2013 年 8 月 11 日

[レビュー]キングブレードMAX ver.II


[最終更新:2013.08.16 PM23:00]


メーカー 株式会社ルイファン・ジャパン
発売日 2013年08月10日
定価 2,100円
購入日 2013年08月10日
購入店 ルイファンストア
購入価格 2,100円
ラインナップ MAX II(オレンジ、グリーン、ブルー、レッド、ピンク、イエロー、ホワイト、パープル、ブラック)

SuperTube(オレンジ、グリーン、ブルー、レッド、ピンク、イエロー、ホワイト、パープル、ライトピンク)
光源 単色カラーLED(詳細は本文にて)
電池 単四電池x3
光量切り替え 4段階
先端処理 あり(シールド)
フリッカー、色分離 なし
連続点灯時間 2.5~10時間(メーカー公表値)
※光量によって異なる
全長 25cm
重量(電池含む) MAX II:95g(メーカー公表値)
SuperTube:99g(メーカー公表値)
ストラップの有無 付属
定電圧・定電流回路 なし
ロット情報 初期ロット:2013年08月~


キングブレードMAX II、MAX II SuperTubeシリーズが発売になりました。
表記上紛らわしいので本レビューでは、
キングブレードMAX II=MAX II
MAX II SuperTube=新SuperTube として書いています。


パッケージは先日発売されたX10II同様のスリムな形状です。

本体の形状など共通する部分が多いので以下のレビューもお読みください。
monta@site » [レビュー]キングブレードX10II~フルカラーは第二世代へ




X10IISuperTubeも発売されたので、これで第2世代キンブレシリーズが全て出揃ったことになります。
なお、旧MAXシリーズで発売されていたマットフィルム版ですが、今後マットフィルムはルイファンストアのみで取扱いし、パッケージ単体での発売はないとのことです。
マットの代わりにSuperTubeシリーズが全色揃ったわけですね。
MAX IIシリーズ最大の目玉は、


ほぼ全色にカラーLEDを採用したことです。R,G,Bはもちろんピンク、オレンジ、パープルといったレアなパワーLEDが惜しげも無く使われています。
パープル、ピンク、オレンジで使用されているLEDは以下の写真をご参照ください


どこのメーカー製のLEDかご存知の方がおりましたら是非とも教えて頂きたいです。
オレンジ色については、


新SuperTubeオレンジは白色LEDになっていますのでご注意ください。


カラーLEDだからできる純度の高い発色に惚れ惚れしますね。

■外観■
MAX IIについては外観上細くなった以外で特に変わった点はないので(X10IIのレビューで色々と比較しています)、新SuperTubeを重点的に見ていきます。


SuperTubeの全長は旧SuperTubeよりもさらに短縮され全長19.9cmになりました。これで20cmレギュレーションもクリアできます。
持ち手と発光部がほぼ1:1なシルエットはエコブレードSSを思い出させます。



黒光りする持ち手は高級感を漂わせます。X10IIの時はそうも思わなかったのですが、やはり白光りよりも黒光りのほうがカッコイイですね。スリムマッチョです。整列させると圧巻です。
ただし、持ち手がすべて同じ外観なため、筒と分離した状態ではどのLEDが使用されているのか全くワカリマセン。
サンダー110のように使用LEDの色をラベルで貼ってもらえると良かったです。(たくさんのペンライトを管理している立場の意見です)



レンズは新SuperTubeシリーズ:スモークレンズ、MAX II:クリアレンズ仕様となっています。
ただし、白色LEDについては新SuperTube、MAX II共にスモークレンズ仕様です。


また、新SuperTubeの筒自体も改良され透明度が上がっています。
筒によって透明度は異なり、


一番薄いブルーだと裏側が透ける程度にまで透過します。


中のLEDまで見えてしまうので、少なくとも後ろ側に振り回さない方が良さそうです。



先端処理は旧SuperTubeから改良され、白い反射板のようなものが先端裏側に付くようになりました。
この白い反射板がクセモノで筒の透明度が上がっているため先端裏が白く光っているのが見えてしまいます。


先端裏に白い円が発生しているのがわかりますでしょうか?
白い円が目立つ順は個人的に、
ブルー>オレンジLV1>ピンク>ライトピンク>グリーン>ホワイト>レッド>イエロー
の順です。(ホワイト以下はほぼ気になりません)
白い反射版のメリットは、「振っている時の軌跡がキレイ」「先端を人に向けても眩しくない」ですが、デメリットは「筒の透明度を考慮しないと明らかに色が違う部分となってしまう」ということでしょうか。
色々と考えた上でこの仕様となったのでしょうが、個人的には旧SuperTubeの濃いチューブが好きでした。チューブが濃いと明るさが出ないというデメリットがありますが、UO的な爆発的な明るさを求めない使い方であれば濃い筒+強力な白色LED光源という組み合わせが有利です。
なお、SuperTubeホワイトのチューブを他の本体(カラーLED)に付け替えても使用に耐えうる発色になりますので先端裏が気になるようでしたらお試しください。


