2011 年 7 月 23 日

DisplayPortとSATA3.0(6Gbps)の相性について




先日ちょろっと話した14443円のDELLの23インチIPS液晶「U2311H」が届きました。


こんにちは、montaです。

15日に注文、20日着でしたので恐らく2営業日ぐらいで届きます。DELLも人気商品は国内に在庫を持っているようですね。ちなみにまだ買えます。



どや!(©Clochette)
これがRadeonに封印されし力「Eyefinity-アイフィニティ-」です。
DVI+DVI+DisplayPortの3画面出力でございます。
さて、ここに至るまでにはかなりトリッキーな問題がありました。
※問題なく素直に動作してしまうとこの日記もココで終わりなので、monta@site的にはトラブルは美味しいです^q^

現時点でも完全な解決には至っていませんが、もし同じ環境の方がいたらご参考にしてください。

-環境-

 ■CPU:Corei7 920
 ■MB:ASRock X58 Extreme3(X58チップセット)
 ■Mem:SiliconPower DDR3-1333 4GBx6
 ■VideoCard:Radeon HD5770(Sapphire 11163-02-20R)
 ■SATA3.0コントローラ:Marvell 88SE9128(マザーオンボード)
 ■SATA3.0 SSD:Crucial C300 128GB
 ■電源:Antec EA-650
 ■DisplayPortケーブル:COMON(カモン) DP-30
U2311HとRadeon HD5770をDisplayPortで接続し、電源を入れるとBIOS後に、


起動デバイスが見つからない という極めて心臓に悪いメッセージが!
「SSDがご臨終してしまったのか!?」と寒気がしました。冷房要らずなのでオススメです。

とりあえず落ち着いて、ブートデバイスの優先順位を確認するためBIOS画面に目をやると


SATA3.0の先に繋がっているはずのSSDが認識していないじゃないですか。
↓は正常な状態


※DisplayPortを抜いてDVIで繋ぎ直すと普通にSSDを認識しました。
さてどうしたものかと色々なパーツ構成で試すうちにある法則を発見しました。

■コールドブート(ハードウェアキャッシュなし)
 ・ビデオカード完全初期化
 ・メモリチェックあり
 結果:○SATA3.0を認識する

■コールドブート(ハードウェアキャッシュあり)
 ・ビデオカード簡易初期化?
 ・メモリチェックあり
 結果:×SATA3.0を認識しない

■ウォームブート
 ・ビデオカード初期化なし
 ・メモリチェックなし
 結果:△コールドブートの段階でSATA3.0を認識していればその状態を維持する
どうやらハードウェアキャッシュがない状態、つまりマザーに電荷がない状態からのコールドブートだとDisplayPortとSATA3.0を同時に認識するようです。
あまり意識されていませんが、ブートにはいくつか種類があります。
有名なのが上でも挙げたコールドブート、ウォームブートですね。
PCの電源を入れて、「ディスプレイにPOST画面が表示されるまでの時間」を気にしたことはありますか?
例えばWindowsから再起動したらすぐにPOST画面が出ますよね?逆に完全に電源OFFの状態から電源ONにするとPOST画面が中々出ないですよね?
前者がウォームブート、後者がコールドブートです。
コールドブートはハードウェアの初期化、メモリチェックが走るのでウォームブートより遅くなります。
逆にウォームブートは「それまで正常に起動していたシステム」から再起動せよという命令が来たので「このシステムは安全なのだろう」という暗黙の了解のもと各種チェックはすっ飛ばしてブートします。

で、実はコールドブートにもいくつか種類があります。
厳密には私も仕組みを良く知らないのですが、マザーによっては「ハードウェア構成をCMOSか何かにキャッシュ」するものがあるのです。
またPOST画面の話ですが、
電源ケーブルを抜いた状態(or 電源ユニットのスイッチOFF状態)で電源ケーブルを挿し、PCの電源を入れた場合と、
一度起動していたPCをシャットダウンした状態から電源を入れた場合とでは明らかに後者の方がPOST画面が速く表示されますよね?
これはマザーがビデオカードの認識をすぐに行えるよう、何かしらのハードウェア情報をキャッシュしているとしか思えない挙動です。
このキャッシュは限定的なもののようで、電源をマザーから完全に切断するとキャッシュも消えてしまうようです。CMOSクリアに近い挙動と言えます。

