2009 年 7 月 17 日

東京マグニチュード8.0 第2話


『東京マグニチュード8.0』、”ノイタミナ”史上最高の第1話視聴率でスタート


初回第1話の視聴率が5.8%と非常に高かった『東京マグニチュード8.0』です。皆さん見ましたか?
タイトルのインパクトだけでどんな内容か判るのは秀逸だと思います。

原作なしのTVオリジナルアニメで、第1話冒頭に、
こんなテロップを入れてくるぐらい、リアリティには自信があるとのことです。

OPは廃墟と化した東京の景観が退廃の美学に通じるものがあり、映像的には素晴らしいと思います。
(でも、これってホントにM8.0の地震による壊れ方ですか? ほとんどの建物が倒壊せず原型を保っているのが何とも不自然。
M7.0ぐらいの地震直後に放置して風化させたらこんな感じ?)


さて本編ですが、この作品、「期待していたよりも緊張感がない」ということを感じてしまいました。残念ながら。
地震直後で、火災も浸水も発生して、建物は倒壊するかも知れないのに、こんなに人々が慌てず整然と歩いて出口へ向かうのでしょうか?
もっとパニックになっていることでしょう。
普通だったら(?)「皆、我先にと出口へ走って逃げ込んで、狭い出口が詰まってさらに混乱」という事態になっているのではないでしょうか?
警察官でもないタダの一警備員がここまで自分の身を危険に晒してでも、冷静に人々を誘導させるでしょうか?
あのバイク便のお姉さんが良い人すぎるのは脚本上、「そういう役割のキャラ」ということで目を瞑りますが、主人公の周りにいる他の人々の描写にはもっとリアリティを持たせたほうが良いかなぁと素人が突っ込んでみます。


皆が避難している場所でケーキを出して、3人だけで食べますかw
まだ地震発生から数時間なので、空腹を訴える人は少ないと思いますが、少なくとも周りからは白い目で見られていたのではないでしょうか?
発生から数日経って、かつ、食べ物の配給も満足にない状態で、こんなことをしたら暴動が起きるかも知れませんね。
(日本人の民度を信頼して、そんな世紀末のような暴力沙汰の世界にはならないことを祈るばかりです)


やっぱり緊張感が足りません。
「よみがえる空」的なデキを期待したのですが、ちょっと方向性が違ったようです。
Filed under: アニメ,日記 — monta @ 03:54