2014 年 2 月 16 日

[レビュー]アイドルマスター SSA公式コンサートライト


[最終更新:2014.02.18 AM01:00]


メーカー 株式会社ルイファン・ジャパン
発売日(当日物販) 2014年02月21日
定価 各色1000円(税込み)
購入日(事前通販) 2013年12月06日
購入店 ララビットマーケット
購入価格 13色セット13000円(税込み)
ラインナップ 13色+3色+3色
光源 砲弾型単色カラーLEDx1
電池 LR44x3
光量切り替え なし
先端処理 あり(フィルームシート丸抜き)
フリッカー、色分離 なし
連続点灯時間
(メーカー公表値)
6時間以上
全長 レギュラーグリップ:16.7cm
ファイターグリップ:19.3cm
重量(電池含む) レギュラーグリップ:24g
ファイターグリップ:26g
ストラップの有無 付属
定電圧・定電流回路 なし
ロット情報 初期ロット:2014年02月~
公式サイト ララビットマーケット


全国のプロデューサーの皆様、お待たせしました。
キンブレiLiteをベースにしたアイマスSSAライブ用公式コンサートライトの登場です。
昨今は凝った公式ペンライトが多いですが、やはりアイマスは格が違います。
□フルカラーではなく単色で全色ラインナップ
□フィルムシートの色が市販にはない特注品
□持ち手の色も特注品
□付属品(ストラップ)も特注品
□専用パッケージが用意されている
□全色セットで買うとさらに特別パッケージが用意されている
他の現場で流用するのが不可能なぐらいワンオフ仕様で作ってもらえるとペンライト収集家としても集めがいがあるものですね。

ラインナップとしては765プロ+小鳥さんの13色と、シンデレラガールズ3色、ミリオンライブ!3色の計19色があるのですが、管理人が購入したのは13色セットのみです。


今になって全種注文しておけば良かったかなぁと後悔しています。



公式コンサートライトホルダーも注文しなかったのを後悔しています……。

なお、レビューについては以下もお読みください。
[レビュー]キングブレード iLite(アイライト)


[レビュー]アイドルマスター 公式サインライトVer.1

■パッケージ■


13色セットを買うと付いてくる箱です。
上に乗っているのが去年のサインライトで下にあるのが今年のバージョンです。
W51cm×D24.5cm×H5cmもありますので、当日買われる方はロッカーも探した方が良いですね。(小さいロッカーだと入りきらない恐れあり)



ルイファン・ジャパン製だと明記されていますが、この箱までルイファン製なのかは不明です。



高木社長からの業務連絡も巨大化しています。



ライト自体のパッケージサイズは純正iLiteと同じぐらいです。(吊り下げ用の穴はありません)



台紙を並べてみました。

■外観■


iLite最大の特徴であるレギュラーグリップ、ファイターグリップに換装可能。



全長はファイターグリップ装着時19.3cm、レギュラーグリップ装着時16.7cmです。



出荷時はファイターグリップが装着済みです。ストラップも同色で揃っています。
このストラップは純正iLiteとは異なり、


通常のキンブレでお馴染みのサイズとなります。
ただ、ファイターグリップでバルログする際にストラップは必要かと言われれば、邪魔で外してしまう人もいるかと思われます。(このカラフルなストラップはレアなので何かに使ってください)



電池蓋にはAMCG(Advanced Media Creation Girls)の天使ロゴが。



電池はLR44x3で純正iLiteと同じです。



フィルムシートにはキャラシルエットを白地で印刷。
点灯させると、


一部の色で見えづらくなってしまうのが残念ですね。(OHPフィルムで黒いシルエットばかり作っている個人の感想です)



持ち手側にも色が付いているので、純正iLiteのように白い本体から透けても許容範囲かと思われます。

内蔵されているLEDは


春香=赤色、千早=青色、やよい=橙色、律子=純正iLiteのターコイズに近いLEDで、それ以外は白色LEDです。
※美希だけ白の色温度が違います(後述)

純正iLite(初期ロット)と異なる点として、LEDの位置とリフレクタの形状が挙げられます。


純正iLiteではリフレクタの4隅に切れ込みがあるタイプ(LEDが深い)と、丸い2穴があるタイプ(LEDが浅い)の2種類がありましたが、アイマスでは4隅に切れ込みがあるタイプに統一されました。
また、チューブの形状にも変化があり、


接合部に溝が一段増えています。


これによって何が解決したかと言うと、


純正iLiteにあった接合部の光漏れが改善されました。



完全というわけではありませんが、iLite初期ロットよりは遥かに安全です。
気になる方はアルミテープで、


このように目張りしてください。

なお、先端処理に関しては、


相変わらず隙間から漏れます。こちらも気になる方は塞いでください。
(以前の目潰しサインライトVer.1に比べればマシです)

■バルログ注意点■
ラブライブ4thにて左手4+右手5バルログを素手で試したのですが、


指の皮が擦り剥けます。3~4曲ぐらい全力でやっていればこうなります。


これはファイターグリップの支柱が細すぎることにより固くホールドできず、指の中で前後に動いてしまうためです。
摩擦熱が想像以上にあるようで、火傷の痕のような水ぶくれもできていました。
対策としては、
・グリップを太らせる
・指にテーピングをする
・手袋をする
・レギュラーグリップでバルログをする(点灯スイッチの誤動作に注意)
などが考えられます。
片手で3本以上バルログするなら絶対に何か対策をされるべきでしょう。
2日間も参加するのに初日の前半で指が死んでしまってはどうしようもありません。

