2009 年 2 月 4 日

Core2DuoからPentiumに戻ってやった




PentiumはPentiumでも、「Pentium Dual-Core」だけどな!
しかもWolfdaleコアのE5200です。

今まで使っていたCore2Duo E4400 2GHz@3GHzから乗り換える利点
■低発熱
45nmプロセスなので発熱が少ない。(E4400は65nm)

■高クロック
E5200は200MHz(ベースクロック) × 12.5(倍率) = 2.5GHzが定格なので、仮にベースクロックを333MHzにオーバークロックできれば4.16GHzに達する。300MHzでも3.75GHz
 
■据え置きな基本スペック
L2キャッシュはE4400と同様の2MB。使える拡張命令も同様でSSE4、VT、TXTは非対応

■低価格
価格が6800円。E4400のじゃんぱら買い取り価格6500円にプラス300円!


もちろん本格的に高パフォーマンスを狙うならL2キャッシュ6MBのE8000シリーズを買うのが定石(※1)ですが、monta@siteは『最小限の投資でそこそこおいしいパフォーマンスを狙う』のがモットーなので今回もE5200をチョイスします。
(それは建前で、本音は色々なものに予算が分散してしまっているため。さっきも某大型フィギュアを注文してしまいましたし……後日掲載予定)

※1:自作er以外にはあまり知られていない事実として、ほとんどの場合においてクアッドコアのQ6600よりデュアルコアのE8400の方が速いです。
クアッドが速いのは、マルチコアに最適化されたエンコーダぐらい。
ほとんどのアプリはシングルタスクな設計なのでクアッドコアの恩恵はないです。デュアルで十分。



45nm世代の低発熱の証としてリテールクーラーが薄くなりました。
左がE4400、右がE5200



CPU-Z(何故かCPUロゴの表示がおかしい。VisualStyleとの相性?)

早速E5200はオーバークロックしています。
さすがにP965世代のマザー(GA-965P-DS3P Rev3.3)では荷が重かったらしく、3.6GHz(ベースクロック290 x 12.5)までしか上がりませんでした。
P965自体の対応FSBは最大1066MHzで、このマザーはギガが独自に1333MHzまでの対応を謳っているだけですからね。
(P965が本来保証しているベースクロックはFSB1066MHz ÷ 4 = 266MHzまでです)

電圧も定格の1.35V近くまで上げてます。もっとカツ入れすれば3.75GHzまで行くかもしれませんが発熱も増えますし、ちょっとした電圧変動ですぐシステムダウンしてしまうので常用はできません。

ビデオカードを2枚挿したり、メモリも6GB(2GBx2 1GBx2)といういっぱいいっぱいの構成なのも足枷でしょう。


■得られたパフォーマンス
super pi mod 100万桁
 ・E4400 3GHz
  →20.359sec
 
 ・E5200 3.6GHz
  →16.992sec 

 ・QX6700 2.66GHz (研究室のPC)
 

  →20.125sec

発熱  CPUクーラー:峰COOLER
 室温:たぶん20℃以下
 Coretemp
 ・E4400
 アイドル時48℃ 負荷時57℃

 ・E5200
 アイドル時37℃ 負荷時48℃

結論は、『今E4000シリーズを使っている人は、さっさとE5x00に乗り換えた方がいいですよ』ってことで。
E4000の売却益+数百円でパフォーマンスアップできますから。
もちろん、マザーが45nm世代に対応している必要がありますので要確認。BIOSアップのアップデートもチェックしてみてくださいね。
Filed under: PC,日記 — monta @ 14:43

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