そもそも白いチューブ+カラーLEDのコンセプトを具現化したのがX10IISuperTubeですね。


SuperTubeホワイトと10IISuperTubeののチューブは同じものです。

■操作性■


点灯のON/OFFと光量切り替えは従来同様、底面のスイッチで行います。
旧MAXシリーズがスイッチを軽くクリックしただけで点灯してしまったのに対し、MAX II、新SuperTubeシリーズは0.5秒程度スイッチを押し込んでから離すことで点灯するようになっています。運搬中の誤作動防止です
(昨年11月に発売されたSuperBlueシリーズからこのセーフティー仕様になりました)

■発色■
まずは色ムラを見ます。


MAX IIシリーズはオレンジ以外だと色ムラはほぼありません。
オレンジだけでは光源付近がやけに明るくなってしまっています。



新SuperTubeシリーズには色ムラはありません。(ただし先端裏側を除く)
続いて各色を見てみます。

■レッド■


旧MAXレッドはフリッカーがあるので買い替え推奨です。

■グリーン■


旧MAX SuperGreenがあるなら買い替えは不要だと思われます。
■ブルー■


旧MAX SuperBlueがあるなら買い替えは不要だと思われます。
■オレンジ■


新SuperTubeオレンジは旧SuperTubeと色自体がより明るい色に変わり、サンダーと肩を並べるほどになりました。


先端処理についてはどれも一長一短です。

■パープル■


パープルは断然SuperTubeパープルの発色が濃い紫で一番キレイです。
紫は白色LED、フルカラーLEDで再現するにはムズカシイ色なのです。


■イエロー■


イエローも断然SuperTubeイエローが最高です。旧MAXやサンダーが蛍光色に近い黄緑色だったのに対し、ちゃんと黄色になっています。
MAX IIイエローもフィルムが旧MAXから変わっており、自然な黄色に近くなりました。

■ホワイト■


ホワイトはシャイニング系、キラキラ系の方が白色LEDの素直な色がでます。


■ピンク系■


MAX IIのピンクはX10IIホットピンク、旧MAXピンクの中間ぐらい色合いになります。
「ホットピンクだと赤すぎる、旧MAXピンクだと強烈すぎる」という場合に丁度いいです。


実は旧MAXピンクとMAX IIピンクはフィルムが異なっています。
光源がピンクLEDになるのを見越して濃度を薄くし、明るさを上げたのだと思います(旧MAXブルーとSuperBlueのフィルムと同じ関係)
SuperTubeライトピンクはMAX IIピンクと似たような傾向です。


SuperTubeピンクは赤みが強く、X10IIのホットピンクを目指した色だと思いました。
なお、STライトピンクもSTピンクもLEDは共通です。

■X10II■


せっかくなのでX10IIのシャイニング、SuperTube、スモークチューブの発色の違いも載せておきます。色順はプリセット色です。


■消費電流・照度■
※ロット違い、LEDの個体差により同じ電流値、照度になるとは限りません。あくまで目安として参考にしてください
安定化電源を4.5Vに設定した場合の消費電流値を測定しました。
多少の誤差はありますがどのLEDもほぼ同じ傾向です。
MAX II(ST共通)
単位[mA]
LV1 LV2 LV3 LV4
レッドLED 130 210 340 570
ブルーLED 130 230 380 610
ホワイトLED 130 210 370 620
オレンジLED 130 220 360 580
グリーンLED 130 230 360 600
パープルLED 130 220 360 580
ピンクLED 130 230 370 590
照度の測定方法は「コンサート用ペンライトの照度比較」ページに準拠しています。
(電源は安定化電源4.5V、旧X10にX10IIの筒を装着して再測定しています)
MAX II
シャイニング&ST
カラサン220
キラキラ
カラサン110
キラキラ
X10II
シャイニング
旧X10
シャイニング
LV1 LV2 LV3 LV4 HIGH LOW
レッド 83 146 237 387 126 74 90 138 61
 SuperTube 90 153 247 410
ブルー 130 223 369 601 273 163 180 337 252
 SuperTube 139 249 400 628
ホワイト 225 399 656 1091 551 327 369 428 373
 SuperTube 179 311 501 812
オレンジ 127 223 356 575 162 98 117 166 80
 SuperTube 131 239 382 635
グリーン 80 138 224 369 239 149 174 242 138
 SuperTube 86 142 229 374
パープル
(カラサンはバイオレット)
66 118 190 316 278 166 192 352 257
 SuperTube 50 87 144 243
ピンク 77 135 221 363 159 95 116 237 97
 SuperTube
 (ライトピンク)
72 124 201 327
 SuperTube
 (ピンク)
56 101 162 260
イエロー 148 258 432 704 317 191 206 299 155
 SuperTube 184 322 518 839
ブラック 34 59 93 150

■まとめ■
■良い点
・SuperColorsという名に恥じない発色(MAX II発表時の製品名)
・色ムラなし(MAX IIオレンジ以外)
・お値段据え置き
・持ち手が細くなり握りやすくなった

