●はじめに
これまでmonta@siteではマルチディスプレイに異常な情熱を見せてきました。
それも、よくあるデュアルディスプレイ構成ではなく、ビデオカードを2枚使用してのトリプルディスプレイ、果てはクアッドディスプレイという構成です。
2007年7月
◆未体験領域拡大~クアッドディスプレイ~
(UXGAな22インチCRT + SXGAな15、17インチ液晶 + ハイビジョンブラウン管)
2007年12月
◆2007年最後の散財。~20インチ液晶
(WSXGA+な20インチ液晶 + SXGAな15、17インチ液晶)
2008年9月
◆未体験領域超拡大~28,24,20,17クアッド~
(WUXGAな24インチ液晶 + WSXGA+な20インチ液晶 + SXGAな17インチ液晶 + ハイビジョンブラウン管)
2009年3月
◆アーム王国
上記のアーム対応版
別にマルチディスプレイにして何かするというわけでもないのですけどね。
何となく、
「サイバーな感じがして最高に気分がいいから」という割とどうでもいい気持ちが原動力になっていたりします。
ただ、これまではどの構成も
全体の解像度がイビツだったり、
安いTN液晶を多用していて視野角がマジ終わってるだったりと欠点がいくつかありました。
特に視野角はピボット(縦回転)したときにクリティカルな問題でして、TN液晶を縦にして使うと首が非常に疲れて確実に
吐き気を催します。
●W241DGという選択
そこで、この度は今まで使っていたTN液晶達を
全てリプレイスしちゃいました(゚∀゚)
お払い箱ってやつです。
before
17インチRDT176S(三菱) + 24インチG2400WD(BenQ) + 20インチX203W(Acer)
SXGA(1280×1024) + WUXGA(1920×1200) + WSXGA+(1680×1050)
after
20インチL200p(IBM) + 24インチW241DG(HYUNDAI) *2
UXGA(1600×1200) + WUXGA(1920×1200)*2
縦1200に統一してやった(*´д`*)
しかも
全てIPSパネルで。
ただ、W241DGはメーカーが
HYUNDAI(ヒュンダイ)というのがちょっとブランドイメージが悪いですね。
現在IPS液晶を販売しているNEC、三菱、HPから見れば圧倒的に最下位なのは間違いないです。それはmontaも自認しています。
でも、そこはほら、
価格と機能でカバーですよ!
先日ツクモに行ったらナント、
2万6980円で極上中古品がいくつも出ていたのですよ。(通常、新品は3万7980円)
※極上中古品:ツクモの交換保証制度を使って購入1ヶ月以内に戻ってきた品物。
液晶の極上中古品の場合、十中八九ドット欠けがどこかにあると見て良い。
中古にも関わらず、
メーカー保証は新たに適用される。
ドット欠けは中央にでも発生して無い限り、気にしないので構いません。230万分の1ドットの中のRGB素子の1つが非点灯ぐらいなら、背景色によっては全く判らないレベル。
で、配送代込みでも2万8000円ですよ?
三菱の期待の新人RDT241WEXの半額以下です。
つい流れに身を任せて2台も買ってしまいました。
どうせ使っているIPSパネルはどれもLGのIPSパネルでしょうし。
ちなみにこのW241DGのIPSパネル(LM240WU2)は
24インチのiMacでも使われているそうです。ジョブスのお墨付きですね。
箱がデカっ!
同じ24インチのBenQのG2400WDが2台も入る大きさ。
入力端子はお馴染みのD-Sub、DVI、HDMIに加え、
アナログコンポーネント入力にも対応。
今となってはPS2ぐらいしか繋げるものがありませんけどね。Wiiを持っている人は重宝しそうですね。
背面は
何故か白色。
このセンスが判らない!これがHYNDAIクオリティ!
よく、
パンダ仕様と揶揄されていますが、それじゃかっこ悪いので
WeiβSchwarz(ヴァイスシュヴァルツ)仕様と呼称しましょう。いま決めました。
シモツキン的にはschwarzweiβでもおk。
●TNパネルとIPSパネルの違い
液晶の駆動方式には大まかに分けてTN、VA、IPSの3種類があるのはご存知だと思います。ご存知ないのでした各位お調べください。
TNは現在の低価格液晶、よくある1920×1080のフルHD液晶に大量採用されています。
視野角が狭い(160~170°ぐらい)代わりに、安く作れて応答速度もそこそこ速いです。発色はクソです。
VAとIPSは中級機以上に搭載されていて視野角が178°と広いです。色の再現性もパネルのグレードによりピンキリですが、安物でもTNよりは確実に勝ります。
では今まで使っていたTNとIPS液晶を比較していきましょう。
左G2400WD(TN)、右W241DG(IPS)
正面からではどちらも大差ないです。
ただ、W241DGはグレア(光沢)パネルなので、IPSの弱点と言われる
黒の締まりが大変ビビッドです。
上から見下ろした状態。
TNだと白い霞が広がり、まともに見られません。
IPSはご覧のとおりです(*´д`*)
道の奥にある電柱の数だって数えられます。
側面から。(※W241DGの画像を左右反転させてます)
やはり圧倒的。
視野角が広く取れることから、TNの時では使い物にならなかったピボット(縦回転)もこの通り。
W241DGの台座はデフォで回転機構が盛り込まれています。
つか、24インチの縦回転って巨大すぎる(;´Д`)
ただ、GeForceの縦回転はハードウェアで実現しているのではなく、どうやらソフトウェア処理のようでかなりスクロールがカクツキます。ゲームでは使い物にならないでしょう。
Radeonもソフトウェア処理のようですが、あっちは結構コードが良いようで、普通に使えているようですけどね。
プロ向けのQuadroシリーズでもソフトウェア処理なのでしょうかね?ベースはGeForceですし。
NVIDIAは少しはピボットに力を入れてください。
余談ですがS3のchromeシリーズはハードウェアで回転処理ができるそうです。
「せっかくだから縦1200に統一しよう」と思って、これまでの三菱RDT176SからIBMのUXGA(1600×1200)液晶L200pにリプレイスしました。
デスクトップのポジション的にはシステムモニタとfoobarなどメディアプレイヤー制御が主です。
みんなが大好きだったIBMマーク。
L200pもIPSパネルです。
ただ、流石に現在UXGA液晶を新品で買うとなると非常に選択肢が限られ、しかもお高いので(L997とかね)、中古で済ませました。
某店で8000円でした。
で、現在のデスクトップ解像度はフルで5440×1200なんていう、ファンタスティックな状態になっております。
注意:原寸大(5440×1200)
数日使ってみて初めてわかるような使用感は今後、追って報告していきます。