2013 年 2 月 8 日

[レビュー]アイドルマスター 公式サインライト


[最終更新:2013.02.09 PM13:20]



メーカー 株式会社ルミカ
予約日 2012年12月07日
定価 各色1,000円×13色
入手日 2013年02月03日
購入店 ララビットマーケット
購入価格 13,000円(13色セット)
ペンライト色 赤(春香)、青(千早)、白(雪歩)、黒(真)、オレンジ(やよい)、黄緑(美希)、ピンク(伊織)、黄(亜美・真美)、紫(あずさ)、緑(律子)、臙脂(貴音)、浅葱(響)、薄黄(小鳥)
光源 赤(春香)=赤色LED、青(千早)=青色LED、緑(律子)=緑色LED、オレンジ(やよい)=橙色LED、他すべて白色LED
電池 LR44×3(赤色LED、橙色LEDタイプのみLR44×2)
光量切り替え なし
連続点灯時間 不明(未測定)
全長 17cm
重量 約17g(電池含む)
ストラップの有無 なし
「公式ペンライト」というのは性能の有無に関わらず、それを使うのが「絶対正義」であるのでレビューする意味が薄いため当blogでは取り上げていませんでした。
しかし、今回のアイマスサインライトは市販にない色があるということで、これは比較する意味があると思い購入しました。



13色セットだとこのような特製箱が付属します。
幅40.5cm×高さ5.5cm×奥行き20cmという結構な大きさですので、会場物販で買われる方は保管場所にお気をつけください。



高木社長からの業務連絡も同梱されておりますので目を通しておきましょう。



ペンライト詰め合わせのお歳暮ギフトがあれば正にこんな感じですねw
イベンターにぜひ贈りましょう。



各ライトごとに包装されています。ララビットマーケットでは単体販売もしていましたが、会場物販では13色セットのみ販売されるようですね。



パッケージスキャン(※1309×2115ピクセル)
ルミカ製だということが明記されています。

■外観■

全長は17cmで大電光改よりもサイリュームクラシック、ルミスティックに近い存在感です。



重量は約17g(電池込み)。参考までにルミスティック21g、大電光改27g、サイクラ34gです。
サイクラのジャスト半分ですね。(サイクラは発光部が重いので振っていて余計に重さを感じます)



ライトごとにアイドル達のシルエットと名前がプリントされています。(実際には中のフィルムにプリントされています)
ただ、点灯させたときにシルエットがほとんど見えなくなってしまうライトがあるのは如何なものかと。



先端処理は不完全で光漏れが気になります。特に白色LEDタイプが顕著ですね。
そもそも、


先端のキャップが簡単に取れてしまうことが大問題です。
大電光改はツメがあるのでキャップはそう簡単に取れないのですが、サインライトは引っかかるポイントがないので少し引っ張れば簡単に取れてしまいます。


キャップが取れてしまった場合は目潰し兵器になるのでご注意くださいね。
テーピングで補強にするにしても、それは改造行為になりレギュレーションに抵触する恐れがありそうなので私からは何とも言えません。
他に光漏れが気になるのは、


発光部の根元(LED付近)です。先端ほどではないですが根元からかなり光が漏れます。



カラーLEDを採用しているのは赤(春香)=赤色LED、青(千早)=青色LED、緑(律子)=緑色LED、オレンジ(やよい)=橙色LEDのみで、他はすべて白色LEDになります。



フィルムの組み合わせはいくつかパターンがあり、「透明折り紙のような単色フィルム」と「キラキラ系のフィルム」を1枚もしくは2枚重ねることで細かな色が再現されていました。



↑のように青系単色フィルムに白系キラキラフィルムを重ねることで浅葱色を再現するわけです。
何より注目は、


「黒」を表現した真のフィルムでしょうか。「光っているのに黒い!」という矛盾した色を再現するのにこれまで数々のペンライト製作者が苦心してきました。
ルミカの回答は炭のような黒いフィルムでした。


