2013 年 2 月 18 日

BDプレイヤーが4980円の時代


■連絡事項■
2月20日、でらなんなんにて発売されるルミエースのカラーチェンジ版ですが、当blogにレビューを掲載できるのが早くとも23日土曜夜、遅ければ翌週になってしまいそうです。
従いまして、24日のゆるゆり「七森中♪ふぇすてぃばる」でフルカラーペンライトが必要な方は当blogの更新を待たずにキンブレX10、カラフルサンダー、ルミエースカラーチェンジ版、光刀正光などをお買い求めください。



先月、あきばお~にて「GEM-BR-3800」というBDプレイヤーが4980円で売られていたのでついつい買ってしまいました。
BDプレイヤーもすっかり安くなりましたね。DVDプレイヤーだとレンタル屋に2000円ぐらいで売っていますので、BDプレイヤーの価格が熟れるのも時間の問題でした。
この機種ではないですが、ツタヤにも4980円でBDプレイヤーが売られているようです。
この手の廉価機はどのメーカーもMediaTekやらBroadcomのメディアプレイヤー用SoCを使っているので、どのメーカーを買っても機能的には大差ありません。



この「GEM-BR-3800」も御多分にもれず、再生コンテナがAVI、MKV、VOB、AVCHDだったりUSBメモリからも再生できたりなどフリーダムです。
スペック表にはないですがMP4コンテナも一応再生できました。(どこまでのプロファイルに対応しているかは不明)



リモコンは「かんたんタイプ」と「標準タイプ」の2種類が付属します。



電源を入れると、数秒だけ前面のVFDが点灯するのですがすぐに消灯してしまいます。
電源ボタン以外の操作ボタンも効かないという困った初期不良でした(´・ω・`)



ただ、映像は出力されていますし、リモコンからなら問題なく操作できるので実用上は問題ないですかね……(運用でカバー)
一応、保証期間は1年間あるのですが、


サポートセンターが平日AM10:00~12:00、PM13:00~16:00の電話のみという、社会人を舐めているとしか思えない対応なので放置することにしました。



中身。驚くほどスッカスカですw
電源回路の基板とメイン基板の大きさ同等ですよ。そもそも電源回路を真ん中に持ってくればもっとスリムになったのでは?w



リファレンス設計そのままのメイン基板と電源とBDドライブさえ用意すれば誰でもBDプレイヤーが作れるほどコモディティ化しているようです。



前面パネルの裏側も見てみましたが、断線やハンダクラックなどありがちな欠陥はありませんでした。
ディスプレイコントローラが半死しているのかも知れません。

ともあれ、これで居間でもライブBDが見られるようになりました。
Filed under: Audio & Visual,日記 — monta @ 01:04

2013 年 2 月 9 日

[レビュー]小型軽量ペンライト ルミスティック


[最終更新:2013.02.10 AM00:45]



メーカー 株式会社ルミカ
発売日 2013年01月12日
定価 525円
購入日 2013年01月15日
購入店 でらなんなん秋葉原店
購入価格 420円
ペンライト色 レッド、グリーン、ブルー、ピンク、イエロー、オレンジ
※全て個別売り
光源 高輝度LEDx1
電池 LR44x3
光量切り替え なし
連続点灯時間 4~5時間(メーカー公表値)
全長 16.3cm
重量 約21g(電池含む)
ストラップの有無 なし(ストラップホールなし)




先月ルミカ様よりボタン電池(LR44)を使用した小型軽量ペンライト「ルミスティック」が発売されました。
大電光シリーズよりもさらに安価なペンライトです。




パッケージスキャン(※2352×2280ピクセル)
見て分かるようにパッケージは上位のルミエースと似たデザインになっています。



ラインナップは今のところレッド、グリーン、ブルー、ピンク、イエロー、オレンジの6色のみです。
ごらく部とミルキィホームズには対応できますね。

■外観■

上から下まで凹凸のない完全な円柱形になっています。
本体自体が色プラで成形されているので、日中の屋外イベントでは点灯させないで振っても良さそうです。



全長は約16cmで市販ペンライトの中では最短のはずです。
ボディ自体もアイマスサインライトの次に細いです。



重量は約21g(電池含む)



ルミカと言えば大電光シリーズですが、大電光がキラキラ仕様なのに対し、ルミスティックはルミカライトのようなマットな発光を目指したようです。


■操作性■

電源のON、OFFは底面のゴムスイッチを押すだけです。迷うことはありません。



電池交換をするにはプラスドライバーで金属ネジを取り外す必要があるため、現場での交換は難しいです。
金属ネジ仕様は大電光煌と同様です。
大電光改シリーズの電池フタが簡単に開いてしまうため、ネジ止め仕様になったのかと思われます。