■賛否両論
・新SuperTubeの透明度が気になる
・いささか明るすぎる色がある

■悪い点
・持ち手の判別がしにくい(LED色のシールを貼るなどの運用でカバー)
管理人が特に購入を推奨する色は
新SuperTube:イエロー、パープル、ホワイト(X10IIに使いまわせるため)、レッド
MAX II:レッド(旧MAXから買い替え推奨)
ですね。
これらは買って損はありません。
その他の色につきましては、発色の好みと既にお持ちのペンライトによって推奨度が変わります。
例えばSuperBlue、SuperGreenを既にお持ちならMAX II版は必要ないかなぁと思います。
新SuperTubeオレンジは初代サンダーが手に入らない今なら唯一UO的な使い方ができるペンライトとして君臨できます。
ピンクについてはピンクLED単色もキレイですが、X10、X10IIのピンクも十分キレイですしどちらの色が良いかは好みがあるので一概に推奨できません。

Filed under: ペンライトレビュー — monta @ 01:33

2013 年 8 月 8 日

[レビュー]ターンオン カラフルサンダー220


[最終更新:2013.08.08 PM12:30]


メーカー ターンオン有限会社
発売日 2013年08月02日(キラキラ先行発売)
2013年08月06日(キラキラ一般発売)
定価 3,150円
購入日 2013年08月02日
購入店 でらなんなん秋葉原店
購入価格 2,980円
ラインナップ キラキラ、ホワイト(乳白色)×2サイズ(Basic、S)
プリセット色 1. レッド 2. ローズ 3. ブルー 4. ライトブルー
5. アクアブルー 6. イエロー 7. ライトイエロー 8. オレンジ
9. グリーン 10. ライトグリーン 11. エメラルドグリーン 12. ピンク
13. ピーチ 14. サクラピンク 15. バイオレット 16. パープル
17. ホワイト
光源 フルカラーRGB LEDx1
電池 単四電池x3
光量切り替え 2段階(HIGH、LOW)
リバース(逆送り)機能 あり
先端処理 あり(スポンジ)
フリッカー、色分離 なし
連続点灯時間 2.5~10時間(メーカー公表値)
※色によって異なる
全長 24.7cm
重量(電池・ストラップ含む) 97g(メーカー公表値)
ストラップの有無 付属
配色のユーザーカスタマイズ あり
定電圧・定電流回路 なし
ロット情報 初期ロット:2013年08月~




フルカラーペンライトにおいてキンブレX10シリーズと人気を二分するもう一つの雄「カラフルサンダー」(通称カラサン)にも次世代機が登場しました。
その名はカラフルサンダー220。前機種カラフルサンダー110を2倍しているようです。(そもそもターンオンのシリーズ名に付いている数字って何なのでしょうね?ルーメンかと思いきや、おおよそ110ルーメンもないカラフルプロにも110が冠してあります)



デフォルトのプリセット色は全17色。

ラインナップは、


いつものキラキラ、ホワイト(乳白色)×2サイズ(Basic、S)の計4種です。
キラキラタイプのみ先行発売のようでホワイトタイプは後日発売するとのことです。
どうしてもホワイトタイプが急用でしたらスティックヘッドが480円で単品売りされているのでそちらをお買い求めください。

従来のカラフルサンダー110から以下の点が強化されました。
・配色のカスタマイズができる
 (ユーザー設定と初期設定を瞬時に切り替え可能)
・色の順送り、逆送りができる
・明るさの調節ができる
配色の(ユーザー設定←→初期設定切り替えと、明るさの調節機能がキンブレX10IIに対するアドバンテージとなっています。
それにしてもこのカラサン220、キンブレX10IIの発売が迫った7月中頃に公式サイトで突如発表され、X10IIの発売一週間後を狙ったかのように店頭に並ばせるという対抗意識全開のリリーススケジュールでした。



パッケージスキャン(2250x3352pixel)


取扱説明書が同梱されています。X10IIもそうですが、もはやペンライトは操作方法を簡単に覚えられない域に達しました。
取扱説明書は以下のURLからダウンロードできるものと同様なので当blogではスキャンしていません。
http://www.turn-on.jp/products/colorfulthunder220/products_img/web220sousaguide.pdf
書いてある内容で気になった部分を抜粋します。
カラフルサンダー220は、
みなさまの、ご意見・ご要望をもとに創りました。

●さらにキレイに、明るく、ムラなく、発色発光
→外見の派手さより、ペンライトとしてのLED・レンズ・スティックと、
「光と色に」こだわっています。すべての部品がTurnONオリジナルです。
※特にLEDは市販品と比べ、電流・電圧に対しての光量・発色が違います。
●明るさ2モード=ライブシーンに合わせて明るさ切替2モード
・会場やライブによっては、カラフルサンダー110は明るすぎる
・省エネモードが欲しい・
・カラーによっては、暗くして色目を抑えたい…。
→明るさを2モードに切替えられる設定にしました。

●危険な「目に見えるライトのチラつき=フリッカー」対策
→目に見えるライトのチラつき=フリッカー=オフィシャルではNGです。
「LED電球=500Hz以上」と法令基準*がありますが、ペンライトにはありません。
しかしTurnON雷シリーズは、LED電球基準をふまえ「最低=2,000Hz以上」で製作しています。
*「改正 電気用品安全法 H24.7.1施行」より。

