2011 年 9 月 17 日

[閃ブレ]RGB懐中電灯でRGBブレードを作る


2011-11-06追記
この記事で取り上げているRGB懐中電灯は衝撃に弱いようで、数件の不具合報告が挙がっています。

・ボタンが効かなくなり白色にしか光らなくなった
・色を変更ができても振っている途中で白色にリセットがかかってしまう

現に私のRGB懐中電灯も白色にしか光らなくなりました。
これから読まれる方は「強度に難があるもの」だと認識した上で導入を検討してください。



これだけの色がLEDライト1本で表現できるようになります。
例えばオールスタンディングのライブで自席がない、かつ、登壇者ごとの色指定がたくさんある場合に重宝します。


こんばんは、montaです。


今日はLED製品全般の通販を手がける株式会社テクノミューコン様で取り扱わている『RGB懐中電灯』を使った電池式サイリウムの作例を紹介します。
※2011-11-09追記:テクノミューコン様でのRGB懐中電灯の取り扱いが終了しました。国内から購入できるサイトをご存知の方はお知らせください。

RGB懐中電灯とは内蔵されている赤、緑、青の各LEDの発光量を加色法により調節して任意の色を作れるようにしたものです。
※あくまでこの懐中電灯はプリセットされた10色:White、Red、Green、Blue、Orange、Light Green、Purple、Yellow、Light Blue、Pinkしか作れません。
※これまでもシナモンブレードなど個人で製作されている例はあります。



価格は1本3300円 + 送料500円(北海道・沖縄1000円)です。
「※イベント等に最高の商品」と注記があるのが気になりますね。現場の強い味方「ヘラクレス」と書かれるよりはマシですがw




友人の分も合わせて2つ注文しました。木曜朝に注文→銀行振込→夕方に発送完了メール→金曜着でした。
箱に書かれている製品名としてはColor Shine Flashlight(Model No.6293101M)
RGB懐中電灯ブレードじゃカッコ悪いので便宜上RGBブレードとしておきます。



上からSG-309、SG-305、RGB懐中電灯、UltraFire WF-501B(Luxeon K2)
とにかく太くて重いというのが第一印象でした。



直径32mm、全長123mm、重量155.4g(電池込み)は覚悟してください。(参考までにSG-305は101.8g)



電池は単4×3本。



とりあえずさっさとネオンスティックの台座をアルミテープとビニルテープで取り付けます。
ライト側の直径が太いので、太さを揃えるため台座側の周りをテープで盛っておくと良いでしょう。
ネオンスティックの筒の色は白を指定します。



発光させるとこんな感じになります。
明るさはSG-305より暗いです。
様々な色を切り替えられるのは良いのですが、フォーカスコントロールがないため筒の根元だけが明るくなってしまいます。
参考までに、


左がRGB懐中電灯、右がUltraFire WF-501B(Luxeon K2 Green)です。
RGB懐中電灯は広い照射範囲を均等に照らす仕様なため、閃ブレ化との相性は良くないかも知れません。(利便性と取るか、色ムラの無さを取るかによります)

もっとも、RGB懐中電灯であれば閃が苦手とする青や赤のネオンスティックを綺麗に発光させることが可能なので必然的に他の選択肢がないのですが。



左からSG-305、RGB懐中電灯、WF-501B(Luxeon K2 Blue)です。
ネオンスティックの筒の色は閃だと薄い水色にしか見えなくなる「青」です。
さすがにLuxeon K2は相手が悪かったとしても閃とは比べものにならない青さを表現できています。
色ムラにより上部が暗くなりますが、それが却って濃い青に見えます。
東京ドームに行く方もこれは使えると思います。

せっかくなので電圧4.5V時の消費電流値を測っておきました。
Color mA
white 500
red 470
green 330
blue 400
orange 430
light green 270
purple 340
yellow 380
light blue 290
pink 410
参考までにSG-305の消費電流(4.5V時)は約400mAです。
この結果を見ると白を使うと凄い勢いで電池が減りますね。逆にlight green(黄緑)なら長持ちしそうです。
まぁこのRGB懐中電灯の白は青みがかった白なので使うことはないと思いますが。


左がSG-305です。
RGBの3色を用い、加色法で色を作り出しているためどうしても完全な白にはできません。



また、白色または中間色を振るとこんな感じに合成に使われている色が浮かび上がります。(色分離)

まとめ
■良い点
・1本のLEDライトで10色表現できるのは魅力
・電池が一般的な単四x3
・(現時点では)国内の通販サイトから買えるので安心
・色切り替えボタンを4秒長押しすることで現在の色を記憶してスリープモードに入ることができる
 (いちいちボタンをポチポチ連打する必要がない)

■微妙な点
・衝撃で色の変更ができなくなる(記事冒頭の注意書き参照)
・重い、長い
・色ムラがある
・人によっては色の分離が気になる(高速で点滅を繰り返しているようなものなので)
・RGB懐中電灯で表現できる色でも微妙な色がある。


黄色に関しては透明おりがみオレンジ+新イエローの筒を閃に装着したほうが綺麗に発光します⊂(^ω^)⊃
現状の閃ブレに飽きた方、次のブレイクスルーを探している方にオススメします。