■照度・消費電流■ 例によって照度は「コンサート用ペンライトの照度比較」ページにまとめていますのでそちらをご覧ください。
ブルーとピンク以外は大電光改と概ね同じです。

■発色■
まずは発光ムラを見ます。


見て分かりますように、LED付近が明るく先端に行くほど暗くなります。



先端処理はありませんが、レッドが多少眩しいと感じる程度で他の色は特に問題なさそうです。



レッドだけは本体内部がよく透けるようになっています。



発光中はパーティングラインの溝が目立ちます。せっかくキレイなスティック状なのに残念ですね。

他のペンライトとの比較は、以下の記事中に掲載していますのでそちらをご参照ください。
「アイドルマスター 公式サインライト」レビュー


■まとめ■
■良い点
・価格が非常に安い
・小型、軽量で持ち運びしやすい
・大電光改程度に明るい
・発色も良い

■賛否両論
・ストラップホールもベルトに取り付けるツメもない
 (機能性よりもデザイン重視)

■悪い点
・電池交換がしにくい
ペンライト入門用としては最適ではないでしょうか。
実売も500円以下ですし、ルミカなので販路も広く入手性が良いです。(ゲーマーズには高確率であるレベル)
電池もボタン電池、全長も20cm以下なのでレギュレーションに引っ掛かることはまずありません。


2013 年 2 月 8 日

[レビュー]アイドルマスター 公式サインライト


[最終更新:2013.02.09 PM13:20]



メーカー 株式会社ルミカ
予約日 2012年12月07日
定価 各色1,000円×13色
入手日 2013年02月03日
購入店 ララビットマーケット
購入価格 13,000円(13色セット)
ペンライト色 赤(春香)、青(千早)、白(雪歩)、黒(真)、オレンジ(やよい)、黄緑(美希)、ピンク(伊織)、黄(亜美・真美)、紫(あずさ)、緑(律子)、臙脂(貴音)、浅葱(響)、薄黄(小鳥)
光源 赤(春香)=赤色LED、青(千早)=青色LED、緑(律子)=緑色LED、オレンジ(やよい)=橙色LED、他すべて白色LED
電池 LR44×3(赤色LED、橙色LEDタイプのみLR44×2)
光量切り替え なし
連続点灯時間 不明(未測定)
全長 17cm
重量 約17g(電池含む)
ストラップの有無 なし
「公式ペンライト」というのは性能の有無に関わらず、それを使うのが「絶対正義」であるのでレビューする意味が薄いため当blogでは取り上げていませんでした。
しかし、今回のアイマスサインライトは市販にない色があるということで、これは比較する意味があると思い購入しました。



13色セットだとこのような特製箱が付属します。
幅40.5cm×高さ5.5cm×奥行き20cmという結構な大きさですので、会場物販で買われる方は保管場所にお気をつけください。



高木社長からの業務連絡も同梱されておりますので目を通しておきましょう。



ペンライト詰め合わせのお歳暮ギフトがあれば正にこんな感じですねw
イベンターにぜひ贈りましょう。



各ライトごとに包装されています。ララビットマーケットでは単体販売もしていましたが、会場物販では13色セットのみ販売されるようですね。



パッケージスキャン(※1309×2115ピクセル)
ルミカ製だということが明記されています。

■外観■

全長は17cmで大電光改よりもサイリュームクラシック、ルミスティックに近い存在感です。



重量は約17g(電池込み)。参考までにルミスティック21g、大電光改27g、サイクラ34gです。
サイクラのジャスト半分ですね。(サイクラは発光部が重いので振っていて余計に重さを感じます)



ライトごとにアイドル達のシルエットと名前がプリントされています。(実際には中のフィルムにプリントされています)
ただ、点灯させたときにシルエットがほとんど見えなくなってしまうライトがあるのは如何なものかと。



先端処理は不完全で光漏れが気になります。特に白色LEDタイプが顕著ですね。
そもそも、


先端のキャップが簡単に取れてしまうことが大問題です。
大電光改はツメがあるのでキャップはそう簡単に取れないのですが、サインライトは引っかかるポイントがないので少し引っ張れば簡単に取れてしまいます。


