2007 年 7 月 26 日

Core2Duo、(OCしなくても)速すぎw




先に結論から言うと、定格電圧(1.35V)だと2.4GHz以上で回ってくれません。


グーテンターク!montaです。


このE4400のOC耐性が悪いだけの可能性もありますが、チップセットの限界という線も捨てきれません。いくら何でも2.7GHzぐらいは行くはずですから。

このママンのnForce570は2004年発売のnForce4をfixしただけのものですから、やはりCore2Duoに対応しきれていない感じがします。
たぶんチップセットが最新のintel P35か、もしくはnForce 680iか650iだったらもっと回ったかも知れません。

電圧を1.375Vにまで上げるとギリギリ2.5GHzで動かすこともできるんですけどね。ビデオカード2枚刺しがシビアなのと、CPUの発熱もアップしてしまうので2.4GHzが常用の限界です。



とりあえずいろいろベンチを回してみました。

簡単なスペック紹介

before CPU:Pentium4 1.6AGHz(夏場以外は2GHzで稼働)
メモリ:PC 2700(DDR333) 1GB
マザー:GA-8PE667 Ultra (intel 845PEチップセット)
ビデオカード:GeForce MX460(SPECTRA WF17)
HDD:ST3320620A(Seagate 320GB ATA 16MBキャッシュ)


after CPU:Core2Duo E4400 2.0GHz@2.4GHz
メモリ:PC2 6400(DDR2 800) 2GB
マザー:NForce 570 SLIT-A (nVidia nForce 570 SLI intel editionチップセット)
ビデオカード:GeForce 7600GS (PCI-Ex 8X接続)
HDD:ST3320620A(Seagate 320GB ATA 16MBキャッシュ)




「super pi /mod1.5XS」 円周率100万桁演算
before:1分54.078秒
after:25.281秒

実にP4の4分の1以下の時間で処理が完了しています(;´Д`)ハァハァ 3GHz超えると20秒切るとか。


「ゆめりあベンチ 1.2」 XGA それなり

before:4468
after:25314

さすがに5年ぐらい前のビデオカードと今のとでは隔世の感がありますね。


「FF11ベンチ3」Low解像度

before:2200-L
after:9414-L

FF11ぐらいの3Dゲームなら実用上は何ら問題ないみたいです。
ちなみにHiだと6678-H。


「LAME 3.97」 VBR Extreme エンコード(サンプル曲の長さ:4分48秒)
before:55秒
after:20秒

LAMEはシングルスレッドなプログラムなので、あまりデュアルコアの恩恵はないかと思われましたが、結果はやはり圧倒的です。
なんと言っても、beforeだとCPUが100%に張り付いて他の作業をするのがほぼ不可能だったのに対し、afterではエンコしつつ、画像変換とかも可能です(゚∀゚)


「Crystal DiskMark 1.0」

before

after

同じハードディスクなのにチップセットが違うだけでここまで明確な差がでるとは。
nVidiaのチップセットは昔からATA周りが高速だと聞いていましたが、なるほど納得。



あとは体感上の違いも大きいです。

エクスプローラーでマイピクチャのように画像が1000枚ぐらい(もっとですか?)格納されているフォルダを開いて、表示を縮小版状態にしてのスクロールが速すぎて笑えますw
タブブラウザでもタブを50個ぐらい作って、スクロールさせてもしっかりと遅延ナシに反応してくれます。
こういうのを「ボトルネックが無い」というのです( ´∀`)

他には重いPhotoshopの中でも特に重いと有名な「指先ツール」もダイレクトに反映されて感動w 今まではワンテンポ遅れていたのです。

現在の環境がモッサリPentium4の人はさっさと私のように脱北したほうがいいですよ( ´ー`)
快適なオペレーションはストレスの軽減に繋がりますからw


このサイトはもう以前の環境には戻れないmontaがお送りしております。
Filed under: PC,日記 — monta @ 23:59

2007 年 7 月 25 日

ドライブレターの変更で一悶着


さて、昨日の段階で起動まで漕ぎ着けたので今日はXPの再インストール作業へと移行します。


こんにちは、montaです(゚∀゚)