●落下時に電池が飛び出さない電池BOX構造
ライブ会場の暗がりで落としたら、電池が飛び出すはフタはなくなる、
おまけに電池フタを抑えていたネジが見当たらない…
→本体と電池ケースを挟み込んで落下時のそんな事故を防ぐ構造です。

特許申請中
他社を意識しまくりな宣伝文句ばかり並んでいますね。
特にフリッカーに関しては毎回微妙に文章が変わっていて、今回から具体的な法令基準が示されました。今まで一度もフリッカーが出る分身ペンライトを作っていないターンオンだからこそ強く書ける内容ですね。
そして最後の「特許申請中」です。
具体的にどの機構に対しての特許なのかわかりませんが(電池BOX構造単体に対してなのか、それを含めたペンライトシステム全体なのか)、ペンライトに対して企業間で特許やパテント代の応酬合戦がはじまるとは凄い時代になったものです。

■外観■


全長は旧カラサン110と同じく24.7cmです。
持ち手の太さは2mmほど細くなりました。



重さは電池、ストラップ込みで99.6g。(X10IIは95.8g)
持ち手部分の重さ(電池、ストラップなし)を測定したところ興味深い結果が出ました。


・カラサン110:48.3g
・カラサン220:44.5g (-3.8g)
・X10 :41.1g
・X10II:40.7g (-0.4g)
総重量は別として、カラサン220の方が旧機種から軽量化されたということでしょうか。




外観のシルエットはカラサン110と比べて明らかに洗練されました。
特に持ち手のカーブが、


カラサン110だと直線部分がありましたが、220ではすべて曲線になりました。


それでもオーガニックデザイン全開のキンブレX10IIと比べるとまだまだ角張っている気がしますね。あえて似せないように作っているのだと思いますが。



冷却用の排熱口を増やすと同時に、「CONCERT PENLIGHT」のシールが小さくなりカッコ良さがやや増しています。(個人の感想です)
一部の人から「カラサンはキンブレより外観がオモチャっぽい」という意見がありましたが、その原因の一つが大きく貼られたシールだったと思います。



裏面にはボタンが3つ増設されました。
この3つのボタンと


底面の1ボタンの計4つの黒いボタンで操作することになります。



電池ボックスは特に変わっていません。



先端処理はキラキラタイプだと従来のスポンジ、ホワイトタイプではスポンジがなくなるとのことです。ホワイトタイプは筒自体が乳白色なのでスポンジがなくとも光を十分遮断できるという判断なのでしょう。



レンズは変化があり、リフレクタより前にあった羽根?がカラサン220ではなくなりました
どれほど効果があるのか気になって光を見てみましたが、


カラサン220の方が光がぼやけないで直進しているように見えます。
ちなみにカラサン110にあった「根本に原色が見える現象」ですが、


やや改善されたように見えます。


■操作性■


Aボタン…順送り
Bボタン…逆送り
Cボタン…機能呼び出し
Dボタン…電源ON、OFF

【ライトON、OFF】 Dボタンを0.5秒長押しで点灯→最後に使用した色と明るさからスタート
Dボタンを2.0秒長押しで点灯→色をリセットしてスタート
点灯中にDボタンを2.0秒長押し→消灯

カラサン110では最短1.0秒長押ししないと点灯しなかったところ、220では0.5秒で点灯できるよう改善されました。(カラフルプロと同じ仕様です)


【色の切り替え】 Aボタン…順送り、Bボタン…逆送りで操作するだけです。直感的ですね。
色の順番は初期設定だと、
1. レッド → 2. ローズ → 3. ブルー → 4. ライトブルー →
5. アクアブルー → 6. イエロー → 7. ライトイエロー → 8. オレンジ →
9. グリーン → 10. ライトグリーン → 11. エメラルドグリーン →12. ピンク →
13. ピーチ → 14. サクラピンク → 15. バイオレット →16. パープル →17. ホワイトの順です。
ピンク字が新たに追加された色で、カラサン110に慣れた方は最初混乱すると思います。その場合、色の順番を好きなように変えてください。
余談ですがカラフルプロも全17色で2.ローズが2.エンジレッドになっているだけの違いです

【明るさの切り替え】 底面のDボタンを押しながらBボタンを押すことで明るさがHIGH←→LOWに切り替わります


配色のカスタマイズについては手順が長いのでPDFを参照してください。
カラサン220は自分でカスタマイズした色と初期設定の17色モードを切り替えられるようになっています。
http://www.turn-on.jp/products/colorfulthunder220/products_img/web220sousaguide.pdf
実際に使ってみた感じですが、操作のスピードを求める場合2つほど気になる点がありました。

