2007 年 6 月 27 日

今さらGTXP




Game Theater XPです。
祖父でずっと中古3980円で売れ残っていたのですが、あまりに場所を取って邪魔らしく値下げ処分価格2480円になっていたのでつい買ってしまいました。


こんにちは、montaです。


Game Theater XPと言えば、前にも少し触れた通り2001年ぐらいの高級サウンドカードです。当時は2万円ぐらいしました。
あのゴツイ外付けボックスに心底惹かれたものでした。
今となってはただの16bit 48KHzまでしか対応していませんし、ドライバもASIOなんて使えないですし、デジタルで44.1KHzピュア出力も出来ないといういささか古い設計ですね……。
でも、外見だけはカッコイイからいいのです( ´∀`)

なお、ドライバはVistaにも対応したバージョンが出ていますのでしばらく安心です。




サウンドカードと思えないほどでかい箱です。




デザインが気に入っている外付けボックスこと「external rack」
ピンアウトはすべて金メッキ処理。




サウンドカード部




コントローラはCirrus LogicのCrystal CS4630
現在Cirrus Logicはサウンドコントローラから撤退……

Crystal系は「特筆すべき点はないが質実剛健に動いてくれる」というイメージです。




CS4630はデュアルコーデック仕様で、「CS4294-JQ」 (SoundFusion audio/docking codec 97 (AMC 97) )が2つ接続されています。
一個で20bit 4ch出力ができます。2つ組み合わせることで8ch = 7.1ch出力が可能となります。
ちなみにGTXPにはバリエーションモデルとして、無印GTXPとGTXP6.1とGTXP7.1があるのですが、どれも中身は同じでドライバの進化によってCS4294の制御が変わっただけです。
つまり無印GTXPでも最新ドライバで7.1ch出力が出来ます。




サウンドカード部の端子は至ってシンプル。
external rack用の太い端子とキャプチャーカード用のAUX INのみ。カード上にはCD IINとAUX INのコネクタも。




サウンドカードとexternal rackを接続する太くて逞しくて黒光りするケーブル(*´Д`)ハァハァ
つか、太いにもほどがあるだろww 取り回しが大変です。




external rackをご開帳




ヘッドフォン出力とマイク入力は本格的な6.3Φ仕様(;´Д`)ハァハァ




「APA2308」というclass AB stereo headphone driverで増幅させているようです。
High Signal-to-Noise Ratio:100dB
Low Distortion:-65dB




マイク入力の先には「74HC4066」というQuad Analog-Switchが。
何を切り替えているのか不明……。マイクブーストのon offあたりでしょうか?




「33079」はオペアンプだと思います。(MC33079でググれば色々出てくる。)
Low Noise Dual/QuadOperational Amplifiers。



海外のALPHA社製の2連ボリューム(Aカーブ 50kΩ)
参考に同じALPHA社製の2連ボリュームの価格。1個788円もするのですか!?




2階建ての基板同士はおそらく真鍮のスペーサーでガッチリと固定。

結論から言うと、ある一点を除けばかなり作りがいいです。
で、ある一点とはGSCのコンデンサがてんこ盛りということなんですね(‘A`)
経年劣化が心配です。



似たようなコンセプトのサウンドカードにTerraTecのDMX 6FIRE 24/96というものがあります。



DMX 6fireはコントローラが現在主流のEnvy24で、最大24bit 96KHzまで対応していて入出力も豊富だし出音もクリアで心惹かれるものがあります。
新品はもちろんあまり中古でも見かけないのが難点です。



このサイトはヤフオクで1000円で落札されているのを見て悲しくなったmontaがお送りしております。半年前は2~3000円ぐらいが相場だったのに……。
Filed under: Audio & Visual,PC,日記 — monta @ 23:59