キャップが取れてしまった場合は目潰し兵器になるのでご注意くださいね。
テーピングで補強にするにしても、それは改造行為になりレギュレーションに抵触する恐れがありそうなので私からは何とも言えません。
他に光漏れが気になるのは、


発光部の根元(LED付近)です。先端ほどではないですが根元からかなり光が漏れます。



カラーLEDを採用しているのは赤(春香)=赤色LED、青(千早)=青色LED、緑(律子)=緑色LED、オレンジ(やよい)=橙色LEDのみで、他はすべて白色LEDになります。



フィルムの組み合わせはいくつかパターンがあり、「透明折り紙のような単色フィルム」と「キラキラ系のフィルム」を1枚もしくは2枚重ねることで細かな色が再現されていました。



↑のように青系単色フィルムに白系キラキラフィルムを重ねることで浅葱色を再現するわけです。
何より注目は、


「黒」を表現した真のフィルムでしょうか。「光っているのに黒い!」という矛盾した色を再現するのにこれまで数々のペンライト製作者が苦心してきました。
ルミカの回答は炭のような黒いフィルムでした。


明るさは不利になりますが、灰色~黒をよく表現できていると思います。

■操作性■

電源のON、OFFは大電光改と同様に底面のスイッチを回すだけです。
なお、電池は春香(赤色LED)とやよい(橙色LED)のみがLR44×2仕様で他はすべてLR44×3仕様です。



電池交換ですが、非常にやりにくいです。
底面のスイッチは簡単に外れるのですが、その先の電池が奥に入り込んでしまっており、逆さにしても振っても衝撃を与えても落ちてくる気配がしません。
掃除機に吸引ノズルを付けて吸い出すぐらいしないと電池交換できないという超絶安全設計のようです。
ですので、現場で電池交換するのではなく事前に家で済ませておくことをオススメします。



……無駄にこれだけ分解できても相変わらず電池は取り出せません。

■照度■
当blogの「コンサート用ペンライトの照度比較」と同様の方法で測定した結果です。
  Lx
赤(春香) 10
青(千早) 38
白(雪歩) 81
黒(真) 26
オレンジ(やよい) 27
黄緑(美希) 56
ピンク(伊織) 44
黄(亜美・真美) 68
紫(あずさ) 17
緑(律子) 9
臙脂(貴音) 18
浅葱(響) 43
薄黄(小鳥) 33
概ね大電光改と同じ値ですが、春香(赤)は大電光改と違ってLEDが超高輝度タイプではないようです。

■発色■
まずは発光ムラを見ます。


大電光改、サインライト、サイリュームクラシック、ルミスティックです。
サインライトは発光部の上部まで光が均一に届きません。
それでも大電光改よりは全長が短くなったため、結果的に発光部の半分ほどにまで光が届くように改善されました。
色ムラの観点から言えば、サイクラが一歩抜きん出ているのは相変わらずのようです。

■レッド系(春香)■


春香さんは赤色LEDなので大電光改赤の下位互換そのものです。

■ブルー系(千早、響)■


千早は青色LEDなので例によって大電光改とほぼ同じです。
響は浅葱色というか新橋色というかシアンに近い色です。

■ホワイト系(雪歩、真)■


雪歩は白色LEDなので例によって大電光改とほぼ同じです。
真は発光ムラが良い作用をして、先端に行くほど真っ黒になります。

■オレンジ系(やよい)■


大電光改のオレンジは昨年12月に発売されたばかりですが、やよいでも橙色LEDが投入されました。
ただ、フィルムが大電光が濃いオレンジフィルムなのに対して、やよいは黄色に近い明るいオレンジフィルムです。
結果としてやよいのサインライトの方が本家大電光改よりも照度が上になっています。

■グリーン系(美希、律子)■


美希は白色LED+ライムグリーンフィルム、律子は緑色LED+ダークグリーンフィルムとなっており、発色にかなり違いがあります。
美希は白色LEDなのでキンブレグリーンのような黄緑っぽい発色、律子は深緑な発色になります。律子の場合はフィルムは濃すぎて照度もだいぶ落ちてしまっています。

■ピンク系(伊織)■


伊織は大電光改と同じ発色です。

■イエロー系(亜美・真美、小鳥)■


大電光改が濃い黄色なのに対して、小鳥はレモンシフォン色、亜美・真美はキンブレイエローのような緑に近い黄色になります。

■パープル系(貴音、あずさ)■


貴音はフィルムが濃いためインディゴ色、あずさはパープルというよりバイオレットに近い感じでしょうか。

■まとめ■
■良い点
・セットで飾っておくと心が満たされる
・市販のペンライトにはないレアな色がある
・大電光改より小型、軽量
・それでいてルミスティックより明るい