と、その前に。。。

今まではギガバイトの「GA-8PE667 Ultra」というオンボードでRAIDコントローラーを搭載したマザーを使っていて、そこへ計3台のHDDを接続していたのですね。
(8PE667 UltraにはICH4のIDE2ポートに加え、RAIDコントローラーのPromise 20276によるIDEが2ポートあって、計8台のATAデバイスを接続できる。※IDEは1ポートに2デバイス接続可能。)
余談ですが、GA-8PE667 Ultraはジャンク扱い1000円で売っていたマザーです。
どこがジャンクなのかと言うと、「キーボードのPS/2ポートが死んでいる」という状態でした。
USB接続のキーボードを使えば何ら問題ないですし、PS/2タイプで使いたいものがあればUSB変換器を咬ませばいいわけです。


今回選んだマザーのNForce 570 SLIT-AはIDEがサウスブリッジが提供する2ポートだけなので、HDD2台とDVD-Rドライブ2台を繋いだらもう満席で、3台目のHDDが載らないのですよ。

まぁ、将来を見越して、SATAに投資してこなかった私が悪いのですけどねw
チップセットが話のわかるnVidiaだからまだIDEが2ポート残っていますけど、最新のインテルチップセットだとIDEが1ポートすら標準で提供されていないという「まだ撤廃するには早すぎるだろ……移行組的に考えて……」という割と悲観的な状態だったりしますw
仕方ないので、各マザーベンダはチップセットに外付けでIDEコントローラーを載っけてIDEを1ポートやっと提供しているという感じなのですね。困ったモノです。


そんなわけで、残りのHDDの処遇についての選択肢は2つ

1:500GBのSATAドライブを1万円ちょっとで買ってくる。

2:PCIにRAIDカードをぶっさす。



1を実行すれば、VISTAを入れるパーティションも作れるけど如何せん予算がかかるお……
VISTA代(OEM版)も含めて、4万円近くさらにかかるんだお……


だから2を実行するお!!




というわけで、3年前に買って結局使わず死蔵していたクロシコの ATA133RAIDPCIを引っ張り出してきました。




特にこれといった特徴もクセも無いのですけどね。無難に使えるとはこのことか。



で、XPのインストールが終わって気づきました。

システムドライブがDドライブになっているのです(°Д°)


このまま新規に使う分には何ら構わないことなんですけど、今までのパーティション構成でかなり俺仕様にカスタマイズしてきたランチャー等のアプリを使おうとすると、パスが全て無効になっているのが痛すぎです。

やはりシステムはCドライブ、他のフリーソフト等はDドライブの方が気持ちがいいので、「ディスクの管理」からドライブレターの変更を試みました。


……できません。システムドライブのドライブレターは他のドライブのように簡単には変更できないのです。


グーグル先生に聞いてみると、MSのサイトに対処法が載っていました。
「Windows のシステム ドライブまたはブート ドライブのドライブ文字の復元方法」


↑を優々と試したら、起動しなくなりました。
セーフモードでも駄目です。



一応念のため、もう一度再インストールして↑の方法を実行してみました。



……やっぱりダメでした(‘A`)


さらにググると、「ブートドライブのドライブレターってホントに変更可能?」というページで、↑のMSの対処法を行えば確実に起動不可になると書いてあるじゃありませんか。

こんな一大事に発展するTipsをいつまでも正論のように掲載しておくMSは腹を切って死ぬべきだ。

仕方がないので、ATAの内蔵ハードディスクをUSB2.0に変換し(備えあれば憂いなし)、ノートに繋いでパーティションを開いて、Cドライブ(に、なる予定のパーティション)を「アクティブ化」させて事なきを得ました。



何だかトラブル続きですね。ですが、人はWindowsの青画面を見るほど強くなれるそうです。(もちろん対処できればの話ですが。)



明日はベンチ結果を掲載予定です。


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Filed under: PC,日記 — monta @ 23:59

2007 年 7 月 24 日

脱北は一筋縄ではいかない。


今日は部室へマザーボードとE4400を持ち込んで何がエラーの原因か検証してきました。


こんにちは、montaです。


正常に動く環境があるのはいいことです。




かなり際どい感じに検証中♪


それはそうと、部室のC2DなPCのヒートシンクを外したら思わず絶句w



海原雄山先生曰く、「このグリスを塗ったのは誰だぁぁ!!!」
こんなに大量のグリスを汚く塗りたくるなんて……
これを組んだ先輩はグリスの塗り方を知らなかったのですかね?
グリスは薄く塗るものです。


グリスの件は置いておいて、とりあえず部室のP5B DELUXEにE4400を取り付けたら普通に起動してくれました。一安心。


続いて、マザー側の検証。

今度は逆に私のNFORCE 570 SLIT-Aに部室PCのE6600を取り付け。



起動確認!