■発色■
まずは色ムラを見ます。


純正iLiteでも同様ですが、発光部から1.5cm付近に明るくなるスポットがあります。
純正ではそこまで目立たなかったのですが、フィルムシートとの相性でしょうかアイマスでは明るいスポットが目立ちます。

次に各色を見ます。
■レッド系(春香)■


iLite、サインライトVer.1とほぼ同じ発色です。

■ブルー系(千早)■


iLite、サインライトVer.1とほぼ同じ発色です。

■グリーン系(美希、律子)■


美希さんはサインライトVer.1よりもやや白くなり、律子さんはエメラルド色に近くなりました。


律子さんに使われているLEDはiLiteのターコイズに近い発色です。(同一かも?)
つまり、アイマス公式コンサートライトで普通の緑色LEDが採用されているアイドルは居ないことになります。

■オレンジ系(やよい)■


iLiteとほぼ同じ発色です。
サインライトVer.1より濃いオレンジになりました。

■イエロー系(亜美・真美、小鳥)■


純正iLiteは黄色LEDでしたが、亜美・真美、小鳥さんは白色LEDで再現しています。
そのため、亜美・真美は相対的に「やや黄緑っぽいかな?」と感じました。
小鳥さんはサインライトVer.1よりもさらに色が薄くなり、白に薄っすら黄色が着色されているレベルです。

■パープル系(貴音、あずさ)■


純正iLiteは紫色LEDでしたが、あずささん、貴音さんは白色LEDで再現。
あずささんはサインライトVer.1の発色に近いですが、貴音さんはHTMLカラーで言うところのインディゴからダークマゼンタのような色に変りました。臙脂 (えんじ) 色より赤の成分が少ないですね。

■ピンク系(伊織)■


純正iLiteはピンク色LEDでしたが、伊織さんは白色LEDで再現。
ピンクに関しては白色LEDを使ったほうが鮮やかで明るいピンクが得られます。
大電光改でお馴染みの色とも言えます。

■浅葱色系(響)■


響さんの浅葱色はサインライトVer.1とほぼ同じ発色になっています。
カラフルプロならアクアブルーが近いです。純正iLiteのターコイズは違う系統の色なので振らないように。

■ホワイト系(雪歩)■


iLiteとほぼ同じ発色です。
個人的にはiLiteホワイトの白は色温度が高すぎて青みがかって見えるので好きではありません。
実はiLite純正の白色LEDは2種類あって、ホワイトとブラックで色温度が異なっています。
そして今回の美希では昼白色と電球色の中間ぐらいな色温度が登場しました。


付け替えるとこんなにも違います。

■ブラック系(真)■


iLiteと若干色が異なりますが、これは前述のように白色LEDの色温度に起因するものです。
付け替えれば同じ色になります。
それにしても去年サインライトVer.1をレビューしたころは唯一のブラックだったのに今は選択肢が随分増えましたね。
レギュレーションの関係上、アイマスでは使えませんがサンダーとキンブレにもブラックが用意されています。※ルミエースにもあります

■照度■
当blogの「コンサート用ペンライトの照度比較」と同様の方法で測定した結果です。
電源には安定化電源4.5Vを使用しています。
10cm照度[Lx]
サイン
ライトv1
SSA公式 iLite PRO110ネオン カラフルPRO110
キラキラ
大電光改
赤(春香) 10 24 23 47 28 26
青(千早) 38 26 25 93 35 41
白(雪歩) 81 54 61   76 81
黒(真) 26 13 11 5    
オレンジ(やよい) 27 20 28 95
38(彩オレンジ)
23 16
黄緑(美希) 56 22 29(緑) 53(緑) 23(緑) 16(緑)
ピンク(伊織) 44 47 28   31 47
黄(亜美・真美) 68 41 30   46 54
紫(あずさ) 17 12 12   40
バイオレット
17
深緑(律子) 9 10        
臙脂(貴音) 18 5        
浅葱(響) 43 24     45
アクアブルー
 
薄黄(小鳥) 33 33        
全体的にサインライトVer.1より明るさ抑えられています。
純正iLiteも他と比べて特別明るいわけではなく、長時間動作を重視しているようなのでこの結果も順当です。
ただ、個人的な希望を言えば明るさは揃えて欲しいですね。例えば貴音さんは他と並べると点灯しているのかわからないぐらい暗いです。
濃い色を再現するには光源自体を暗くするのが簡単ですが、明るさと濃さを両立できる何か画期的なブレイクスルーが無いかなぁと考えています。


■まとめ■
■良い点
・アイマスのためだけに作られたプレミア感
・セットで飾っておくと心が満たされる
・市販のペンライトにはないレアな色がある

■悪い点
・色ムラがiLiteより目立つ
・連続バルログには工夫が必要
(他イベントでの)一般的な公式ペンライトと比べれば遥かにハイスペックですが、まだまだ改善できそうな点は多いというのが私の結論です。
今後Ver.4(ルイファンとしてはVer.2)が出るなら、どこが変わったか見たいところですね。

それではプロデューサーの皆様、さいたまスーパーアリーナを無数の光で輝かせてください。

Filed under: ペンライトレビュー — monta @ 23:59

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