2010 年 3 月 2 日

シャミセンは何故布団の中に潜り込まないのだろうか?


先日、今さらながら出遅れ感満載で「消失」を見てきたわけですが、「原作を読んでいなかった人が羨ましい」とこれほど思ったことはありませんでした。
(いや、これは「俺はちゃんと原作を全部読んでいるんだぞアピール」じゃないですよ。念のため)

こんばんは、montaです。

消失(原作)の良さってのは谷口の、

 「そのハルヒってのは、ひょっとして涼宮ハルヒのことか?」
という一言によって、それまでの「自分を残して世界が変わってしまった」と焦るキョンの不安な心情が一気に氷解していくところにあると思うのですが、皆さんはどうでしょうか?
読み手であったmontaもそのシーン以降は続きが気になりまくりで、脳内からキケンな物質がずっと溢れていたような錯覚を覚えていたことを記憶しています。

映画版は全編通して原作を丁寧に良くなぞっていて文句なしのデキだと思うのですが、消失を初めて読んだときの「あの」氷解していく感じを得ることは残念ながらできませんでした。
そりゃぁサスペンスやミステリーで犯人やトリックが最初から判っていたら面白くないでしょう。(面白いのは犯人を追い詰めることに主眼を置いた古畑任三郎かコロンボぐらい)

なので、まだ「消失」の原作を読んでいない方がおりましたらそれは大変幸せなことなんですよ。(ちょっと大げさ気味)
ぜひぜひ今からでも劇場に足を運んでみてくださいね。あ!笹の葉ラプソディは必修科目になっております。


このサイトは「あのデレ長門と普通の長門の演じ分けは今のみのりんじゃないと出来ないな。うんうん。」と一人満足げなmontaがお送りしておりますので文芸部に入部するのはお控えください。
あの赤面多めな表情がたまらないのだ。

追伸:ウチのネコ様は布団の上で寝るなんてお行儀の良い作法は身につけておりません。
   遠慮無く中に侵攻してきます。
Filed under: 日記 — monta @ 01:59

2010 年 2 月 28 日

小早川――


残念、凛子ではありません。
ゆたかの方でした。




なんかダメです。
首から下はタイムアウトでしたね。
(ほらね!何か描けばいいわけばかり)




これまでは線画を律儀にSAIのペン入れレイヤーで作ったり、パスで描いたりしていたのですが、
実験的に鉛筆ツールにしてみました。
いつもの方法だと時間が掛かって仕方なかったので。

つか、メカを描きたい。(シワを考えなくていいしね)
よし、次はメカにしましょう。



さぁ、たのしい塗り絵の時間だ..(`・ω・´) on Twitpic
久々の厚塗りなので楽しかった。背景はまた… on Twitpic

pori先生は絵もかけるし、造形もできる。そしてイケメンだ。
ちょっとそれはチートすぎる……(´;ω;`)
Filed under: Junk,日記 — monta @ 23:34

2010 年 2 月 26 日

撫子もいいけどナデシコもね!




ナデシコは俺の青春だった……(*´д`*)


こんばんは、montaです。

機動戦艦ナデシコのBlu-ray Boxを買ってしまいました。
(左に写っているのはシモツキンの初LiveDVD)



ふむ。

ナデシコの良さってのは色々ありますが、とりあえず箇条書きにすると、

・後藤圭二氏のアニメ映えするキャラデザ
・服部隆之氏の手掛ける音楽
・随所に散りばめられたスタッフの遊び心
・SFとラブコメの見事な調和
・登場人物が多いのに全員にキャラが立っている優れた脚本
・後半の伏線回収と適度に残る謎
・劇中アニメ、ゲキ・ガンガー3の異常な完成度(これも伏線だったんだけど)
・そして南央美 ――

など、キリがありません。

当時のmontaには後藤圭二氏の描く、大きくまるい瞳とシャープな線のキャラデザが非常に新鮮に写り、以後ファンであり続けている次第であります(*´д`*)
(今でも惰性でキディ・ガーランドは見ています……)