というわけで、結論が出ました。

マザーボードのBIOSが古かったのです。

このマザーは中古で買ったのですが、BIOSは去年の9月のままだったようです。
最新版は今年の3月付けで出ていたのですから、前オーナーはアップデートをしてくれていても良かったのでは。

※E4300は2007年1月、E4400は4月に発売。
それ以前に発売されたマザーボードでもだいたいデフォで対応できているはずなのですが、一部でBIOSの更新が必須なものがあったようです。



BIOSをアップデートしたら無事に起動することができました☆





ついでに部室のE6600、GeForce7900GTの環境でゆめりあベンチを回す。回すったら回す。
最終的にスコアが5万超えしていて格の違いに愕然とするw


まだテストが終わっていないので、今日は検証だけやっただけでした。


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Filed under: PC,日記 — monta @ 23:59

2007 年 7 月 23 日

脱北計画その3




そんなわけで、脱北計画(※1)の最後のピースこと、E4400を買ってきました☆
※1:脱北
NorthwoodコアのPentium4から他のCPUへ移行すること。Northwoodコアは通称「北森」と呼ばれております。

こんにちは、montaでございます。


アキバのショップをほぼ全て回ったところ、ドスパラが1万5980円で一番安かったです。
次点はツクモとスリートップの1万6480円。

他は軒並み1万7000円台とかでした。




SLA3FなのでステッピングはL2。結局E4400のM0ステッピングはリテール向けには出回らないとかどうとか。
もっとも、M0ステッピングなE4500のOC耐性の散々な結果を見るとL2ステッピングのままのほうが良いですねw





CPUの裏側。
LGA775はマザー側のソケットにピンが生えているので、ご覧のようにCPU側は(中央のセラミックコンデンサ以外は)ツルペタなのです(;´Д`)ハァハァ





リテールクーラー。
裏面の灰色の「三」の形になっているのは熱伝導シートです。





しかし、熱伝導シートはあまり熱を伝えてくれないので、綺麗に除去して↑のように新たにグリスを塗り直した方が賢明です。
グリスは限りなく薄く塗布するのがコツです。多すぎると逆効果なのですよ。


で、ママン(NFORCE 570 SLIT-A)に搭載して、ビデオカードとメモリと電源とキーボード・マウスも接続した最小構成(※2)で起動させてみました。

※2:最小構成
PCを起動させるのに最低限必要なデバイスだけを接続すること。
これらが無いとBIOSで弾かれて起動できない。
また、最小構成から順にパーツを追加していくことでどのパーツが相性問題を抱えているかが判る。
逆に言えば、最小構成で起動してくれないとかなり面倒なことになる。

      /  \    /\   頼む!無事に起動してくれ!
    /  し (>)  (<)\  
    | ∪    (__人__)  J | ________
     \  u   `⌒´   / | |          |
    ノ           \ | |          | 
         ____
      /  \    ─\   チラッ
    /  し (>)  (●)\
    | ∪    (__人__)  J | ________
     \  u   `⌒´   / | |          |


         ____
      /::::::─三三─\
    /:::::::: ( ○)三(○)\   
    |::::::::::::::::::::(__人__)::::  | ________
     \:::::::::   |r┬-|   ,/ .| | 「ディスプレイに反応なし 
    ノ::::::::::::  `ー’´   \ | | 


流石に参りました。
ファンは回っているんですけどね。
ビープ音も鳴らない(※3)ことから、CPUかマザーのどっちかが問題なのは間違いありません。事前にメモリとビデオカードの動作は部室PCで確認していたのでw

※3:ビープ音
マザーボードは電源投入時にパーツのチェックを実行して、何か異常があればビープ音で知らせる。
ビープ音にも種類があって、例えばビデオカードが抜けているとピーーーピピピ!と一瞬長い音の後に連続した警告が鳴る。
ビープ音はマザーボードのBIOSに組み込まれた機能だが、BIOS自体がCPUに依存しているので、CPUにエラーがあった場合は何の役にも立たない。
もう一度組み直しても、電源を変えてもついに起動することはありませんでした。

まだ期末テストも終わっていないので、今日は枕を濡らして寝ます……


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Filed under: PC,日記 — monta @ 23:59