電光程度の明るさは欲しい(特に屋外で使う場合、現状だと筒の白色が勝る)
改良を重ねて発売されただけあって、明るさ以外では満足度の高いペンライトではないでしょうか。
特に無線制御下で使った場合、会場全体での演出を体感できるので尚さらです。
ペンライト好きなら1本押さえておきたいところですね。


さて、これまで何度も述べていますようにmontaは色合わせ至上主義者でして、「公式指定色」「曲のイメージ色」「出演者の基本色」を全て事前に調べてからライブに臨むことにしています。
アニサマのような大規模イベントであっても同様です。例えソロライブに行ったことがない演者であっても、周りのファン達に溶け込めるぐらい準備することを心がけています。
使いやすいペンライトを求めて当blogを巡回してくださっている皆さまも同じ意見だと思います。

ただ、残念なことに最近のイベントでは「目立ちたい、映像に残りたい」という理由だけで「曲のイメージ色」とも「出演者の基本色」ともかけ離れた色の高輝度ペンライトを天邪鬼的に使用する「ファン以外の人間」が多い印象です。(絶対数的には少ないのですが、そういった人間ほど前列に来るため強く印象に残る)
黄・白といった高輝度LEDと相性の良い色、比視感度の高い緑色、色相環で基本色の反対にある補色が「作為的に」使用されることがほとんどです。(※作為的というのは連結など明らかに下心があって改造されたものが多いことから)

「複数の出演者が登場するフェス系のイベントのため、いわゆる【押し以外】で適切な色のペンライトをたまたま持ち合わせていなかった」という理由は百歩譲って受け入れることもできますが、ソロライブや作品の単独イベントというファン以外の人間が本来いないはずの現場でイレギュラーな色を使用されるのは目を背けたいほど嫌な光景です。
(もちろん「初参加でケミカル1色しか持っていない」という状況ではなく、前述のように作為的に目立つ色を振る行為を指しています)
彼らの存在も「多様性」という言葉で認めることはできますが、私としては多様性よりも統率された動作の美しさを重視したいです。某GRACE IIのMCで「君たちの動きは北朝鮮よりも凄い」と言われていましたが、確かに目標としては近いものがあります。(残念ながら青がメインのはずの某現場でも緑とか黄色の連結がいるのですが)

このような事態を回避できるのであれば、将来「フリフラのみ使用可」というイベントが増えて結果として手持ちのキンブレ、サンダーが全て無駄になろうとも構わないと思っています。
それぐらいmontaは色にコダワリがあります。