困ったことにこのハードウェアキャッシュがある状態だと何故かSATA3.0を認識してくれないんですよ。
なので今は初回起動のたびに電源ユニットのスイッチをOFF→ONにしてから電源を入れている有り様です。
一度起動してしまえば後はシャットダウンしない限り再起動しようがスタンバイしようが使えるので、「家にいる時間=PCが起動している時間」のmontaにとってはそれほど支障がないとも言えますが、本来はとても不便な仕様と言えます。

このMarvellのコントローラが悪いのか、RadeonのDisplayPortコントローラにバグがあるのかどうかは定かではありませんが、とりあえず私のこの環境では正常には動かないというのは確かです。
DisplayPortに関しては、この現象以外にもかなり相性があるらしく(映りが安定しなかったり、スリープに入らなかったり)、まだまだ成熟した規格とは言えないようですね。
なにか良い解決方法をご存知の方がおりましたらお知らせください。
HD6000シリーズでは改善しているんですかね?
Filed under: PC,日記 — monta @ 23:59

2011 年 7 月 20 日

雑記110720




MonoMaxという雑誌にオレンジ色のLEDライトが付録になっているというので妙な使命感に駆られて買ってみました。


こんにちは、montaです。



暗っ!
使ってるLEDは普通の高輝度LEDですし、電源も単三x1を昇圧しているだけなのでこれが限界でしょうね。
monta@siteユーザーが予想しているような用途では使い物になりません。
まぁ680円ですしこれで納得するしかないですね。

ちなみに


同じサイズのUltraFire C3と比べると、


子どものおもちゃですな(´・ω・`)




災害時のワンセグ端末として生涯を終えそうだったIS01にFroyo(Android2.2)を入れたなう。
参考:「CyanogenMod for IS01(Froyo)」デュアルブートまとめ – is01next@blog



google mapsが3D表示できるようになりました☆
地図のベクトルデータをダウンロードすることでオフラインでの閲覧にも対応。もうRMapsする必要もありません。やったね!
あ、ワンセグやカメラは使えなくなるのでその際は1.6で起動させてください。

※インストールに失敗してIS01が起動しなくなってもmontaは一切の責任を負いませんのでご了承ください。
Filed under: 日記 — monta @ 00:43

2011 年 7 月 16 日

eSATAをやめてUSB3.0へ。


DELLの23インチIPS液晶モニタU2311Hが16980円、さらに15%OFFクーポン適用で14433円という破格の安さなので注文してしまいました。
(上記の価格は法人が対象)

こんにちは、実家が自営業者なmontaです。

同価格帯のTN液晶の存在理由が消滅するほどのインパクトですよ。
DELLなので納期が遅いのが難点ですがw
個人でも法人扱いで注文する方法やクーポンを探してくる方法などは、良い子と良い(年した)オトナのためのmonta@siteではアナーキー過ぎて紹介できません。そんな詐称行為をしてはダメです。


さて、唐突ですが今までmontaは、


恵安のKDST-350 DOCKというeSATA&USB2.0なHDDスタンドを使っていたのですが、どうもマザーをASRock X58 Extreme3に、メインのSSDをC300に変えてから稀にベリファイエラーが出るようになってしまったのですよ。
(FireFileCopy、FastCopy共に)
最初はメモリを疑ったのですが、USB2.0で接続すると全く問題ないことからeSATAが原因だと判断。
X58 Extreme3のeSATAポートはICH10Rから伸びているのではなく、SATA3.0コントローラであるMarvel 88SE9128から伸びています。
(88SE9128は2ポートしかSATAを持っていないので、eSATAを使う場合は必然的にオンボードのSATA3.0は1ポートしか使えなくなります)

