2010 年 7 月 18 日

GeForce 210という選択。


今日は日頃何かとお世話になっているzabutonさんが初サークル参加した「紅のひろば4」という即売会にお邪魔しましたよ。

こんばんは、montaです。



場所ははままつちょうにある東京産業貿易会館。



zabutonさんのサークル「ざぶなす」の『東方紅魔狂!?』をゲットしたお(*´д`*)
前々から筆が速いなぁと思っていたら、ホントに1冊同人誌を作ってしまうんだもの。
その速筆と途切れぬモチベーションに嫉妬w
1冊作るなんてmontaには無理でございます。
次は成人向けだそうですので、より期待していますよ。


帰りにアキバに寄り、すくけんのたけ。さんからワンフェスディーラーパスを受け取り。

PCパーツも買い出し。


ZOTACのGeForce 210 Synergy Edition 512MBでございます。



普通なら『なんでそんなクソみたいな性能のビデオカードを買ったの?』となるところですが、
ちゃんとわけがあるのです。

(ミクさんのために)もうすぐREGZAを買う。たぶん37Z1

当然PCからもREGZAに繋ぎたい

現在の構成は9600GSO(DVI x2:W241DG x2)と8300GS(DVI x1:L200p x1)の2枚差し

REGZA込みのクアッドディスプレイにするにはデジタル出力がもう1系統必要じゃん!

RADEONのEyefinityでもDisplayPortを使わなければDVI2画面出力までしか無理なので、
現行のディスプレイを維持しつつクアッドにするには結局2枚のRADEONが必要
(DP付きのディスプレイを購入する予定はない。27インチIPSグレアが出ないと買わない)

ミドルとローエンドのRADEON HD5000シリーズを揃えると2万円オーバーしてしまう
そもそも現在の9600GSOの3D性能に不満はないので無駄な出費をしたくない
また、HD6000シリーズの足音が聞こえてきそうな昨今にHD57xxを買うのも微妙かなぁと

8300GSだけを取り払ってDVIとHDMI出力がある低発熱なカードを導入しよう!

「そういやHDMIにはバージョンがあったじゃん。Deep ColorとかPCから出力できるの~~?」

GeForceなら210、GT220、GT240、GTX4xxシリーズがHDMI1.3(Deep Color)に対応
RADEONならHD5000シリーズ全てが対応しているらしい

じゃぁトータルコストが一番安くて低発熱そうなGeForce 210にしようじゃないか!
(GF9600GSOとRADEON HD5450を同居させる選択肢もあったものの、勇気がなかった)



montaが何か買うときは非常に論理的なプロセスを経て最終的な意志決定がなされるのです( ´∀`)

ちなみにGeForce 210をはじめ、げふぉ200番台は発売順がカオスなのでちょっと整理。
■2009年秋発売 DirectX10.1対応(ローエンド~ミドル)
・GeForce 210 (GT218コア)
・GeForce GT220 (GT216コア)
・GeForce GT240 (GT215コア)


■2009年春発売 DirectX10対応(ミドル)
・GeForce GTS250 (G92bコア)
  ※実態は9800GTX+なので実質2008年夏モデル
  ※さらにG92の元祖は8800GTSであり、つまりは2007年設計の長寿GPU……


■2008年6月以降順次発売 DirectX10対応(アッパーミドル~ハイエンド(でした)
・GeForce GTX260以降(GT200コア)
華やかな話題の多かったRADEON HD4000シリーズ、5000シリーズに比べれば地味すぎるのは否めません。
いいもん!GTX460ちゃんを買うもんね!(どんなキャラだ)




上は中古1280円で買った8300GS(メーカー不明)
下が今日3980円で買ったGeForce 210(ZOTAC)
カード長はほぼ同じ。
ローエンドと言えど、なにげにチョークコイルとコンデンサが固体タイプに変わっていますね。



メモリは64bit接続なDDR2の512MBでして、ベンチのスコアは4Gamerなどを見てください。オンボードVGA並です。
というかGeForce210自体がAtom用ION2のGPUとして採用されていたり……(汗
まぁ目当てはHDMI1.3出力だけなので目をつぶりましょう。
(補助電源なしのビデオカード1枚でゲームもそこそこしたいならRADEON HD5670でも買っておいてください)


さて、そのHDMI出力ですが長らくGeForceの音声出力は、外部(サウンドカード、オンボードサウンド)から同軸デジタルのS/PDIFをビデオカード上に入力してやり、最終的にHDMIなりDVI信号に重畳させて出力させる仕様でした。
これはこれで、『サウンドカードのアナログ出力 + HDMI接続ディスプレイのアナログ出力(スピーカー)』が同時に可能なので運用形態によっては便利ですが、多くの人にとってはいささかスマートさに欠ける仕様なのは否めません。
※なお、RADEONは2007年のHD2000シリーズからGPU内部にサウンドコントローラを内蔵

それがこのGeForce210、GT220、GT240シリーズからついにサウンドコントローラを内蔵するようになったんですよ!
デバイスマネージャを見ると、


「NVIDIA High Definition Audio」が4つも!!
なんでも、2ch x 4 で計8ch(7.1ch)らしいですよ。
確かにリニアPCMを8ch出力できるならこれが正しい表示のような気がしないでもないですが、混乱しますよねw
サウンドデバイスのコントロールパネルからはちゃんと1つのデバイスに見えるようなのでご安心ください。


そして肝心の「Deep Color出力」ですが、、、

どこにも詳しい解説がないのです><;

NVIDIAやZOTACのサイトにはちゃんと
HDMI 1.3a Support
Fully integrated support for HDMI 1.3a including xvYCC, Deep color and 7.1 digital surround sound.
xvYCC、ディープカラー、および7.1デジタルサラウンドシステムを含む、HDMI 1.3aを完全に統合サポートしています。
とあるのですが、どうやってDeep Colorで出力させるのかが判りません。
Blu-rayの色深度は各色8bitの計24bitで納められているので普通に再生する分にはDeep Color(30、36、48bit出力)にはならないはずなのです。
※再生機器側で色空間を伸張する必要あり。
もしかして、GeForceを通したHDMI出力は全て勝手にDeep Colorに伸張してくれているんでしょうか?
海外含めてここら辺の情報が全くないのは皆さん意外とPCをテレビに繋げていないのか、あまりAV機器のテクノロジに興味がないのでしょうかね(´・ω・`)

しかしまぁ、PCでのHDMI出力を調べれば調べるほど『PS3の先進性が際立つ』ことが判ります。
PCがやっと出来るか出来ないかのレベルのことを3年も前の2006年に実現しているのですから。
(これでRSXがまともだったらなぁと残念でなりません)

PS3に限らずAV機器のテクノロジはホントにPCに降りてこないなぁと思います。
・倍速、4倍速液晶パネル
・画像処理エンジン
・LEDバックライト制御技術(エリア制御)
・HDMI CEC

なのでボクは液晶テレビを買うことにしたわけです。

Filed under: PC,日記 — monta @ 23:59