2007 年 4 月 12 日

入力デバイスマニアックス:マウス『M-D9URBK』




『M-D9URBK』

メーカー:エレコム
URL:KUNAC マウス Plus – M-D9URシリーズ

種類:光学式無線マウス
インターフェース:USB
サイズ:小型
電源:単4電池2本
分解能:800dpi
電波到達距離:最大30m

定価:7,875円
購入日:2007年4月12日
購入店:あきばお~参號店
購入価格:800円
販売形態:メーカー保証無し新品バルク


●理想の小型マウスを求めて
これまで筆者はエレコムの「M-BG2URCR」という小型マウスを使用していたのだが、最近はホイールの表面が摩耗してしまい思うように回転しない症状に悩まされていた。



・「M-BG2URCR」

これではストレスが溜まる一方で仕方がないので代替品を探すことにした。


・持ち運びにラクなように小型
・5ボタン、チルトホイール等の付加機能がある。
・安価

上記の条件を満たすマウスを探したところ、小型マウスで5ボタン、チルトホイールが付いているものはほとんど無いということに気が付いた。

何の変哲も無いマウスを買うのはツマラナイと思い、無線式を候補に入れたところ、丁度あきばおーでこのM-D9URBKが格安で販売されているのを発見、購入となった。

メーカー保証なしの新品バルクでの販売であったが全く問題なく使えている。


●無線の進化
エレコムのwebサイト紹介文によれば
高周波数2.4GHz帯、 DS-SS方式 (直接スペクトラム拡散方式) のデュアル通信システムを採用することで、従来の約30倍(当社比)の電波到達距離を実現したUSBワイヤレスマウスです。
とのことで、実際に使ったところ6~8畳の部屋であれば端から端まで電波が届くことを確認した。

筆者は以前LogitechのM-RM63という初期の無線マウスを使っていたが、M-D9URBKはレシーバーまでの高さ、距離、障害物全ての点でM-RM63を遙かに上回る操作性を実現しており、テクノロジの進歩を実感した。




・『M-D9URBK』と大きさ比較

レシーバー部は本体に収納でき、持ち運びの際に無くす心配はない。
取り出しもボタンを押すだけで押し出されてくる。




・レシーバーを本体へ収納

電池は単4を通常2本使用するが、電池1本の低電圧でも動作するように設計されていて、出先で電池が1本しか確保出来なかった時等で威力を発揮するだろう。



・電池
ちなみにこの電池はあきばおーで1本209円で買った、エネループではなく、「POWER LOOP」というニッケル水素充電池であるのだが、性能はもちろん本家には及ばないので過度の期待をしてはいけない。



・ごく普通の赤外線

●定価ほどの魅力は…… さて、肝心の使用感であるが、やはり無線式のため気にならない程度ではあるがラグはある。

800dpiのマウスは一般的にはマウスを動かした距離に対するカーソルの移動距離が長いので、細かい作業には向かないとされるが、小型マウスの場合では手の加減で微妙なコントロールも可能であるのでPhotoshopでの作業も行えるはずである。
クリック感は引っかかりもなく良好。

しばらくマウスを動かさないでいると自動で電源がOFFになるが、また復帰する場合は何かボタンを押せばいいという省電力機構も電池に優しい。


しかし、これで定価7875円は高いのではないだろうか?

量販店で買う場合は5000円台になっていると思うが、それでも微妙に感じてしまうのは筆者が特価品しか買っていないからだろうか?

7875円も出せばデスクトップ向けのハイエンドレーザーマウスや、多機能トラックボールも十分レンジに入る今、ただの無線式というだけでこの価格設定は強気すぎるのでは。

結果として、あきばおーにバルクが大量に積まれていたことからあまり売れなかったのだろう。

せめて分解能を400dpi、800dpi、1600dpiで切り替えられたり、チルトホイールを搭載して欲しかったところである。

●こんな人にオススメ! ・安価で、由緒ある小型マウスが欲しい
・無線式に手を出してみたい





・ギャラリー

Filed under: 入力デバイスマニアックス — monta @ 23:59

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