1.電源OFF状態からON→任意の色に切り替えるのに2アクション必要
底面のDボタンと色切り替えボタン(ABボタン)が離れているため、親指だけで操作する場合は持ち方を変える必要があります。
かと言って、X10IIのように底面にボタンを集中させるとタイムラグはなくなりますがボタンの方向がわからなくなったり、同時押しがシビアになったりするので一概に正解とは言えません。
カラサン220の場合、やや不安定な持ち方になるものの小指でDボタンを押して点灯→親指で色の切り替えをするという操作だとタイムラグを減らせました。
一番確実なのは両手を使うことですが、左右の手にペンライトを持っているとそれもまた不便ですね。

ただし、点灯している状態から色を切り替える場合には、持ち方を変えることなく自然にABボタンが押せるので非常にスピーディーです。※浅い持ち方に限る。詳細は以下。

2.持ち方によっては色の切り替えボタンに指が届かないことがある


↑のように小指が余る程度に浅い持ち方なら問題なく親指で押せます。



持ち手全体を手のひらで包む持ち方の場合、ABボタンが小さいため親指では押しにくくなります。親指の腹ではなくツメや側面を使うと良い感じでしょうか?
ABボタンが小さいのは複数持ちした時に誤作動させないためだと考えられます。
排熱口を塞がないためにも浅い持ち方の方が良いようです。

■発色■
最近のターンオンシリーズで言及する必要はないほど、


色ムラはほぼありません。

それでは各色を見てみましょう。
※写真ではカラサン220、キンブレX10IIが旧機種(カラサン110、X10)より色が薄く見えることがありますが、明るさが旧機種より上がっているため結果として白飛び気味に写ってしまってるだけです

※ロット違い、LEDの個体差により写真と同じ色になるとは限りません。あくまで目安として参考にしてください
■ホワイト■


カラサン系は青緑に寄った白で、X10系は紫色に寄った白なのは旧機種も新機種も変わらない傾向のようです。多少の改善は見られますが、やはり白色LEDを使ったペンライトを使うべきですね。

■レッド■


特に差は出ません

■グリーン系(ライトグリーン、エメラルドグリーン含む)■


カラフルプロでは「ライトグリーンとエメラルドグリーンの差が微々たるものなので無駄に入れなくて良いのでは?」という結果でしたが、カラサン220のエメラルドグリーンは差別化できています。

■ブルー系(ライトブルー、アクアブルー含む)■


カラサン220のアクアブルーとX10IIのターコイズは共に新色ですが似たような色です。

■オレンジ■


UOや大閃光オレンジの代替目的として使うならキンブレSuperTubeやサンダーシリーズをお買い求めください。
■ピンク系(ローズ、ピーチ、サクラピンク含む)■


ピンク系はカラサン220で4色もあるので選び放題です。
ピーチ、ローズがやわらかなピンク色なので好きですね。
サクラピンクは電池の消耗が激しいので使う時にはご注意ください。

■イエロー系(ライトイエロー含む)■


ライトイエローは「ひよこ色」とでも言うのでしょうか?もちろんアイマス現場ではボタン電池式以外のペンライトは使用できません。


■バイオレット、パープル


旧機種、新機種共に大きな変化はありません。ねぷねぷです。

■照度・消費電流■
※ロット違い、LEDの個体差により同じ電流値、照度になるとは限りません。あくまで目安として参考にしてください
安定化電源を4.5Vに設定した場合の消費電流値を測定しました。
どの色が電池を消耗するかの目安にしてください。
カラサン220
キラキラ
カラサン110
キラキラ
HIGH LOW
1. レッド 210 130 160
2. ローズ 240 150  
3. ブルー 220 140 180
4. ライトブルー 290 180 340
5. アクアブルー 420 260  
6. イエロー 350 220 280
7. ライトイエロー 430 260  
8. オレンジ 240 150 190
9. グリーン 240 150 180
10. ライトグリーン 150 100 180
11. エメラルドグリーン 320 200  
12. ピンク 240 150 190
13. ピーチ 200 120 170
14. サクラピンク 330 210  
15. バイオレット 240 150 210
16. パープル 320 200 260
17. ホワイト 520 300 410

照度の測定方法は「コンサート用ペンライトの照度比較」ページに準拠しています。
(電源は安定化電源4.5V、旧X10にX10IIの筒を装着して再測定しています)
カラサン220
キラキラ
カラサン110
キラキラ
X10II
シャイニング
旧X10
シャイニング
HIGH LOW
レッド 126 74 90 138 61
ブルー 273 163 180 337 252
ホワイト 551 327 369 428 373
オレンジ 162 98 117 166 80
グリーン 239 149 174 242 138
パープル
(カラサンはバイオレット)
278 166 192 352 257
ピンク 159 95 116 237 97
イエロー 317 191 206 299 155
ライトグリーン 186 113 176 327 158
ライトブルー 370 221 347 439 370
ライトピンク
(カラサンはピーチ)
137 81 102 262 162
バイオレット
(カラサンはパープル)
278 166 198 325 296
ライトイエロー 414 252      
ローズ 177 105      
サクラピンク 295 177      
アクアブルー 547 330      
エメラエルドグリーン 381 229      
ライム       275  
ターコイズ       565  
ホットピンク       152  
気になるHIGHモードとLOWモードの差ですが、LOWモードは消費電流値、照度共にHIGHの約60%出力となります。
ただ、LOWモードで暗いかと言うと「十分明るい」と言えるレベルです。
ターンオン自身が取扱説明書で「会場やライブによっては、カラフルサンダー110は明るすぎるという声にお応えしました」と書いていますが、旧カラサン110に肉薄するレベルの照度なのでもっと暗さを求めていたユーザーには微妙でしょう。個人的にはカラフルプロ程度の明るさにまで落とせるモードがあると使い勝手がいいですね。(HIGH-MIDDLE-LOWの3段階)