名門:服部家出身の服部隆之氏によるオケ主体の音楽は今さら言うまでもなく、耳に残る良い曲ばかりですよね。
「ナデシコのワルツ」という曲があるのですが、これを聞くとナデシコ艦内でのアキトとユリカの痴話喧嘩の光景が脳内に展開されるぐらいに「ナデシコらしさ」が詰まった曲だと思ってます。
あとは主題歌のYOU GET TO BURNING(作曲:大森俊之)のアレンジは、劇中の「ここぞ」というところで多く流れるので熱くなりますよね。(アニソンってのは単にOPEDでだけ流して終わりではなくて、劇中BGMのメインテーマになったって構わないと思うのですが、最近はそういった作品が少なくてしょんぼり)


他にナデシコと言えば1998年に公開された「劇場版:機動戦艦ナデシコ The prince of darkness」も忘れてはいけない存在です。
です……が、montaは劇ナデのエンディングには納得できません。

「何でアキトさんは旅立ってしまうのよ……?」

ユリカとルリを置いて行くっておいおい、それはないだろうと……。
味覚がわからなくなったって、できることはいくらでもあるでしょう。
ミナトさんも言っているように、君が行方不明になっている間のルリルリの気持ちを考えたことはあるのかよと。
そんなに仲間由紀恵(ラピス)がいいのかよとw

※TV版最終話と劇場版の空白の3年間を埋めるゲーム、the blank of 3 yearsのプレイは必須です。
余談ですが、スパロボMXでは「忘れ物を取りに来たんだ」とか言ってアキトさんはちゃっかり帰ってきます。
これを正史と捉えるファンも少なからずいたり。



劇ナデに登場するブラックサレナは人気メカのようですが、「ただの黒いクィン・マンサじゃね?」と思ってしまうのは禁句でしょうか?w
※どちらもメカデザは明貴美加氏
ただ、ブラックサレナの装甲が破壊されて、中からアキトのピンク色のエステバリスが出てくるシーンだけはカッコイイなぁと思います(*´д`*)ハァハァ



↑は劇ナデの表紙に釣られて当時買ったAX(エーエックス)というアニメ雑誌の創刊号(ソニーマガジンズ刊)
創刊号から半年ぐらいは買い続けていた気がします。
当時のほうが今よりアニヲタだったかも知れませんねw



菜々子解体診書が載っていて懐かしさがこみ上げてきた(´;ω;`)
1998年でこの絶対領域はエロいな。うむ。

あと、またまた余談ですが1998年と言えば夕方オタアニメ(一部深夜)の最盛期であり、同時に制作に破綻が生じた年でもあります。
ざっと思いつくだけで、
万能文化猫娘、異次元の世界エルハザード、アウトロースター、 ロードス島戦記 英雄騎士伝、トライガン、COWBOY BEBOP、ロスト・ユニバース、アキハバラ電脳組、サイレントメビウス、カードキャプターさくら、ネオランガ、Serial experiments lain、シャドウスキル、ブレンパワード、彼氏彼女の事情、マスターキートン
が1998年組です。
前年からのEVAブームの時流に乗り、「第2のEVA」を作ろうと難解さを持ったオタアニメが破竹の勢いで作られていきました。
とは言ったものの、アニメスタジオのキャパシティなんてたかが知れているわけでして、かくして有名な「ヤシガニ事件」は起きてしまったのでした……。
アキハバラ電脳組なんて終始へなちょこ作画でしたよね……(‘A`)

そんな状況のさなか、あのハイクオリティな劇ナデを作り上げたXEBECに拍手を送りたいです。
あの頃のXEBECは神でした。 今?今は知らんがな。


このサイトは「ウリバタケの嫁さんがエロ過ぎるな……あれで子持ちとかウソだろ、全然イケるイケる!」と思ってしまったmontaがお送りしております。
……これが10数年の歳月だというのでしょうか。当時のmontanはルリルリのプロマイドを買っていたのにね!
Filed under: アニメ,日記 — monta @ 23:59

