2008 年 10 月 10 日

nabe氏のFETヘッドホンバッファアンプを作ってみた。


誰か東京ゲームショウに行く方がいましたら、アイレムのブースに行って『アイレムぶるるん2008』をもらってきてください。お願いします。

毎年集めているんです(*´д`*)




さて、秋です。
秋と言えばmonta@siteでは電子工作の秋です。

今年も例年に倣いヘッドホンアンプを作りました☆

もちろん自分で回路を組むなんて職人技はmontaには無理なので、montaが絶大な信頼を寄せるnabe氏考案の『単3電池式 高音質ヘッドホンアンプ(改良型)』をほぼそのまま組みました。


何故このFETヘッドホンアンプを選んだかというと、「電圧が単3充電池2本(±1.2V)で手軽に駆動でき、音質も良い」という触れ込みだったからです。



※回路図転載

あと、負帰還がないアンプを作るのは初めてです。
各パーツもハイグレード品が指定されていて売っている店の案内もあるのが良いですね。




色々買ってきた(;´Д`)




一番高いのがこのボリューム(2連可変抵抗器)
「東京光音電波の2CP601シリーズ」です。10kΩ Aカーブ。
お値段なんと2480円! (海神無線。※親父曰く最近値上げされたらしい)

安いボリュームだと左右の音量が違ってしまったり、音の良さを殺してしまったり散々なので、オーディオ用に使うなら普通は最低でも700円以上のアルプス製のボリュームを使ったりします。使ってました。
ちょっと今回は背伸びをして一気に2000円クラス。




みんな大好きサンヨーのOS-CONの固体タイプ(高分子アルミ固体電解コンデンサ)
1つ350円ぐらいします……(´・ω・`)




nabe氏の記事では発振防止抵抗100Ωはニッコーム製を指定されていますが、店頭に近い値のものが売っていなかったので、またもや東京光音の精密級金属皮膜固定抵抗RNシリーズ。一本50円x2




出力抵抗は指定通り、福島双羽の低歪エミッタ抵抗MPC78。1つ60円x4




FETの2SK170(@50円)と2SJ74(@80円) x8


ここまでで総額4560円。……んぐぐg。
※ケースやコネクタは過去に作ったものから流用しました。


研究室の設備を利用し、数時間かけてハンダ付けして完成。



できた(゚∀゚)




前面のステレオミニジャック、スイッチ、ボリュームが窮屈ですがこれは過去に空けてしまった穴をそのまま流用したため。
秋月に同じケース買いに行ったら「現在取り扱っておりません」だってお! コンパクトなこのポリカーボネートケースがmontaのお気に入りなのに!




視聴環境は「E-MU 0404 PCI」→アナログラインアウト→「このHPアンプ」→オーテクの「ATH-A900」




去年作った緑本ヘッドホンアンプよりは明らかに音が澄んでいるのはわかります。

ただ、あまりにも使っているパーツのグレードが違うため何が音質向上に一番かっているかがわかりません><;

・電源がこれは最強のクリーン電源「乾電池」 vs PC用のACアダプター。
・ボリュームがこっちは東京光音のオーディオ向け定番モデル vs 安いアルプスのボリューム(非オーディオ用)
・配線が基板ハンダ付け vs ブレッドボードジャングル
・その他、抵抗、コンデンサのグレードの違い。


あと、このFET HPアンプの消費電力はFET4パラで約60mA。
LEDが約10~20mAとすれば2500mAhのニッケル水素充電池だと30時間以上は持つみたいです。
電池2本なら充電も面倒じゃないですね。


みなさんも何か作ってみてくださいね!( ´∀`)ノシ


このサイトは大学でPM10:30までハンダ付けしていたmontaがお送りしております。
Filed under: Audio & Visual,日記 — monta @ 17:45

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