■賛否両論
・各色1000円という価格
 (公式ペンライトとしては普通、13色も揃えると市販ペンライトとしては割高感)

■悪い点
・電池交換がしにくい
・先端が眩しい
・先端のキャップが取れやすい


最初にも述べましたが、「公式ペンライト」というのは性能の有無に関わらず、それを使うのが「絶対正義」ですので「Pなら買い」でしょう。
ペンライトコレクターの方は真だけでも手に入れておきたいですね。買って後悔はしません。

それではアイマス冬フェスに行かれるPの皆さまは楽しんできてくださいね。

2013 年 1 月 27 日

[レビュー]緑色LED採用 キングブレード スーパーグリーン


[最終更新:2013.01.28 AM00:15]



メーカー 株式会社ルイファン・ジャパン
発売日 2013年01月24日
定価 2,100円
購入日 2013年01月25日
購入店 でらなんなん秋葉原店
購入価格 1,775円
ペンライト色 グリーン
光源 3W 緑色LED
電池 単四x3
光量切り替え 4段階
連続点灯時間 2.5~10時間(メーカー公表値)
※光量によって異なる
全長 25cm
重量 95g(電池・ストラップ含む)
ストラップの有無 付属




ルイファンジャパンより待望の緑色LED採用キンブレ「SUPER GREEN」が発売されました。



これによりR,G,Bの三原色が揃うこととなりました。サンダーに遅れること4ヶ月です。
(ただし、赤色は旧タイプなのでフリッカーの発生にご注意ください)



パッケージスキャン(※2350×3286ピクセル)
パッケージで特筆すべきは、


【特許出願中】 という表記が加わったことでしょうか。
Webサイトにも出願中であることが明記されています。
※あくまで出願中であり、まだ申請が通ったわけではありません。

■外観■ 全体の外観、寸法は従来のキンブレシリーズに準拠するので割愛します。
気になった点のみ記載します。



先端処理の裏側ですが、仕様が二転三転しているようです。
初期キンブレは黒色でしたが、交換チューブおよびSuperBlue初期ロットは白色となっています。
2012年12月に購入したSuperBlueは黒色に戻っており、今回購入したSuperGreenも黒色になっています。
これの何が重要かと言いますと、


裏が白だと光漏れが非常に目立つのですね。
確かに反射率を良くするには白の方がいいのでしょうが、それで外部にまで漏れてしまっては本末転倒というものですからね。

■照度・消費電流■ 例によって照度は「コンサート用ペンライトの照度比較」ページにまとめていますのでそちらをご覧ください。

安定化電源を4.5Vで定電圧動作させた場合の消費電流値をテスターで測っておきました。
光量レベル SuperTube(白色LED) SuperBlue(青色LED) SuperGreen(緑色LED) 従来のキンブレ(白色LED)
LV1 250mA 230mA 240mA 110mA
LV2 330mA 320mA 320mA 190mA
LV3 410mA 400mA 410mA 280mA
LV4 490mA 470mA 490mA 400mA
予想通り従来より強化されていますね。

■発色■

フィルムは従来のシャイニングと共通のようです(実際に照度もほぼ同じでした)



色ムラはほぼ解消され、キレイに先端まで光ります。

ただし、問題は緑色です。


他の緑色LEDを採用したペンライトと比べると、SUPER GREENの異質さが際立ちます。



筒を外してLED単独の色を見ればご覧の通り、SUPER GREENは青に近い緑になります。
HTML的にはMediumSpringGreen(#00FA9A)に近いです。




大電光で言えばグリーンとエメラルドグリーンの中間ぐらいですね。

確かにこのLEDの方が照度に優れますし、初音ミク的には普通の緑色LEDよりSUPER GREENの方がイメージに近い感じです。
憶測ですがSUPER GREENはケミカルライトの緑色を再現したかったのかも知れません。

■まとめ■
■良い点
・定番のキンブレ準拠
・実売価格が安い(でらなんなん)
・色ムラが改善
・フリッカーなし

■賛否両論
・緑色の定義

■悪い点
・特になし
サンダー110が戦略的価格で登場したので、どちらを選ぶかは個人の感性にお任せします。
ペンライトを収集するのが趣味になっている人間にとって、この緑色は他では見られないものなので押さえておきたいですね。
なお、緑色のSuperTubeも予定されているので、急ぎで必要ない方はそちらの発表を待ってからでも良いと思います。