2010 年 2 月 22 日

「お姉様……アレを使うわ!!」


「えぇ、よくってよ」

熱い。
皆さんこんばんは、montaです。

「トップをねらえ!」(以降【トップ】)が玉入れ遊具に進出したのを記念して、ここ3週間の日曜夜にBS11デジタルにてノーカットで放送されていました。

ま・さ・か、monta@siteを日々巡回されるほど訓練された皆さんの中に「トップをまだ見たことがない」という方はいないかと存じますが、「もし」まだ見ていないという方がおりましたら、リピート放送として3月7日21:00~24:00に全6話が一挙放送されますのでぜひご覧ください。

また、ちょっとぐらい画面が狭くても良いという方は公式サイト公式YouTubeでもご覧になれますのでこの機会に是非。
新海監督の「ほしのこえ」にもトップのオマージュがかなり見受けられますね。(戦艦の轟沈音とか)


さて、トップと言えば初期GAINAXの傑作の1つです。
恥ずかしながらmontaがトップを知ったのはスパロボF完結編でした。コミックボンボンにスパロボの漫画が載っていて、そこで例のハイレグレオタードがネタにされており、当時から純粋pureなmontanは『おいおい、なんて性的なコスチュームなんだよ。ちょっとレンタル屋行ってくる!!』とリビドーを駆り立てたのでした。
(全くの余談ですがスパロボFはサターン版の方が音質が良いです)

で、やや不純な動機で借りたトップを見終わると、なんとそこには放心しているmontanが!
つか、全然エロくないどころか、熱すぎました。
「ノドが潰れても良いように」と収録の最後に行われた日高のり子さんの絶叫ボイスがたまりません(*´д`*)

1話はコメディタッチなのですが、話数を追うごとに指数関数的に濃くなっていくSF描写!
ウラシマ効果で主人公達の周りの時間がものすごい勢いで過ぎ去っていくのがとても斬新だと当時は思ったものです。
あとは、科学講座のおかげで宇宙にはエーテルが満ちていることも覚えました( ´∀`)


そしてトップと言えば「総力戦」です。
montaは「総力戦」が大好物でして、ヤシマ作戦やグレンラガンを見ていると相変わらず胸の高鳴りが止みません。
トップでもカルネアデス計画に投入された戦力の数を見ただけで身震いしてしまいます。
だって、最初は超デカイと思っていた全長7kmのヱクセリヲンが最終話ではヱルトリウム(全長70km)の影に隠れてしまうぐらい量産ザコ化してしまっているんですよ!?
全人類の生活水準を落として建造計画を最優先にしないとムリな話です。
地球帝國の科学力恐るべし。
なお、また余談ですがトップの世界の科学技術レベルは6話の時点が最盛期で、あとは退化していく一方なんですよね(´・ω・`)
それこそトップ2の世界では過去に自分らが作った地球防衛兵器のことすら忘れ去っていたぐらい……。


最後にトップの何が一番凄いかというとたった全6話でありながら、異常に高密度な設定を盛り込みつつ各話ごとにしっかり見せ場を作り、最終的に銀河系スケールにまで話を膨らませ、最後はちゃんと風呂敷をまとめてハッピーエンド(?)で1万年と2000年後に帰還するということです。

中だるみとか一切無し。2クールも4クールも使って結局風呂敷をまとめきれないアニメは一体何をやっているのかと思えてきますw
それはGAINAXさん自身の某作品にも言えることだったりするのですが……^^;


まぁ何はともあれ見ておいて損はないアニメなので3時間ぐらい時間のある方は是非見てくださいね。
エンディングのスタッフロールを見ると、トンでもない人が「動画」(not 作画)をやっていたりしますから。
(黒田和也氏とか岩崎良明氏とか本田雄氏とか後藤圭二氏とか)

このサイトは、「トップをねらえ2!はトップファンとしてはアリ、ロボアニメファンとしてはナシ」の微妙なmontaがお送りしております。
Filed under: アニメ,日記 — monta @ 23:59