■分解■
※分解及び改造行為を行ったペンライトは安全性が保証できないためライブ会場に持ち込まないでください。


従来のカラサン110、サンダー110よりヘッド部分の1つパーツが削減されて(一体化されて)、分解が容易になりました。



底面のスイッチは色以外従来と変わっていません。



TurnONがオリジナルだと謳っているLED。



LEDとヒートシンクを動かすとリード線がもげてしまいそうなので隙間から眺めるだめに留まりますが、手前にある14pinがマイコン、奥にある8pinが配色記録用のEEPROMだと推測されます。


スペースの都合上、メイン基板と垂直になるようにスイッチ基板が取り付けられているのが印象的でした。

■まとめ■
■良い点
・物理ボタンによる色の順送り・逆送り機能
・お値段据え置き
・プリセット色が豊富(色の差別化ができている)
・配色のカスタマイズが可能
・色ムラなし
・形状が旧カラサン110よりカッコよくなった(個人の感想です)

■賛否両論
・LOWモードよりさらに暗いモードがあっても良い

■悪い点
・ボタンが増えすぎて操作方法がわかりづらい
基本スペックに欠点はないので買って損はありません。
ただ、キンブレX10IIの時も思いましたが、ペンライトが高機能化するに従って操作方法も難しくなってしまいましたね。
レビューのために散々ON・OFFを繰り返していると、単色ペンライトのようにボタン1つでON・OFFできるシンプルイズベストな操作方法が恋しくなりました。


Filed under: ペンライトレビュー — monta @ 12:14

2013 年 8 月 3 日

[NEWS]キンブレファイター改めキンブレアイライトが発表


ルイファン・ジャパン KING BLADE iLite



アニメコンテンツエキスポで展示されていたキングブレードFIGHTER(ファイター)が、名称をiLite(アイライト)に変更し8月下旬に発売されることが判明致しました。
■発売日:8月下旬を予定

■価格:780円(税抜き)、819円(税込)

■ラインナップ:全10色ORANGE/GREEN/BLUE/RED/PINK/YELLOW/WHITE/PURPLE/TURQOISE/BLACK

■電源:LR44x3

■点灯時間:約6時間以上

■全長:iLiteグリップ16.7cm、FIGHTERグリップ装着時19.3cm

■付属品:ストラップ/取り替え用FIGHTERグリップ
注目すべき点としては指の間に挟みやすいファイターグリップと標準のグリップ両方が付属することでしょうか。用途に合わせて形状を変化できるということですね。

なお私信ですが、土日は水樹奈々 LIVE CIRCUS西武ドーム公演に万全の態勢で臨みたいため、


カラフルサンダー220のレビューについては月曜以降に更新させていただきます。
誠に申し訳ございません。
イベントに行かない人間がペンライトを語るのもアレですので、ここは何卒ご了承ください。
Filed under: ペンライトニュース — monta @ 00:00

2013 年 7 月 27 日

[レビュー]キングブレードX10II~フルカラーは第二世代へ


[最終更新:2013.07.28 AM02:10]


メーカー 株式会社ルイファン・ジャパン
発売日 2013年07月25日(シャイニング、スモーク)
2013年08月08日(スーパーチューブ)
定価 3,150円
購入日 2013年07月25日
購入店 でらなんなん秋葉原店
購入価格 2,775円
ラインナップ シャイニング、スモーク、スーパーチューブ
プリセット色 1.RED→2.BLUE→3.WHITE→4.ORANGE→5.GREEN→
6.PURPLE→7.PINK→8.YELLOW→9.LIGHT GREEN→
10.LIGHT BLUE→11.LIGHT PINK→12.VIOLET→13.LIME→14.TURQOISE→15.HOT PINK
光源 フルカラーRGB LEDx1
電池 単四電池x3
光量切り替え なし
リバース(逆送り)機能 あり
先端処理 あり(シールド)
フリッカー、色分離 なし
連続点灯時間 3~10時間(メーカー公表値)
全長 25cm
重量(電池・ストラップ含む) 95g(メーカー公表値)
ストラップの有無 付属
配色のユーザーカスタマイズ あり
定電圧・定電流回路 なし
ロット情報 初期ロット:2013年07月~