明るさは不利になりますが、灰色~黒をよく表現できていると思います。

■操作性■

電源のON、OFFは大電光改と同様に底面のスイッチを回すだけです。
なお、電池は春香(赤色LED)とやよい(橙色LED)のみがLR44×2仕様で他はすべてLR44×3仕様です。



電池交換ですが、非常にやりにくいです。
底面のスイッチは簡単に外れるのですが、その先の電池が奥に入り込んでしまっており、逆さにしても振っても衝撃を与えても落ちてくる気配がしません。
掃除機に吸引ノズルを付けて吸い出すぐらいしないと電池交換できないという超絶安全設計のようです。
ですので、現場で電池交換するのではなく事前に家で済ませておくことをオススメします。



……無駄にこれだけ分解できても相変わらず電池は取り出せません。

■照度■
当blogの「コンサート用ペンライトの照度比較」と同様の方法で測定した結果です。
  Lx
赤(春香) 10
青(千早) 38
白(雪歩) 81
黒(真) 26
オレンジ(やよい) 27
黄緑(美希) 56
ピンク(伊織) 44
黄(亜美・真美) 68
紫(あずさ) 17
緑(律子) 9
臙脂(貴音) 18
浅葱(響) 43
薄黄(小鳥) 33
概ね大電光改と同じ値ですが、春香(赤)は大電光改と違ってLEDが超高輝度タイプではないようです。

■発色■
まずは発光ムラを見ます。


大電光改、サインライト、サイリュームクラシック、ルミスティックです。
サインライトは発光部の上部まで光が均一に届きません。
それでも大電光改よりは全長が短くなったため、結果的に発光部の半分ほどにまで光が届くように改善されました。
色ムラの観点から言えば、サイクラが一歩抜きん出ているのは相変わらずのようです。

■レッド系(春香)■


春香さんは赤色LEDなので大電光改赤の下位互換そのものです。

■ブルー系(千早、響)■


千早は青色LEDなので例によって大電光改とほぼ同じです。
響は浅葱色というか新橋色というかシアンに近い色です。

■ホワイト系(雪歩、真)■


雪歩は白色LEDなので例によって大電光改とほぼ同じです。
真は発光ムラが良い作用をして、先端に行くほど真っ黒になります。

■オレンジ系(やよい)■


大電光改のオレンジは昨年12月に発売されたばかりですが、やよいでも橙色LEDが投入されました。
ただ、フィルムが大電光が濃いオレンジフィルムなのに対して、やよいは黄色に近い明るいオレンジフィルムです。
結果としてやよいのサインライトの方が本家大電光改よりも照度が上になっています。

■グリーン系(美希、律子)■


美希は白色LED+ライムグリーンフィルム、律子は緑色LED+ダークグリーンフィルムとなっており、発色にかなり違いがあります。
美希は白色LEDなのでキンブレグリーンのような黄緑っぽい発色、律子は深緑な発色になります。律子の場合はフィルムは濃すぎて照度もだいぶ落ちてしまっています。

■ピンク系(伊織)■


伊織は大電光改と同じ発色です。

■イエロー系(亜美・真美、小鳥)■


大電光改が濃い黄色なのに対して、小鳥はレモンシフォン色、亜美・真美はキンブレイエローのような緑に近い黄色になります。

■パープル系(貴音、あずさ)■


貴音はフィルムが濃いためインディゴ色、あずさはパープルというよりバイオレットに近い感じでしょうか。

■まとめ■
■良い点
・セットで飾っておくと心が満たされる
・市販のペンライトにはないレアな色がある
・大電光改より小型、軽量
・それでいてルミスティックより明るい

■賛否両論
・各色1000円という価格
 (公式ペンライトとしては普通、13色も揃えると市販ペンライトとしては割高感)

■悪い点
・電池交換がしにくい
・先端が眩しい
・先端のキャップが取れやすい


最初にも述べましたが、「公式ペンライト」というのは性能の有無に関わらず、それを使うのが「絶対正義」ですので「Pなら買い」でしょう。
ペンライトコレクターの方は真だけでも手に入れておきたいですね。買って後悔はしません。

それではアイマス冬フェスに行かれるPの皆さまは楽しんできてくださいね。