[マザー] – [88SE9128]-[C300](SATA3.0)
         |
      [KDST-350 DOCK](eSATA)
略図で表すとこんな感じですね。PCIEとかは省略です。
X58 Extreme3と88SE9128の間は「ASRock True 333」とかいう何だかよくわからない技術で帯域確保されているようです。
これはあくまでmontaの推測ですが、88SE9128はSATA3.0とeSATAの同時使用が鬼門なのではと考えます。eSATAとして使われるのは想定外だったのではないかと。

この推測がハズレだったとしても、ベリファイエラーが出ているという事実は解決しなければなりません。「稀にエラーが発生する」というのが精神衛生上、非常に良くないからですw

幸いX58 Extreme3にはもう一つの超高速外部接続インタフェイスUSB3.0が搭載されているので、そちらを使わない手はありません。

国内だとまだまだUSB3.0に対応したHDDスタンドは高いので、いつものようにDXで探してみることにしました☆

……ありました!


赤いボディが特徴的な「USB 3.0 HDD Docking Station for All 2.5/3.5 SATA HDD」です。
価格は$28。今だと2300円以下で買えます。
※PCパーツの輸入は初期不良があった場合に交換が面倒なので、人柱以外にはオススメしません



2週間ほどで到着。



パッケージにはUSB2.0接続であることやカードリーダー、USBハブ機能まで備わっていることになっていますが、本体にはUSB3.0端子があるのみですw
箱と中身が違うのは中華クオリティ。



同梱物。USBケーブルは3.0対応です(奥に追加5ピンが見えます)



HDDの背面基板が隠れるつい立てがあるのがナイスです。

では肝心の転送速度の計測です。
HDDは倉庫の定番WD20EARS。



[KDST-350 DOCK eSATA接続]



[KDST-350 DOCK USB2.0接続]



[USB 3.0 HDD Docking Station USB3.0接続]

USB3.0がeSATAと同等のパフォーマンスを発揮していることが確認できました。
今のところベリファイエラーもないので、買い物としては成功ですね(;´Д`)ハァハァ
Filed under: PC,日記 — monta @ 23:53

2011 年 7 月 13 日

PS3を冷やせ。


「自分は暑さを我慢できるけど、マシンが持たないからエアコンを付けるしかないんだよなぁ」と苦渋の選択で涙目になりながら涼を取っている皆さん、こんにちは。montaです。

そうは言っても、さすがにエアコンの設定温度は例年よりも高めな昨今。
各種PC、ゲームコンソールがけたたましい爆音を上げていることと存じます。

montaの初期型PS3もPSNに繋いでアイアンマンを見るだけで、側面からアークリアクターの排熱がムンムンと出てきます。
PS3自体は熱耐性に優れた設計ですが製造から5年近く経っているので冷やすに越したことはありません。

というわけで自分用メモ(転載)


初期型PS3(パーフェクトPS3)の排熱は内部の16cmファンによって、右側面と背面から出てくるようになっています。
排気口に手を当ててみれば判りますが、これが非常に熱い。よくこれで排熱が間に合うなぁと心配になりますが、実際この仕様で熱暴走しないそうなのでさすが木更津の奇跡です。

とは言っても、「じゃぁ何の対策もしないでこのままでイイよね」だと今日の日記もここで終わってしまうので、せっかくなのでUSBファンを設置してみることにしました☆



ezFAN:1300円
折り畳めたり、回転数調整ができたり高機能ですが、回転マックスでも肝心の風量があまりないというのが欠点。



BIG FAN 120U for MEN:1400円
12cm 5VファンにUSBケーブルをホットボンドで付けただけの潔い製品です。
五月蝿いですが風量はあります。



こんな感じに右側面と背面に置いただけです。
ちなみに騒音はPS3の爆音モード+USBファンの音なので、大変にぎやかになります。寂しい夜も安心ですね♪
USBファンの後ろに手を当てると、熱風が非常に高速で拡散されているのが判ります。気休め以上の効果はあるはずです。

このUSBファンに加えて、PS3の下にインシュレーターでも敷いて高床式にしてやればさらなる冷却効果が期待できます。(10円玉を積み重ねてテープで止めれば簡易インシュレーターになります)


というわけであとはドリーミーシアター2ndの配信を待つだけですね。
Filed under: GAME,日記 — monta @ 18:45