これまで発売された市販フルカラーペンライト(便宜上、第一世代)のトレンドは以下の通りだったと考えています。
■第一世代のトレンド
・色をプリセット色の中から選べること
・全長25cm以内に収まっていること(レギュレーション対策)
・先端処理がされていること
・操作性が良いこと
・フリッカー(色分離)がないこと
・色ムラがなく、発色が良いこと
市販フルカラーペンライトの登場から早1年、これら第一世代のトレンドは出来て当たり前の状況になっており、時代の趨勢はさらなる高機能化へと向かい始めました。
当blogでは第二世代のフルカラーペンライトに求められる機能を以下のように(勝手に)予想しています。
■第ニ世代のトレンド
・配色のカスタマイズができること
・色の調光がRGBごとにできること
・色の順送り、逆送りが直感的にできること
・明るさの調節ができること
・白色の発色を改善
・定電圧、定電流回路を搭載することで電池が消耗しても色のバランスを保つこと
・電源OFFからONまでの反応の良さと誤作動防止を両立すること
もちろんこれら全機能を満たしていては価格が跳ね上がるばかりでユーザーとしては良くありません。
ただ、他社への差別化として一部の機能を搭載してくる製品はあるでしょう。
今回取り上げるキングブレードX10IIは第二世代のトップバッターとして配色のカスタマイズ、色の順送り・逆送り機能を搭載したペンライトです。
※色の逆送りは先日発売されたカラフルプロでも実装されていますが、実用的な操作方法ではなかったので除外しました。

パッケージ


ver.IIシリーズ誕生に合わせてパッケージも小型化・オサレ化されました。
従来品の約半分のサイズとなっており、陳列する店側も大助かりなのではないでしょうか。



QRコードも載っています。http://ruifan.co.jp/kb2_info.html


操作方法がやや特殊なため、マニュアルが同梱品に加わりました。



マニュアルスキャン

■外観■


全長は旧X10と同様に25cmで、持ち手は2~3mm細くなっています。


また、今回の発売日には含まれていませんが後ほどスーパーチューブタイプ(全長19.9cm)も発売されます。




重量は電池、ストラップ込みで95.8g



このように持ち手がスマートになっています。特に尻側の膨らみがキュッとシェイプアップされました。
また、表面の質感も変化しており旧X10のザラザラに変わって、X10IIはパールホワイトなツルツルボディになりました。
一見、滑りそうですが汗をかいた手では、逆に旧X10のザラザラ表面の方が滑ってしまうのです。



「KING BLADE」の印字は黒色から銀色に変わっているため、見る角度によっては読みづらくなりました。



排熱用の通気口は下を向くように変更されており、旧X10のように汗などの水分がダイレクトにヒートシンク、基板に流れこむことがなくなりました。



電池は単四x3。電池スペースと比較すれば持ち手がどれだけ細くなったかイメージしやすいですね。



先端処理パーツはX10IIからまた新しいタイプが導入されました。


X10IIの先端処理パーツは筒のフチを覆うように変更されており、フィルムと先端との隙間から光が漏れるのを防ぐようになっています。



筒自体にも「RUIFAN」の刻印が加わりました。



レンズは旧X10二次ロット同様、スモークレンズ仕様です。

■操作性■
全ての操作は、


底面にある2つのボタンで行います。


ストラップ側にあって表面がザラザラの方をBボタン、ツルツルな方をAボタンとしています。



デフォルトモード(15色カラーチェンジ)のご使用方法 ● ON・・・スイッチAとスイッチBを同時に軽く押し、指を離してください。
(長押しすると、1番の色から始まります。)

● OFF・・・スイッチAとスイッチBを同時に1秒押してください。

● カラーチェンジ・・・スイッチAを押すと下記の色順に変わり、スイッチBを押すと色順が逆戻りします。

1.RED→2.BLUE→3.WHITE→4.ORANGE→5.GREEN→6.PURPLE
→7.PINK→8.YELLOW→9.LIGHT GREEN→10.LIGHT BLUE
→11.LIGHT PINK→12.VIOLET→13.LIME→14.TURQOISE→15.HOT PINK


メモリー機能(色順・色数の変更)のご使用方法 ①OFFにした状態で、スイッチBを5秒間長押ししてください。→REDが点滅します。

②スイッチAを押すと色が変わります。スイッチBを押すと色が選択され、点滅が速くなります。
設定したい順に色を選択してください。(最大30番まで設定可能)

③色を全て選んだら、スイッチBを長押ししてください。→OFFになり、設定完了となります。

※設定完了後のON/OFF・カラーチェンジ方法は、デフォルトモードと同じです。
※30番目を設定すると自動でOFFになり、設定完了となります。


メモリーのリセット方法 ①OFFにした状態で、スイッチBを5秒間長押ししてください。→REDが点滅します。

②スイッチAを長押ししてください。→OFFになり、色順・色数がデフォルトモードにリセットされます。
※電池を交換しても、設定中のメモリーは保持されます。

普通に点灯、消灯させる分には旧X10が同時押しになっただけなので迷うことはありません。
ただ、同時押しの判定に余裕がなく、0.2秒以内程度で同時押ししないと認識されないので、待てども待てども点灯できない(消灯できない)というトラップに陥る恐れがあります。
もう少し同時押しの判定時間に猶予があればよかったですね。

色の切り替えですが、(まだ私が慣れていないという点もありますが)どちらがAボタンかBボタンか判別しにくいです。
一応、Bボタンは表面がザラザラしていますが注意深く意識すれば分かる程度のザラザラ具合なので瞬時の判別は困難です。つまり、順送りしたいときに誤って逆送りしてしまうことがあるのです。
個人的には表面で判別するよりストラップの位置で判別した方が確実だと思います。
※自分が使う少数の色だけをプリセットしておけば順送り、逆送りのどちらになっても連打で解決できます。

また、円形を2分割した形状のため、片方のボタンを押したつもりが方向が90度ズレていて分割線の中央を押していたこともありました。(点灯中に同時押し長押しで消灯します)
誤操作を防止するには、片方のボタン形状を差別化したり位置を離すなど設計レベルでの見直しが必要と思われます。

■発色■
キンブレシリーズで言及する必要はないと思いますが、


色ムラはありません。

■レッド■


X10IIが旧X10より薄く見えるのはあくまで明るさが上回っているからでして、肉眼ではX10IIが鮮やかな赤色です。

■グリーン■


■ブルー■


G,B系は差が出ないのでサクッと飛ばします。

■ホワイト■


旧X10の紫がかった白よりかは白く見えるようになりました。
ですがやはり白は白色LEDのペンライトを使うべきだと自負しています。

■オレンジ■



■パープル■



■ピンク、ホットピンク■


ピンクはX10IIと旧X10で色味が異なるので注意が必要です。


旧X10のドピンクと比べて、マイルドなピンク色になりました。
代わりにホットピンクという新色がプリセットされました。


ホットピンク色は赤みが強いピンク色でこれまでにない発色をしています。

■イエロー、ライム■


新色のライムがプリセットされました。
従来のフルカラーペンライトのイエローは赤に寄っている傾向でしたが、ライム色は赤みを抑えた爽やかなイエローが特徴的です。

■ライトグリーン、ターコイズ■


ライトグリーンも旧X10から色味が変化しています。


X10IIのライトグリーンは薄いエメラエルド色のようなバランスになっていて、普通のグリーンと差別化されています。
また、新色のターコイズはライトブルーをやや緑に寄せた色になります。

■ライトブルー■



■ライトピンク■


ライトピンクも旧X10から色味が変化しています。
旧X10の紫っぽい色からサクラピンク色になりました。

■バイオレット■


ねぷねぷ。

■照度・消費電流■
安定化電源を4.5Vに設定した場合の消費電流値を測定しました。
どの色が電池を消耗するかの目安にしてください。
X10II[mA] 旧X10[mA]
レッド 150 100
ブルー 200 170
ホワイト 290 350
オレンジ 170 130
グリーン 160 160
パープル 230 190
ピンク 210 130
イエロー 260 210
ライトグリーン 210 170
ライトブルー 270 310
ライトピンク 230 180
バイオレット 230 260
ライム 220  
ターコイズ 350  
ホットピンク 170  
照度の測定方法は「コンサート用ペンライトの照度比較」ページに準拠しています。(電源は安定化電源4.5Vです)
旧X10にX10IIの筒を装着して再測定しています。
シャイニング スモーク
X10II[Lx] 旧X10[Lx] X10II[Lx] 旧X10[Lx]
レッド 138 61 107 51
ブルー 337 252 275 190
ホワイト 428 373 339 293
オレンジ 166 80 125 68
グリーン 242 138 180 110
パープル 352 257 287 198
ピンク 237 97 188 80
イエロー 299 155 226 128
ライトグリーン 327 158 248 126
ライトブルー 439 370 351 287
ライトピンク 262 162 208 131
バイオレット 325 296 260 234
ライム 275   206  
ターコイズ 565   438  
ホットピンク 152   121  
全体的に照度が増しています。レッドやオレンジは旧X10より2倍明るくなりました。
その他の色については色のバランス自体が変わっているので一概に何倍とは言えません。
しかし、明るければ万事それでOKかと言うとそうではなく、小さい会場やライブビューイングなどでは逆に使いにくくなりました。(なので、カラフルプロのような適度に明るいフルカラーペンライトと使い分けています)

■分解■
※分解及び改造行為を行ったペンライトは安全性が保証できないためライブ会場に持ち込まないでください。


まず鏡面リングを引きぬきます。旧キンブレMAX、X10よりも抜きやすくなりました。



隙間を徐々に広げていきます。



開けました。
これより先の分解は不可逆的な破壊が必要になります。


基板を引き抜きました。



EEPROM(8pin)はATMELの24C02シリーズ、マイコン(14pin)は印字が消えているので私の力では判別不能でした。
以下は写真ギャラリーです。


■まとめ■
■良い点
・市販ペンライトとしては初の物理ボタン式順送り・逆送り機能
・お値段据え置き
・旧X10で発色が微妙だった色が改善されている
・配色のカスタマイズが可能
・過去のキンブレで培った良い点はすべて踏襲

■賛否両論
・明るさが向上
 (明るすぎることで使いにくくなることもあります)

■悪い点
・ボタン操作に慣れが必要

Filed under: ペンライトレビュー — monta @ 23:59